六本木心中/アンルイス
岡崎体育
タイトルの決め方
そうですね、できるだけわかりやすく短い単語のもので。そのタイトルを聞けば曲のイメージがなんとなく広がるようなものは意識したいなと思ってるんで、できるだけシンプルにっていう思いはあります。
プレイバックPart2/山口百恵
岡崎体育
岡崎(タイトルが気になるのは)プレイバックPart2。Part1は?っていう。Part1聞いてへんのにPart2からかってところがあるんで。もしかしたら曲自体も話の途中から始まるかも知れないし。Part1を知らないのにPart2を聞いていいんかい。曲のタイトルに順番をつける感覚が無いんで。昔のことだけど斬新だなって
タイトルの秘密 酒井政利
※しばらく見んうちにやせたなあ。久保田早紀「異邦人」ジュディオング「魅せられて」南沙織「17才」などの名付け親でもある。
なぜ来るのかなっていう、問い合わせが来ると面白い。どういう曲を作るか、これがまた難航した。何曲か作ったわけです、4曲ぐらいですね、プレイバックで。(世には出てないけどpart4まである?)そうですね。これはシングル面で狙おうと、それが宇崎さんのプレイバックですね。もう1つの方はアルバムに入れた。どういうことだろうPart2、というわからなさが興味になると思ったわけですね。あ、Part1がアルバムに入ってんだ、という宣伝に徹底できましたね。タイトルはキャッチーなのが大事ですけど、やや意味がわからないとか、陰を感じるのが興味を持たせるんです。
プレイバックはスタジオ用語なんです。茶の間にはまだ入っていない。ところが学生たちがその頃「プレイバックして欲しい」会話になってるんですね。言葉が日常用語に浸透しつつあるんだと。何処に持っていくか?日常生活のプレイバックを。あの場合は繰り言ですね。昨夜のことを今朝も思い出すとか、過ぎたことを思い出して怒ったり笑ったり。
題名はテーマを表現してるのが一番大事。テーマありきですね。こういうテーマなんだって、簡潔に言い得たタイトル。私の場合は作家に作詞を依頼する場合「こういうタイトルでいきたい」と前もって話をしているんですね。
※Part1の作曲は馬飼野康二。
山口百恵 - プレイバックPart1 - 1978
プレイバックPart2(1978年5月1日)/山口百惠
湯川 うらやましいです。タイトルつけてくれるプロデューサー。タイトルでホント苦しみますから。タイトル出てきたらこっちのもんだって思いますけどね。あたしはだいたい曲先。オートクチュールの作家ですから。酒井さんみたいに先にタイトルを押し付けてもらったほうが嬉しいです。力のあるプロデューサーで、自分の中にテーマが明確にあるから。これは阿木耀子さんから伺ったんですけど「バカにしないでよ」は酒井さんがもう間に合わない間に合わないって言われて、その日に書かなきゃいけなくて、何回出してもキャンセルくって、最後に出てきたのが「バカにしないでよ」...
マキタ 今の話は別の番組で使いたいと思います(笑)
郷ひろみの三大謎タイトル
よろしく哀愁
郷ひろみさんは見るからにアイドル。彼はどうしても見た目に陽。それだけでは超マンネリになるわけですよ。いつもおんなじじゃないかと。ちょっと陰を落としたいと思ったわけですね。陰は悲しいとかあるけど、哀愁て言葉は言い尽くされているけど、彼に似合うと思う。ただの哀愁では二枚目風、気取りになりますよね。哀愁だから哀愁君。10代ですからね。彼の哀愁っていうのは、たとえば恋人と一緒にアパートに住みたいとか、たわいない哀愁。哀愁君...哀愁に合わない言葉、そこでよろしく。軽く見せたい。
2億4千万の瞳
酒井 1億2千万×2の目 今でも人口変わらないからちょうど良かったですよね(笑)
郷ひろみ 2億4千万の瞳~エキゾチック・ジャパン~
※思い出した申し訳ない
2億4千万のものまねメドレー 選手権 2015
お嫁サンバ
酒井 お嫁サンバってなんだこれ?みたいになりますよね。サンバじゃないのになんで?って。こっちは単純にお嫁さんに引っ掛けているんですね。あの歌はダジャレ的要素がある←※古舘:「的」じゃなくてダジャレw
歌っていると「行かないで」とコーラスが入ってくる。あれ、カラオケ用なんです。調子の良さでサンバにしてるんです。今でもいいタイトルだなと思いますよ(みんな忘れない)それ大事ですね。よく、歌いたいんだけど「あれ・あれ?」って理屈っぽいタイトルはそうなりますよ
あなたにとって哀愁とは?
プロフェッショナル仕事の流儀風
子供の名前。変わりすぎててても、それこそ変わり者にされてしまう。程よい心地よさが大事ですね
マキタ 小さな違和感。完全に腑に落ちきってもダメなんですね
松本隆
スニーカーぶる~す
詞を作る前は星雲みたいな感じ。ぼや~っとしてるんですよ。タイトルを考えながらテーマも考える。タイトルが決まるとスーッとピントが合っていって、最後に詞になる感じ。
男の子にとって一番身近なモノが靴なんですね。なんでかっていうとそこで大地と接しているから。蹴ったり歩いたり動きが靴。青春の象徴。(ぶる~すはどこから?)青春にもブルースがある。普通にありますよね、高校の時でもブルーになるって。そういう意味でのブルース。
平仮名表記は誰が元祖かわからないんですけど、僕はかなり前から始めた。「はっぴいえんど」というグループにいたんですけども。80年代になってダサいと言われるようになって。僕はダサいのが結構好きなんですよ(笑)みんながダサいと思ってるものは光の当て方でかっこよく見える。ダサい自分と生身の自分、肉体だったり魂だったり。一歩間違うと切れて血が出ちゃう。痛いとか。(ぶる~すn「~」)波は僕の書体じゃないから。あれはジャニーさんかデイレクターの小杉理宇造さん、どっちかですね。別に棒でも波でも僕はどっちでもいいと思ってるんで。タイトルから詞を作るんですけど、僕にとってタイトルはレッテル。瓶に貼ってある紙みたいなもの。みんながわかりやすければいい。自分のためにあるのは詞ですね。中身です。しっかり瓶の中に入れたら最後、一字一句変えさせない。
※放送日は12月12日 マッチのデビューした日。
スニーカーぶる~す 近藤真彦
もう一つのスニーカーぶる~す/近藤真彦