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SWITCH インタビュー 達人達 蝶野正洋×大西順子 ジャズとプロレスの接点

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蝶野正洋

後楽園ホール

大西順子にプロレスをさせる無謀な企画かと思いきや。ていうか、STFやりたがってんだもん。「ズボンなんで大丈夫」って....

かみさんはレスリングタイツ作った時も「ちょっとここ、動きがないから嫌だよね」とか言うと「使いやすさじゃない!格好だ!」「我慢しなさい」一番最初作ったのは、橋本真也選手と試合をしたとき。タイツが、動きがあるから、パンツが下がってきちゃった(笑)試合中それが気になって、後ろから上げて、負けちゃったんですけど。

大西 割と近い地元なんですよね
蝶野 え?どこなんですか?
大西 府中・国立あたりなんですよ。蝶野さん三鷹ですよね。私、国立にある高校でして。蝶野さんの中学の後輩いっぱいいて
蝶野 もうやめましょうかその話は(笑)何かいい話出てきそうにないですね
大西 たくさんいろんな武勇伝を聞いてきた。蝶野さんは高校を出て、一回進学をされようとしたんですよね
蝶野 自分は小中高とずっとサッカーを続けてきた。ホントはスポーツ推薦で行く高校が決まっていたんですけど、中学の時にちょっと不祥事がありまして行けなくなってしまいまして。中学高校社会人と、描いてたストーリーが始まるところから挫折してしまいまして。(卒業して)プータローに近い浪人でしたね。親の仕事継ぐとか社会人になるとかじゃなく、自分だけ取り残されちゃった。遊んでくれる人間がいなくなって家にいて、見たこともなかった金曜の夜のプロレスをパッと見たら、自分が思ってたプロレスのイメージとなんか違ったんですよね。ものすごいスポーティーな、スピード感のある試合だったんで「あ、プロレスってこういうものなんだ」衝撃的で。そこから毎週見るようになって。

1984年、新日本プロレス入門

蝶野 やべえと思って。坂口征二さんが2m近くある人なんで。足も35センチぐらい。ゴジラかと思った(笑)骨の太さとか足のでかさとか、この人には無理だろ、絶対勝てないと。どうすればいいのかわからなくなっちゃって。
大西 付き人もされてたんですか?猪木さんの
蝶野 猪木さんが来たら着替えから付いて。パンツまで脱がせないですけども、シャツ渡して。練習もサポートして。風呂、背中も流して。メイドですよね。すべて勉強でした。歳が20違ってたんで。蓄積した怪我をどれだけメンテナンスできるか、治療して練習できる体に持っていくのが条件。そこを怠る奴が多いんですよ。猪木さんは、痛い治療とかあるんですよ。でも練習できる体にしたら追い込んで練習をする。その姿を見たときに自分も怪我をしたら「猪木さんこうやって頑張ってやってたよな」って。生き方を見せてもらった。

大西 ミュージシャンも体は酷使する。合った酷使の仕方があるんですけど、体を常にリセットする。疲れた体をリセットしながらやっていくのに、メソッドを作った人もいなければ、そういうことの大切さを教えてくれた人も、私の世代より上にはなかなかいなかった。そういう意味で今のお話を聞くと、同じだなあと。

東日本大震災、猪木と支援に行った。そのときまだ3週間しか経ってなかったので、売名行為だろうとみんな行かなかった。自分も何かを見せる立場に、何かをやってる方たちのお手伝い、その人たちを紹介するのが自分のやることだろうと。消防の方たちや自衛隊、普段は接点はない。そういう人たちへの感謝の気持ちが生まれてこなかったりするので。

海外遠征には給料が出るものと会社に放り出されるものと二種類あるって、北斗晶も言ってたなあ...
先輩に「この鼻くそ!てめえなんか誰が知るのか!」って言われてたのか。海外ではビジネスが上がれば分配制なので敬語を使う。強いだけじゃなく客も呼べてなんぼ。

大西 似てます。私の場合アメリカから日本に行って自分のバンド、名前を顔としてやれるようになったので、そういうことを考え始めるんですけど。揉まれてるうちにそういう目に遭うんですね。分からせられるっていうか
蝶野 エンターテインメントですからね。興行ですからね。また見たい、聴きたいと思ってもらえなければダメなんですよね
大西 そういうことに気がついたことと、ヒールに転向された事とは関係があるんですか
蝶野 入門して10年「プロレスができて20年ぐらいだろうな、もう折り返し地点。こんなことでいいのかな」アメリカ武者修行のハングリーさが折れかかってた。何かを変えようと。

橋本真也三沢光晴の死をきっかけにAEDの普及活動を始める。

大西順子

Billboard Line TOKYO

大西 アイドル、みんな死んじゃっていないんですけど。坂口さんみたいに大きな方。体のある上手い人が弾くと違う。今はあがいてますね。とりあえず体を作っていこうと。
アドリブのセッションに入るのが第一歩。これ聞くと全国のプロレスファンから殺されるかもしれないんだけど、脚本あるんですか?
蝶野 興行として、お客に対して、やられている方はそれを伝えなきゃいけないし、やっている方は自分の強さを客に見せたいし。そこらへんの共通意識がしっかりしているんですね。とにかく「受ける」「逃げない」が前提。だから見てる方は「なんでよけないんだ、あれよけられるだろ」っていうの、逆にそれは受けている。上手に自分にダメージがないよう受け身を取りながら、食らっているのを見せなきゃいけない。ぶつかり合いで見せている。
大西 ドラマーがいて、ベーシストがいて、私がいて、さらに管楽器がいて。かみ合わないとダメなんですよ。相手をよく聴いて、聞いたことに関して「自分はこう」わざと受けがあって一つの音が完成する。わざとすかしてスペースが生じても、面白いフレッシュな音楽になる。基本は相手を聞いて自分をはどう受けるか。この人とやると新しい音楽が生まれる、とか。
蝶野 会話と一緒
大西 そうそう。コミュニケーションですよね。

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