代打起用
2018代打打撃成績
八木裕
昨年は神がかってるというか。ゾーンに入ってるというんですかね。いい当たりじゃなくてもヒットになるような状況になれるのが成績を残せるので。去年原口はそういう状態だったですね。代打のほうがやりやすい。パターンを続けやすい。流れに乗ってしまうとヒットが続くんです。その代わり出なくなったらパタっと出なくなるんで、これが怖いんです。原口にはねぇ、何にも教えてないです。バッティングに関してはすごいですよ。
内野ゴロはね、打率が落ちるんですよ。1点取れるかもしれないけど、打率が下がる。三塁にいれば外野フライなら1点取れるので打点が上がる。打率が下がらないことが第一。となるとフォアボール。ちょっとお前、勝負避けたんか思われるような感じで歩いていくんですけど。実はもう「ああよかった~」(笑)
※12球団の起用回数&代打打率、1位は阪神(.261、342回)最下位は西武(.228)起用回数も95しかない。
代打の神様の系譜
桧山進次郎
- 代打の神様と呼ばれることについて、どう思いますか?
正直、打ってる間は僕、調子に乗るタイプなんで、どんどん言ってくれという感じ。「神様」「あ、なに?」みたいな。全然打てなかったときは「いやもう俺もいち人間やで...」すごくあります。
八木裕の練習法を踏襲
ピッチャー寄りに2歩も3歩も前に立って、いきなりカーンとフルスイングされていたのを思い出して。練習の時に自分を、わざと窮地に持っていく形で。一球目を練習でいい当たりにすればその1球でバッティング練習は終わり、というくらいの気持ちでやってましたね。
打席に立つ瞬間から勝負を仕掛ける
それまでの試合状況から、今日のアンパイアはアウトコースが広いとなれば最初からバッターボックスの立つ位置を変えて、アウトコース届くようちょっとベース寄りに立つ。なかなかレビュラーになると、立つ位置を変えるのがすごく気持ち悪いもんなんで。やっぱ自分の居心地いうもんがあるんで。いいところを選ぶんですけど。代打はそういうわけにはいかない。自分中心には回ってないんで、相手に合わせないといけないので、いかに自分の形に持って行けるか、自分から動く部分を大事にしてた。
4点5点差でランナーもいないような状態で立つのと、緊張感がいつもと違うんで。そこに一度でも立つと、次に緊張感のある、1点差とかの、どっちに勝負が転がるかわからない打席に入った時に、いつも以上に力んだり。やっぱりいつも自分が思い描いてる緊張感を保っておきたいというのがあります。
「ネクスト行っといてくれ!」行きました、でも前のバッターが凡打に終わる。チェンジになる。ベンチ下がらないといけないですね。その時点で自分の中では1打席立ったぐらいの気持ちになるので、自分の心のモチベーションをどのぐらいまで上げるかが難しい。
甲子園で岩瀬から打った、バット折ってライト前のタイムリーですかね(2010.9.9)絶対シュートや、シュート以外来たらごめんなさいやなという感じで行きましたけどね。ここは絶対シュートやという。
(CS第1戦、第2戦ともカープ優勢だったときは)インサイド真っ直ぐを芯に当てて大差で負けてるので、ちょっと暴動でも起きかねないような雰囲気になってた。僕自身は最後の打席になろうかという、それよりも、チームの雰囲気も悪いんで。なんかここでアウトなって終わるん嫌だな、最後のバッターになるのは嫌だなしか考えてなくて。大ファールになるのが普通なのに、あれがフェアグラウンドに行ってること自体、野球の神様はいるな、やってて良かったという。(阪神ファンは)一喜一憂されるんで。ただ打った時のあの声援はどこのチームにもないパワーをいただけるんで、よし、次も同じようにいい仕事したい、と思いますね
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