学科一覧
作曲科 楽理科 指揮科 音楽環境創造科(もふくちゃん・1期生) 声楽科(彌勒忠史) 邦楽科 器楽科(NAOTO)
器楽科はマンツーマン授業。教員152名の中から学生が選び教わる。好きな曲を課題曲にできる。ピアノ演奏は音楽の基本なので、すべての学科に「副科ピアノ」授業がある。ソルフェージュ、いきなり譜面を渡されて歌ったり、聴音。
NAOTO:楽理科は音楽の理論を学ぶ。めっちゃ詳しいことをもともと知ってないと入れない。ここを卒業されると音楽評論家になったり、プロデュースする方向、レコード会社やテレビ局に勤めたり。だからテレビ朝日さんにもいらっしゃいます。
もふくちゃん:(音楽環境創造科は)この中の科のどれにも当てはまらない。最近はDTMだったりDJとか。そういう方が。一番面白そう。誰もやらない音楽で一泡吹かせてやろうと思ったら、一番いい時に開設されるって聞いて。一期生だから一番嬉しいんじゃないかと思って入ったんですけど、あんまり嬉しくなかった(笑)でもすごい面白かったです。スタディスキルは、自分の勉強してることを外に出す、人に伝える。プロジェクトは学年ごとに「来年何学までにコンサート」に向けてみんなで役割分担しながら一つのプロジェクトに向かって実行していく。オーケストラのレコーディングとか。
弥勒 楽器が内蔵されているので、声をコントロールするのは喉の筋肉というより体幹の筋肉。喉の筋肉だけで3時間も4時間も絶対歌えない。見た目は呼吸筋を使っているので、体の中で。だからあんまり動いてるようには見えないんですけど、実際オペラの歌手が1時間に舞台で消費するカロリーはサッカー選手と等しい。大げさな呼吸をずーっとしてるわけですから。ちゃんと鍛えておかないと。
声楽家・彌勒忠史
受験
進路
就職率は22.4%(平成30年度)
※大学全体が22.4%。音楽学部は13.7%。美術学部は32.7%建築、デザインなど引く手あまたの科もある。
多くの学生は進学またはフリーランス。就職先....大阪フィルハーモニー交響楽団、オリエンタルランド、任天堂、博報堂、埼玉県警察音楽隊、劇団四季、タワーレコード、ニッポン放送など(一部)また、在学中にデビューして大学を離れる学生も
※ううむ、藝大ではないけど他人事じゃないぞ。音楽関係じゃないのに気になるわい。うちも就活中だからな
澤和樹学長:我々が学生の頃には、早く就職するのは負け組みたいな雰囲気があったんですけどもね。学長になってからは就職も勧めるんですけど。そもそも東京藝術大学は、音楽家として独り立ちを目指す傾向があって。10年、20年かけて評価されていく。そういうのがいわば東京藝術大学の王道という考え方もあったんですね。
(在学中のデビューは)本人にとってキャリアになるのであれば応援したい。
NAOTO:スーパーフリーターなんで
もふくちゃん:ちゃんとした会社に就職される方もたくさんいらっしゃる。今の時代はそういうのも推奨と、学長もおっしゃられてるのでウエルカムなんですけど、われわれの世代はどっちかというと「え?就職すんの?」ていうすっごい冷たい目線で見られて「芸術の道あきらめるんだ」って。プロにならないんですね、って、すごい冷たい雰囲気になる。
古田:俺らも「あ?就職?」あっちの劇団に入るか、こっちの劇団に入るか。我々はそれしかない「〇〇工務店に入る」「工務店??」おまえ4年間何しとったんや」言われる
これから受験する人や進路を考え中の人にはとてもためになったのでは。