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又吉直樹のヘウレーカ 独り言をつぶやくのは何故 岡ノ谷一夫

独り言(鳴き)は人間だけ?

トリ、ヒト、イルカ、クジラだけではないか

岡ノ谷 動物は鳴きますけど、必ず相手が居る。人間の場合のひとりごとは、誰かいたらあまりしない。誰もいない時についムズムズ...私の研究室には、ひとり鳴きをする動物がいるんですよ

ジュウシマツは小さい時に聞いたオスの鳴き声を元に「求愛の歌」を作り、ひとり鳴きをする。ひとり鳴きしないと下手になる※昔飼ってたがやかましいのはこれだったのか

聴覚フィードバック

自分の声を聞いて、出そうとしていた声と出した声が合っているかどうかを確認すること。鳥も人も自分の声を確認している。ヒトは幼少期に独り言で自分の声を聞いて、練習し上手になっていくと考えられている。

又吉 芥川龍之介のエッセイに「独り言をつぶやくのは危ない」というのを読んでから、飲み込むようにはしてるんですけど。たまに機嫌がいい時は、もう自分を解放して、ひとりでえんえんしゃべってるんです(笑)
岡ノ谷 知恵の輪やりながら、実は又吉さん、独り言を仰ってたんですけど
又吉 云うてました?
岡ノ谷 言ってました。
又吉(VTR見ながら)言って、頭の整理をしているような気がしますけど。次の段階に行きたいけど進めないときは、その状態が頭に残ってるから、声に出してしまうと空っぽになって、次の考えが
岡ノ谷 思考が蓄積してしまうのを追い出すという。僕もコンピューターのプログラムを書いてる時とか、ものすごく独り言を言いますね。この変数をこっちに入れたらダメやろとか、悪態つきながらやる。
又吉 自分にツッこむってのはあるかもしれないですね。失敗したら「何してん」とか
岡ノ谷 独り言は、自分との対話なんじゃないかと思うんですよ。ある研究で、独り言で思考しているときは、人と対話していると同じような脳の活動があると、わかっています。独り言とは、自分の中に自分を作って会話することなんじゃないかなあと、僕は思います。

はずる キャスト ハーモニー【難易度レベル2】

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詩をよむように独り言をいう、といえばTVピープル
TVピープル (文春文庫)

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又吉 姉がしゃべりだすと止まらないので、母が「次は直樹にしゃべらせてあげて」とスペースを作ってくれた。寝る前とかに姉が言ってた話をもう1回思い出して、あそこはああ言えば良かった、とずっと考えて。次こう言おうと。姉の側に回って、次はこう言おう。そこで絶対手を抜かない。自分を傷つける言葉の選択に手を抜かない。そしたら、姉と口喧嘩になっても全て完全に返せるようになった。言葉とか考えの整理がどんどん広がって、中学の時あまり喋らなかったんです。クラスの子の話聞きながら、もし今しゃべったとしたらこれを言う、ってやってたら、自信ついてきて、二学期ぐらいから友達が出来始めた。一学期はダメでした。だから自分の考えを一人でまとめるというのは、すごく良くわかりますね。
※自分の中に、完璧な形の想定問答集を持つことなんやな。それがぐちゃぐちゃになる人も多いし。

クジラの鳴き声を真似る、江戸家猫八さんみたいな岡ノ谷先生。

独り言とは

独り言は思考の整理。自分の心の中の記憶の状態をモニターして、行動を変えている(メタ認知)人間は言葉があることで思考のスピードが速くなっている。