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【人生案内】罪と向き合わず自分勝手 いしいしんじさんの回答「僧侶のように」

罪と向き合わず自分勝手

納得できない(抜粋

20代男性公務員。罪を犯した人々と接する機会が多い職場。

少なくない人々が、自分の犯した人々と向き合わず、自分勝手なことを言っているのです。そして不都合なことがあるにせよ、日々生きています。

一方、東日本大震災で被災した人々の体験を新聞で読みました(中略)
犠牲になった方々が生きたかった明日を、なぜ人を傷つけ、人の物を盗んだ人々が反省もせず無事に生きているのか。もちろん日本は法治国家であり、罪を犯したからといって不当に命を奪われて良いものではありません。ただ、心の中でどうしても納得できないのです

不条理よのう

犯罪心理に関するものをいくら読んでも「いや、だからといって加害者が生き続ける理由にはならないだろう」と思うわけで。
不条理と向き合う日々はつらい。あれが許されるのに、これが何故ダメなのか。あいつはのうのうと日々を過ごしているのがわからない。
昔は刑務所ものの特集やドラマが多かった。安部譲二花柳幻舟作品ね。平成後期ぐらいからばったり見なくなった。

いしいしんじさんの回答は、ざっと一読したぐらいでは頭に入ってこない。きっと読解力が乏しい。三回読んでようやく概要が掴める。今回も要約すると「ほんとうのつぐないは社会に出てから。つぐないへいざなえ」になる。

先日、出口治明さんの「最後の講義」が放送されていた。いつの収録かな。出口さんは2021年の1月から療養中。夏に学長復帰だとツイッターで知った。なのでいしいしんじさんが登場したのだろう。モチベーションはあきらめから生まれる。いいフレーズ。

いしいしんじさん

一人の修行僧として(抜粋

塀の外に出ることはできないけれど(中略)彼ら彼女らには職業がない。世の中で何かすることを禁じられている。

いってみれば社会的に「死んでいる」
透き通った幽霊のような存在だ。

そしてある一定の時期をすぎれば、あいまいさを剥ぎ取られる。墓を掘り起こされ、まぶしい外へ駆り出される。それまで切り離されていた社会へ、否応なく戻らなければならない。ほんとうの「つぐない」がそこから始まる。

あなたは僧侶のように勤めなければならない。
不安で無知で無力な幽霊たちの口に水を含ませる。被災して命を失った人々に語りかけるのと同じこころで、さまよう死者に付き添い「つぐない」へといざなう、あなたは一人の修行僧なのだ。

明日(連休明け)から職場へ復帰する全ての人へ。
特に、クレーマーや犯罪者と対峙しなければならない人たちへ。
相手を幽霊、死者だと思いなさい。