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サワコの朝 大江千里 NY生活 Togetherness

コロナ禍のNY生活

州知事からメール

死者の数は減ってきたけどまだ救急車の音がすごいんです。一時は2分3分ごとに何台もガンガンサイレンが鳴ってて。買い出しで道を歩いてる時、何台も救急車がアパートに来て、おそらく間に合わなかったんだと思うんですけど、ガタイのいい救急車消防車のおにいちゃん達がみんなお祈りを捧げてるシーンに出会ったことがありますんで。やっぱりラテンの人も多いし。みんなスキンシップを大事にするから。だからだんだんコロナが広まっていくなあってときは、ハグがだんだんこれに(肘でタッチ)なって足になって(笑)

都市封鎖されてからは人っ子一人いない、ゴーストタウン状態が随分長く続いて。
変わらないのは朝起きて、鳥の声がチュンチュン聞こえて、太陽の光が綺麗で。そういう日常当たり前に思ってることが....地下鉄が今聞こえる。こっちでね、ラジオとかテレビのコメントを録るって、電車の音が入らない、人の叫び声が入らないってちょっと無理ね。せっかくいいところで「ワァーオ!!」とか(笑)「ナニヤッテンダヨー!!」とか。今日昼間にピアノ、窓開けて弾いてたら、曲が終わったら隣から拍手が聞こえました。「ええっほんとに?ほんとに?!」おそるおそる見ると全然気にしてない様子でみんな拍手を送ってるという

だけどクオモ州知事が毎日会見して「見えない敵と戦う。これは戦争だ。でも我々は Do your part of NEW YORK.(ニューヨークの役割を果たせ)役割とは何か、医療従事者、ソーシャルワーカーを危機に追いやらないために家にいて、みんなでつながって頑張ろう」僕の携帯にクオモ知事と、ビル・デフラシオ市長からメッセージが届くんですね

阿川 お友達ってわけじゃないんでしょ?

いや全然そんな。平等に、1日何回も。君のエリアのここにチェックすれば、どこに行けば三食分食事をもらえるかわかる。そこにクリックして、とか。今街のパーキングは違反やってもいいように「何日まで停めていいから」って。そういう情報が送られてくる感じですね。だから孤立してどうしようって気持ちよりは、みんな頑張ってるんだから俺も頑張ろうって感じの方が強い。

日本ツアー中止

2020.2~

日本にいるとアメリカへ帰れなくなる、帰れる時に帰ろうと思ったんですけど。ただ当時はLAで入国するときに東洋人、日本人韓国人中国人再検査の列に並ばされて、もう2時間近くかけて。帰ってから自主的に家にステイするようにして。僕がそろそろ外に出るぞ!と言ってる頃にロックダウン。え?都市封鎖?ほぼ3月4月5月家にいて。買い物はいけます。人が少ない時に散歩したり。買い物は両手にいっぱい抱えて帰ってきて、全身消毒して。野菜から何から全部やるのに大変です。作るの結構好きなんで割とちょこちょこ。雑煮作ったり。関西人でしょ?本当は粉もんが大好きなんだけど、手に入らないから、小麦粉を使わないでキャベツと卵だけで。名付けたのが「粉ないもん」卵で、上から鰹節とかマヨネーズとかかけると粉もんに見える。結構味も美味しいんですよ

グローバル・シチズン

One World Together at Home

みんなでインスタグラムでライブやったり、そういう(また地下鉄音)

コロナ禍で作られた40曲

Togetherness

パンデミックの時期になにかやろうって。例えばミリタリーの前線にいる兵士たちが家族と会えないから、距離を越えて一緒にいれるために、入院してる家族に会いたい、一緒にいて欲しいけど許されない人に
聴いた人に、離れてても「あぁ、こういう音楽ってホッとするな」とか、力が少し湧いてくる、足しになるものができないかなと。ブロードウェイも全部シャットアウトされてるから、ワルツみんなで踊りながら短い曲だけどニューヨークを感じるのができればって。やってたらAP pressの人が探し当てて「もしかしたら使わせてもらえるかも知れない」と通知が来て。二週間ぐらい連絡が来なくて、まあこういうことはあるなと思ってたら「千里の曲が選ばれた、23番目!!」って。ホントは24だったんです


Togetherness

演奏、直筆の楽譜披露
離れていたって目をつぶれば いつも一緒に 歌詞とメロディが一緒になって出てきて。
人生って思い立った時に「よし!」って動けば、何をとるかによって自分の心がガラっと変わるわけだから。ミネアポリスの空港、人が行き交う中グランドピアノの前で喋って演奏する仕事を貰ったら、つたない英語でも人を立ち止まらせるしか生き残る術はないわけ。日本で横浜球場や武道館何日もやってるのに、ニューヨークで「Senri Oe ジャズピアニスト!」サーっと帰っていく(笑)誰も立ち止まらない。ちょっとまてーい!僕は日本ではジャスティンビーバーだったんだよ(笑)そして僕は47でニューヨークにやってきたんだよ、講談師みたいに...
独自の個性を持って聞こえるよ、と言われた時に目からウロコが落ちたというか。
早くライブしたいんですけど、横の席に人がいないジャズピアノのライブなんてどうだろうと思うし、日本であんな三密状態で熊本とかでライブやって、今あそこに戻れって言われると もうこのパンデミックを経験している以上戻れない。
人生の基本であるおぎゃーって言うより前に戻るしかない。うしろを振り返ってもしょうがなくて

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