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セブンルール 小説家 現役弁護士 新川帆立 生い立ち、ミステリー小説の書き方

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元彼の遺言状

このミステリーがすごい大賞

大森望:一番は主人公のキャラクター。女性弁護士のキャラクターが大変冴えている。すごい勝気な女性の視点は、意外とミステリーでは珍しい感じなのでは
下村綾子:現実をぴょんと飛び越えてる作風なのに、ちゃんと着地させている。新しい書き手さんだな

新川帆立さんとは

91年アメリカ生まれ、宮崎県育ち。

宇宙人的なポジションで、いまいち集団生活になじめないな、田舎だからいけないのかなと思って。父の単身赴任先である茨城県の高校では囲碁部。全国大会に出場。夏目漱石を読んだのがきっかけで小説家になりたいと思ったが「作家になるのに何年かかるかわからないし、なってからもいつまで食べていけるかわからない。とりあえず、経済的に食べて行けなければ夢も追えない。

東大法学部卒。24歳で司法試験に合格。
普段、弁護士の仕事して、疲れたなと思っても、小説に関する仕事とか、書いたりしてるうちにどんどん元気になる感じです

セブンルール

小説の書き方

小説はベッドに横になって書く
リラックスしてる方が頭が働くので。この状態がベスト。机に座るのがストレスなので。そこにハードルが1個ある。試験勉強とかするときもだいたいこういう感じ。書いて、このまま寝て、また起きて書けるので便利なんです。

ストーリーは必ず付箋に貼って作る

重要な情報を抜き出し、付箋でまとめる方法。弁護士になる過程で身についたもの。
刑事裁判は人の供述とか記録とか、スーツケース3つ4つぶんの資料を読むので、そこから事実と証拠を抽出して、この人が犯人かそうじゃないかを立証するのが刑事裁判で。小説はこういった付箋の情報からむしろストーリーを組み立てるので、刑事裁判と逆のことをすればいい。

家事は7割夫に任せる

事実婚夫婦の名前一緒になっちゃったら、私も森さんにならなきゃいけないじゃないですか。私の名前の字面的に嫌で。自分の名前が崩れると、自分だったら小説の主人公にこの名前は付けないって思っちゃう。自分の人生の主人公から降りたような気分になる。
印税等も折半。夫も弁護士。食事の買い出し、料理、洗い物まで夫「やりたいなら是非応援したい」内助の功、賞金の半分は夫のものなので。

麻雀中はひたすら耐える

プロ雀士として活躍
大学の時すごいたくさん麻雀を打ってて「彼氏に教えてもらったの?」ていうおじさんがいて、毎回ちょっとイラっとしてた。いやいや、結構真剣にやってんだけどな、って。
麻雀はストレス溜まるんですよ。学生時代強かった人でも、仕事はじめると弱くなったりするんですよね。それは会社や仕事のストレスで、麻雀中に我慢できなくなってるんですね。我慢することが大事な側面があるので。麻雀は諦めない、折れない心が大事。折れないブレないメンタルで打ち続ける。結構小説も一緒。結果がついてこなくても応募し続けるのは麻雀で鍛えられたメンタル。

週5冊、自己啓発本を読む

マスト週5冊読むようにしている。自己啓発系の「ホントかよ」みたいな内容の本を読む。
自分と同じ考えの人の本ばかり読んでても、居心地良すぎて飽きちゃいますよね。違う思考パターンをトレースできる。自分の中にないものは面白いですね。

木曜日は可愛い服を着る、すべてのエネルギーを小説に注ぐ。

山村正夫記念小説講座

西村京太郎、篠田節子宮部みゆきらを排出。講師は元編集者の山村十八良。
デビュー前の物書きにとって担当編集的な形でコメントくれたり「原稿用紙の使い方がおかしい」から教わって。
※名誉塾長は森村誠一