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関ジャム ボーカリストが選ぶボーカリスト マニアックなポイント 佐藤竹善(抜粋) 

今井マサキ

佐藤竹善の凄さ

今井 今日はちょっといろんな意味で、ちょっといろいろ舞い上がっている。僕は佐藤竹善さんに憧れて憧れてこの世界に入って。ラジオ番組をレギュラーでされてて、毎週聴いて。そこでよりすぐった洋楽を紹介されてて「いつか竹善さんに会いたい、歌いたい」というので上京した。背もたれ使えない(笑)
村上 そこまでだとは竹善さん、ご存知でした?

佐藤 今初めて知りました。嬉しいです

平原綾香「Jupiter」

衝撃を受けた冒頭、深く響く低音。デビュー当時、19歳。最初に聞いたときものすごいベテランシンガーなのかなと。
普通なら可愛さや高音に行きがちなところを、全くの真逆から始まる。歌いはじめのブレスをあえて入れるところも衝撃。鍵盤のところのF、女性にとっては相当低い。デビュー曲の一発目をこの音から始めるのはすごいですし、ただ低い音を出すだけではなく、響く深さ。深くて響く感じを最初に持ってくるところがびっくりした。お父様もサックスプレイヤー、彼女自身もサックスプレイヤーでもあるんで。サックスの低音の流し方ってすごく難しい。
僕17~8年前、ユーミンのツアーでイントロ8小節だけサックスを吹くのをやらされた.....(笑)それのためにサックスのレッスン受けたんです。低いドとかを鳴らすとき、ふっ、て息吹いたら鳴らなくて。歌うように息を吹きかけないとサックスの低音て鳴らないんだよって。
綾香ちゃんの低音て、楽器で培ったブレスコントロールとかが活かされてるんじゃないかなあ。

Toshi「赤いスイートピー

先日あるショーで聞いて。もともと持ってた僕のイメージはものすごく強いロックを歌うシンガー。ものすごく意外なバラードをされてた。その歌い出しが「こんなのできはるんか」ちょっとびっくりして。※カバーアルバムが某道の駅で流れてて、初めて聞いたとき買い物かご落としそうになった。その勢いでCD買いに行ったもん

Toshl「赤いスイートピー」【カバーアルバム『IM A SINGER』11.28 ON SALE】 - YouTube

スターダストレビュー木蘭の涙

ロングハイトーン。その歌声は誰も真似できないワン&オンリー。魂で歌うことを体現している

「木蘭の涙~acoustic~」スターダスト☆レビュー【LIVE】 - YouTube

佐藤 よく一緒にライブやるんですが、ファルセット、出ない人なんですよ。でも高い声はどんどん歌うんですよ。それで出来上がったスタイルというか(笑)僕は最初、ファルセットは全く出なかったんですね。中学高校とか全然。でも女性の歌を歌いたくて、高い声歌いたくていろいろ工夫してたら、ある時裏声自体が出たんですよ。その鳴らし方を体で覚えて。EW&Fのボーカル、フィリップ・ベイリーも女性の歌が歌いたくて。

佐藤竹善

エド・シーラン「PERFECT」

地声とファルセットの入れ替えがパーフェクト。絶妙。メロディ的にはすごくシンプルなんですけど、実際歌ってみるとなかなかこの歌い方は思いつかないし、やってもなかなかできない。「Baby,Im」のフレーズだけで心が動かされる。世間的には歌が上手いボーカリストとして取り上げられるわけではないが、とても技術が高く、表現力が秀逸。

Ed Sheeran - Perfect (Official Music Video) - YouTube

ポイントなのは、Babyに行くときにBaだけ一瞬表声なんですよ。danで歪ませてdarkで抑える。そこで「僕は暗闇の中で踊っている」を一瞬で表現する。その後同じメロディーが出てくるんですが、ファルセットは使ってない。

さかいゆう「桜の闇のシナトラ」

音と音の間、音のない場所を歌うワンフレーズ。リズムとグルーヴを持っているかが一番大事。音が切れた瞬間グルーヴが出る。休符をどう感じているかが分かれ目。ジャンルによって間の取り方が全部違う。昔坂本龍一さんのラジオ聞いてて、楽譜だけをオペラ歌手と矢野顕子さんに渡して、二人に歌ってもらうと全然違う感じになるんですよ。譜面は同じ。坂本さんが「このふたりの違いが音楽なんですよ」と言ったんですよ。
日本のシンガーはリズムやグルーヴ感に対して若干掴みきれてない部分がある。しかし、さかいくんからはとてもグルーヴを感じ、歌ではなく音楽が伝わって来る。

藤田真由美

平井大Life is beautiful

英語にしか聞こえない魅惑の日本語歌詞。最初に聞いた時に外国の方かと思ったら生粋の日本人、東京都出身なんですよ。
日本語の歌詞でキレイに発音しようとすると、母音を伸ばして発音するときれいに聞こえるんですね。日本語って(母音の)aiueoなんですけど、英語ってone、isとか伸びる発音なので、なじませるために母音を曖昧にして。英語ではTの発音を強調。カッコよく聴かせるのがすごく難しい曲なのに、すごく耳馴染みがいい。もともとそういう発音ではないと思うので、このジャンルの音楽になじませるために意図的にやられてるんじゃないかなとは思います

佐藤 サーフミュージックのもともとのニュアンスを壊さないよう、敢えて英語っぽく表現。英語のノリの心地よさが体に入ってるので、日本語にしてもそれを失いたくないのがあると思うんですね。かっこよく歌いたいというより、雰囲気とニュアンスを大事にしたい思いがあるので....

平井 大 / Life is Beautiful (Music Video) - YouTube

宇多田ヒカル花束を君に

地声と裏声の境目がなく、どこでひっくり返してるのかわからない。MIXボイス。唯一無二の歌声。MIXボイス、いろんな定義があるんですけど、地声と裏声の中間、息混じりな地声というか。倍音が出てふわりと広がる。音域が圧倒的に広い。自在に歌えるのはさすが日本を代表するボーカリストの実力。曲全体にエアリー感。すごく低音でも高音でも境目がなくて、独特の世界感を出している。

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