スタジオ収録第1回目
おうち時間の過ごし方
ひたすら家に居るしかなかったので、ベランダにパプリカとトマトの苗を買ってきて植えたんですよ。毎日お水をやってるんですけども、だんだん大きくなってきて。パプリカを買ったはずなんですよ。これ、シシトウかなあって(笑)どう見てもシシトウなんですよ。
リリー それ多分シシトウですよ(笑)
久しぶりに人前で歌うこと
もう睡眠たっぷりでしたから(笑)
リリー ここ何ヶ月間のいろいろ憂鬱だったりしたこと、一瞬忘れました。それがやっぱ音楽、エンターテイメントの強さ
ご覧になってる方も、いろんな悩みがあっても、その瞬間だけはきっと忘れてしまうんだろうなって。それが音楽の力なんだろうなっていうふうに思うんですよね。うまく言えないんですけども。ほんとに喜びを感じながら、ああ歌えるんだなって
曲
勝手にしやがれ
リリー 俺も小学生で。黄色い帽子を投げまくりながら(笑)みんな子供がやった
郷 やってましたよね。僕もそこのところアクセントすごい考えたんですけども、僕がやってもサマになんないなと思って。やっぱり沢田さんにはかなわないところがあって。だったらシンプルに歌ったほうがいいな、できるだけ沢田さんの持ってる雰囲気を損なわないようにしながら自分らしさを出して歌った
リリー 昭和の2大スター、ジュリーさんが月ならひろみさんは太陽じゃないですか。太陽の人が歌う勝手にしやがれはこういう感じなんだな
郷 まあ、逆に僕もこういう年齢になってきたから歌えるのかなってのもあるんでしょうね。もう少し若かったりすると、変に色気を出してしまって。何かこう勘違いしてる自分がいたのかなって思いますね。余りにも沢田さんの存在自体が大きかったので。僕自身ライバル視することは100%なかったですよね。常に僕の先を歩いてる人でしたよね。
リリー 確かにポップな曲だけど、本当に大人の色気が満ちてる歌詞なので。男の中の色気がないとサマにならない。阿久悠さんのダンディズムの極致みたいな。
郷 もちろん沢田さんの中に脈々と流れてるかっこよさ、それを倍増させてゆく素晴らしさはきっとあったと思う
リリー 最初の阿久さんとのセッションは27枚めの「林檎殺人事件」
郷 アイデアが豊富で、なおかつキャッチーなフレーズが、どの人が歌っても出てくるんですよね。あの「フニフニフニフニ」なんだろなっていう(笑)
リリー 歌詞カードにフニフニって書いてあったんですか
郷 はい。阿久さんは絶対直させないんです。その言葉一つ一つに絶対的な自信があったと思います
リリー ムー一族に影響受けたんです。ひろみさんの「一応ね」(笑)あのモノマネやってんの俺しかいない(笑)かっこいい人がめっちゃユーマーをやる
郷 翔んでましたね。すべてが。当時の先を言ってましたね