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【8ジャム】細野晴臣インタビュー YMO特集 打ち込み、CUTE。  

打ち込み

デビューから約47年がたちますが、昨今の音楽にYMOの影響を感じることはありますか?

いや...特に感じないんですよね。たまたま僕たちは先にやってただけで、機材が初めて目の前に売られていたことを知って、誰も使っていなかっただけで。

打ち込みという言葉はそもそもたぶんYMOからだと思うんですよ。数字を打ち込んでいたのでね。今は数字打ち込んでやってる人はいないので。そういう意味では普通の、ギター弾いたりそういうことと同じようにみんなやってる。

決して、僕たちが特に影響したという感想は持っていないです。

CUTE

YMOは「世界で聴かれる」ことを目標のひとつとして掲げていたそうですが、このように広く世界で聴かれるようになったカギはどんなところにあると思いますか?

日本でも世界でも割と新しい音楽だったので、それほど多くの人が聴いてないわけで。世界の少数派って、音楽のマニアがいるわけですね。そういう人たちに向かって...そういう世界の見え方もあるんだなと思って。ベストセラーとか、そういうこと考えずに少数派の音楽マニアに向けて発信しようと思ったんです。みんなの好奇心をくすぐったというかね。

でも、ロンドンでやった時に若い女の子が追っかけてきて「CUTE」って言ってくれたんで、そこからなんか自信がついたわけですね。ああ、これで良いのか、と。

僕たちのあこがれはクラフトワークとか、鉄壁のコンセプトを持っているような、ドイツ的な構築力のある、そういうテクノだったんですけど、やっぱり僕たちの足元を見ると、畳と障子の文化だったというのは感じる。

それでも「CUTE」って言われると、あ、軽薄さも良いなっていう...ちょっと嬉しかったですね。

オモチャ

YMOがこれだけ「初めて」「新しい」ものを取り入れられた理由はなんでしょう?

オモチャですよね。子どもがオモチャを見つけて遊ぶ感じがすごくあると思います。当時は同時にアーケードゲームという...テレビゲームですよね。そういうものの走りでもあったし、それも同じように遊んでいたので。

そっくりなんですよ、音楽とゲームって。たぶん、今の若い人もそう思ってんじゃないかな。

オモチャの扱い方をこなすまでの試行錯誤って面白いんですよ。最初は全く分からないんですよ。僕たちみんなもともとミュージシャンで、いまだにやってるわけなんですけど。

ミュージシャンからすると、何も弾かなくて音楽ができることが驚きだったんです、最初はね

数値で音楽ができる、数値を打ち込むことで違う音楽ができる。

最初は悩みましたけど...「ベース要らないんだ」と思って。自分が弾かなくていいんだっていう。それがだんだん面白くなってきたってことですね。リズムが全く違うからね、自分と。均等なんでね。自分はそういう風に弾こうとは思ってなかったんで、機械の音楽って面白いなと。幸宏はそれと戦ってたというか。みんな嫌がるんですよ、ドラマーは。合わせるのが。でも幸宏だけはそれが楽しいって感じでやってましたね

若いミュージシャンたちへ

今の若い人もそう思う人が増えてるのかもしれないけど単に商業主義だけでは音楽できないよっていう。だんだんみんな芽生えてんじゃないかなと思いますよね。あまりセールスのことを考えずに好きなことをやっていくっていう...そういう人が増えてるような気がしますね。(自分は)もう好きなことしかやってないです

いろいろプレッシャーもあったんですけど、テレビ出なきゃいけなかったり...結局は楽しんでましたね。音楽が好きだって気持ちは、多分一番大事なんじゃないですかね

最後10分弱だけのメッセージ。もう少し長いかと思った