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人生案内メモ、文字起こし、感想。

玉置浩二プレミアム・シンフォニックコンサート2018 湯川れい子

玉置浩二×オーケストラ

NHK インタビュー

JUNK LAND

自分の作ってきた音楽をオーケストラの形でアレンジしていただいて、みんなで演奏して歌をボーンと投げ出す。これ以上の幸せはないなって「今度オーケストラで”JUNK LAND”やってみる?」「やってみましょうよ」みんな喜んでくれたんですよね。

山下:当然私もこの曲聴いて「これは難しいぞ」オリジナルのようにラテンパーカッションもいっぱい入って。常にこう、あれは16分音符のね、リズムを常に感じる組立てになってるわけですけども、オーケストラのような大所帯でああいったビートを作ることが非常に...まんまやってしまうとおそらく合わないですね。

ちゃんとオーケストラの中に自分が行く。絶対それで歌いきる。足を動かさないで体で乗ってって振動して歌いきる。逆にものすごく速くなったりすることが良かったりする。JUNK LAND みんなぐわーっと速くなってくる。

コロナ禍での苦悩

決まってたものは全部中止して。丸1年やらないでおこうと。だけどすごいすさんでいくんですよ、なにかが。なんだろうな、ああ歌ってないからだと思って。

玉置典子:コロナになる2~3年前から「もう俺は歌を歌いきったし、やってきた。もうやることはないだろう」というふうにポロッと言ってたことが続いてたんですけど。それで2020年、コロナというもので大変な時代になって。当たり前にできてた当たり前の場所でのコンサートができなくなって。彼ずっと40年以上そこで歌ってきた、それがパッと無くされて。自分の存在がなくなってもいいかなと思うぐらい、結構追い込んでいましたね

24年ぶりの紅白オファー

みんな思うんでしょうけど、やっぱり愛っていうか。やっぱり両親ですね。ふるさとや両親や友達たちに。実はそれに向かって歌ってるんじゃないか。そういうことを感じるものじゃないですかね「紅白歌合戦」って。同時に親父も死んだんですね。こういう時代だから会えなくて。紅白の話を頂いたとき、普通だったら断る勇気があるんですけど「親父とかみんなのために歌いたいなあ」と思って「よしやろう」って。

2018.7.14 東京国際フォーラム

対談

湯川 カメラの回ってるところでお話するとは思いませんでした。2018年の(ポスターのデザインは)横尾(忠則)さんでしょ
玉置 はい。玉置くんはドラキュラだ、って。お客さんの血をいっぱい吸って
湯川 ああ、そうかもね。私はたった一度しか観てないんですけど、それでも大変感銘を受けました。ツイッターにもいろいろ書き込みました。お読みいただいていると嬉しいんですけど。玉置さんの美声は最初っからじゃないですか
玉置 そ、そうですか
湯川 あたしたち聞き手が勝手に、響くところが変わってきたのかなあっていうのは、すごく感じますね。何が一番変わられたと思いますか?
玉置 僕の曲なんですけど、リズムも大変なんですけど、マエストロ見ないで歌うので、感じて、合わなくなったりもするんですけど、ずっとバンドやってたので、逆に、行くしかないと。そうすると違う感じの声にだんだんなってきた。すっごく面白くなってきた。
湯川 安全地帯の頃の玉置さんていうのは、ちょっと下品な言い方をすると「下半身にキた」というか(笑)そんな感じでギュッとなったんですけど。今回の玉置さんはそこのところをもっと魂のレベルまで深く深く深く歌の中で生きてらして。「解放された玉置さん」をすごく感じたんです。まあそれはいきなり解放されるわけじゃないけど。背中にだんだん翼が見えてきて、それがワーッと羽ばたいて自在に大空を飛び始めた感じは受けましたね。

母の死

玉置 このツアーやってるとき、ずっとあの、うちの母が病院で、危ないよを繰り返し。本当に最期に看病できたなあ、っていう。3ヶ月ぐらいたって、途中で他界したんですよね。もしかすると、頑張ってる時の方が、歌が歌えないっていう...で、亡くなったんですよ。そしたら声が戻って。むしろ、グッと。そこから変わりましたね。なんとか。

湯川 第2部の最初「しあわせのランプ」
玉置 ちょうど子供たちの気持ちが残り「幸せになるために生まれてきたんだから、好きな人と一緒にいなさい」うちの母親が僕に言ってたような
湯川 ポールマッカートニーにとっての「レット・イット・ビー」みたいなものですね
玉置 そうですね

JANK LAND

オーケストラ用にセレクト
湯川 びっくりしたなあ。JUNK LANDを選ばれるとは思わなくて。難しくありませんでした?
玉置 難しいですね。でも未だにわかってないですけど、僕の感じだけで行くと、なにか音がずれてる。それがJANK LANDじゃないか。あまり気にならなくなってきますね。リズム的に気にしてるとずっとそこで止まってるので。バンドでやるよりは
湯川 すっごいよかった。すごい不思議だった。よかった理由はじつはよくわかってなくて。アレンジは玉置さん自身の注文でなさったんですか?
玉置 いえ、スタッフと4人ぐらいいて。誰が担当するかも任せるって。出来上がったものを聞いて、リズムない方がいいんじゃないかって。マエストロと遅くなったり速くなったりするのがあっていいから、なんとか歌うからやってみよう。本番一発で。足でリズム取る癖があるので、それは絶対やらないと。どんと足をついて、体の中でリズムを取る。
湯川 手と、微妙にずれますからね
玉置 自分でリズム取らないで静かにやってって。波を乗り越えるような。進んだじゃないかって
湯川 サーフィンみたい。楽しかった。なぜなんだろうって。やっとわかりました。
玉置 さいごに、が~らくた~って
湯川 オケの方たちだってガラクタにされてるわけですから(笑)

行かないで

湯川 世界で二つ、好きな「行かないで」があって。ひとつは玉置さんの、もうひとつはジャック・ブレル。今回こういう機会を生きてる間に味わえて良かった。あの曲は玉置さんにとってどういう.歌なんですか。本当に心から搾り出す思いをしたことがあるの?
玉置 ぼくですか?いつもそうです(笑)
湯川 向こうが行かないでって言うんじゃなくて?
玉置 いや、ないですね。ぼくが「行かないでって」っていう方じゃないですか。どっちかていうと。
湯川 いろんな別れ、友達とか親とか、いっぱい経験する中で、心から「行かないで」と言えるんじゃないかと
玉置 そうですね

番組内で流れた曲など

指揮者たちの感想

柳澤寿男「ピュアな人。まっすぐ。それが歌に現れている。玉置さん自身が歌でできた人。行かないでとか、出逢いとか、星になりたいもそうなんですけど、作ってる感じがない。玉置さんそのまんまの、歌のまんまの人なんだなと。ひとがにじみでている。」
湯浅卓雄「音程も確か。オケの響きとよくマッチする」
西本智実「どういう発声をしているのか結構気になるんですね。玉置さんはファルセット、独自の唱法があって。奥行きを感じさせてくれるので、アンサンブルがいいです」
デヴィッド・カルフォース「オーケストラとのコンタクトを非常に大事にしていると感じたので(打ち合わせなくとも)問題ないと思いました」

1部...Sacred Love /MR.LONELY/ プレゼント/ サーチライト/ あこがれ/ ロマン/ 出逢い /清く正しく美しく(モナコ少年合唱団と) 
2部...しあわせのランプ/ JANK LAND/ 行かないで /田園 /メロディー/星になりたい

自分の何かに負けない。歌だけは好きなように歌えるように。

周南でのライブ行きたかったよう。放送されたのは22回目の結婚記念日(2018.10.27)。しかし夕闇迫る頃に聴くと不覚にも涙が出そうになる。サーチライト、行かないで。

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