ウルトラマンの思い出
親に捨てられた後悔
樋口:小学校上がる時に怪獣のおもちゃ全部捨てられちゃった「卒業でしょ」卒業ってなんだよ!その心に空いた穴を埋めるために、残りの人生があった。
みうら:円谷英二さんに会いたくって、怪獣のソフビを風呂ん中につけて、自分で特撮やるんですよ。海からバーン!と出てくるところを僕が「ギェェッ!」てやって。のぼせるまでやってたんですけど...よく拭かなかったんでしょうね...ダンボールにそのまま入れてたら、あるときものすごいカビが生えてて。中1ぐらいだったか、うちの親が「こんな汚いもの捨ててやろ」つい「いい」って言っちゃった。その後悔を取り戻すために今こうやってる
八つ裂き光輪、アイスラッガー
樋口 名前からしてすごい
みうら バルタン星人がきれいに半分にスパッと切れる。結婚式呼ばれたとき、エビが半分に切れるじゃないですか。いつもバルタン星人思い出す(笑)見事に切れて。
樋口:タブー感がある。おおっと思うのはアイスラッガーですよ。そんなことしていいんだろうかってとこまで持ってっちゃう。
みうら:僕が好きだったウルトラマンは、はじめ不気味だった
樋口:気持ちわるいもの、みたいな
みうら:どんどんマスクも変わって
樋口:洗練されてった
みうら:設定も「地球を助けてくれるんだ」っていう...いらないんじゃないのって。僕は怪獣が見たいのに
樋口:怪獣じゃなくなっちゃう。ヒーローになった。自分を重ね合わせることができたのが怪獣だった。怪獣の方が自分に近い
宇宙からのメッセージ(1978)
シン・ウルトラマン
絵コンテ
みうら:どうやら噂によると「シン・ウルトラマン」を始動させてる。皆さんが見る前に聞いときたい※シン・ウルトラマンの絵コンテみてる(ネタバレのためモザイク)
樋口:いいこと思い浮かんだらそのまま揮発しちゃう。本当にいいか悪いかはその時に判断できないから、とりあえずアウトプットしといて、あとで「俺すごい」思うか「バカじゃんこいつ」って思うか。削りカスみたいなんだけど、なかに一本だけ、芯が入ってたり鉛筆が入ってたりするのでなるべくはきだす。暗闇でも書き続けるっていうか
みうら:その時どう思ったかが重要なんだよね。全て見終わっての感想じゃなく