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【アナザーストーリーズ】ベルサイユのばら 池田理代子 榛名由梨 初代オスカル

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池田理代子ベルサイユのばら

時代背景

私の時代で23を過ぎて結婚していないと、いき遅れって言われました。仕事を辞めて家庭に入る。もし外に出て働くにしても、夫の許可がいる時代だったんですね。

大学に入って、親との意見の衝突とかいろいろあって、家を飛び出して。自活をはじめて。(漫画は)食べていくための手段でしたね。

構想~ピエール・ユラン

決まっていることはあるわけですね。何年に革命が起きて、とか。あとはできるだけ自由に。

フランス衛兵隊の隊長は実在の人物。その人(ピエール・ユラン)を描きたかったけれども、やっぱりね、男性の軍人が日常的にどんなことを考えて、朝起きたら何をしてどうやって生活してるか想像がつかなかったので、女性にするしかなかった。

結構悩みました。一人の女性として成長していくわけですから、いろいろとても細かいことを考えて生理が来たらどうするんだろうとかすごく悩みました。

当時ボクサーだった、カシアス・グレイ、モハメド・アリアメリカで徴兵拒否をしたために、最終的にそれから7年間、ボクサーの資格をはく奪されて、リングに上がれなかったんですね。それでも自分を曲げないで、彼の行動がベトナム戦争反対運動を大きくしていった。自分の信念を貫けるんだ、とインスパイアされました。
※当時の歴史ものといえば「三国志」、歴史漫画は男の世界で、女子供にはウケない認識が強かった。

そのとき担当していた方(編集者)に「過ぎてしまった過去のことなんか描いて何になるんだ」って言われて、その人とは歴史というものに対しての認識が全然合わないから、担当を外してもらいました。人気が出なかったら連載ストップでも構わないということで。

自分が描きたいものを描いて、それを読む人。自分の年齢とか、おかれている立場で受け止められるもの、見逃してしまうこともあるだろうし。だから、50周年なんて驚き(笑)半世紀と思うと、ちょっと途方もない期間。

宝塚

手塚治虫

幼少期を宝塚市で過ごし、舞台にも足しげく通った「僕は女性が描けないんです。女性を描くと、宝塚になっちゃうんです」
モデルは淡島千景といわれている
リボンの騎士(1) (手塚治虫文庫全集)

宝塚歌劇団脚本・演出家 植田紳爾:10代の女の子が「やってほしいものがあるんです」聞いたら「ベルサイユのばら」なにそれ、知りませんて。ある日、大阪に帰ってきたら、マーガレットが。(読み終えて)これは本物だ、と。
やることを発表したらもう大反対。宝塚が漫画をやるなんてことがあるかと。

初代オスカル・榛名由梨

榛名:ああいうの(オスカルのような行動)やりたくてもできないからね、決断、勇気ある行動。ヒロインでありヒーロー。時代に反映したスター。

原作のファンからカミソリ付きの手紙が送られてきたことも。
池田:あのオスカルを生身の人間がやれるはずがないって手紙がいっぱい来て

榛名:夜道には気をつけろ、ですよそれからは。やきもちから妬みから(演出の長谷川一夫が先生が)目から星飛ばしぃや、原作の絵に近づけなさい(オスカルメイク)、アップで描いてあるページを開けて、それみながら、眉毛描いたり、目が大きく見えるように研究して。撃たれてしんどいのに。どれだけ死ぬときしんどかったか...リアルなハートの芝居がものすごく勉強できましたよ

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雑誌の切り抜きから

安奈淳榛名由梨の写真を刷り込んだハンカチが飛ぶように売れていた。大ヒットの理由は、原作そのものが少女たちの間でベストセラーになっていたこと、それを長谷川一夫の演出、植田紳爾の脚色でさらに甘く美しく色づけしたからであろう

雑誌76年スタア1月号
アンドレの愛を受け入れるオスカル