BSプレミアム　カバーズ　the Cavers　筒美京平ナイト　郷ひろみ/2020.10.追記

※2020.10.17再放送。

よろしく哀愁　 郷ひろみ

郷　いい歌ですよね
リリー　僕もカラオケで歌わしていただいて
郷　（笑）ありがとうございます

コラボよりは本人だけで歌ってほしい曲のひとつ。いつでもあの頃に引き戻される名曲。郷ひろみは永久に不滅。筒美作品をデビュー曲「男の子女の子」からシングルで20曲、合計で90曲近く歌っている。74年リリースされたシングルでは「花とみつばち」も好き。小学校低学年の頃運動会の退場曲で使われてた記憶がある。

よろしく哀愁 (1974)

また逢う日まで/尾崎紀世彦（クレイジーケンバンド）

横山剣といえば西原商会♪である。あのCM好き。なので聴いてて違和感無かった。むしろ気持ちいい。
本家本元は尾崎紀世彦。長年デビュー曲だと勘違いしていた（２曲目のシングル）2012年5月30日、69歳で死去。同年9月にしのぶ会があり、筒美京平も発起人のひとり。

曲もだが阿久悠の詞も素晴らしい。粋。心は何かを話す、けど言いたくない別れの理由。この方を見るたび、なぜかうーんマンダムのCMが頭をよぎってしまう。72年の選抜高校野球、行進曲に採用された。←えっそれは知らなかった。イントロ部分で一瞬足が止まらないかな。とはいえそれが気にならなければ（なるのは自分だけか）確かに行進し易い。77年にはバレーボールワールドカップのイメージソングにもなった。

尾崎紀世彦　全開「また逢う日まで」1977

ギンギラギンにさりげなく/近藤真彦(一青窈)

マッチ本人歌唱ではなかったのか。ギンギラ用の衣装は良く似合ってた。ピアノアレンジ＋ドンドコ具合がアフリカンシンフォニーというか、全く違う楽曲になっちゃっててさりげなくない。ギンギラギンというよりドンドコドン。一青窈のカバーといえば「他人の関係」が思い出される（作曲は川口真、本家本元は73年、金井克子）別に忠実にやれと言ってるわけじゃない。確かに「美空ひばり感」はあった。今回もサザエさんを歌うかどうかで迷ったらしい。今度やる時はサザエさんを一青窈歌唱で。

筒美さんは、サビ頭の「ギンギラ♪」のところの音程をわざと高くし、あえて押し出すように歌わせ、マッチのアーティスト個性を生み出そうと考えた。
パーソナルプロデュースを考えながら作曲してるってことですね

近藤真彦　ギンギラギンにさりげなく (1981年・昭和56年)

女になって出直せよ/野口五郎(田島貴男)

田島　弾けませんでした（笑）
リリー　南米の歌手みたい

あれ？田島貴男ってこんなに三田明っぽい顔してたっけ。

田島　筒美さんがライブにこられたという影の噂が
リリー　「風の噂」じゃない？それ陰口（笑）

79年「真夏の世の夢」と「青春の一冊」の間にリリースされた。オリコン最高位17位、ザ・ベストテン9位。

女になって出直せよ　野口五郎

あなたがいたから僕がいた郷ひろみ

フルバンドのテンポに合わせる難しさを語る。
さっきの「また逢う日まで」もだけど、レコードはもっとテンポが遅い。ゆったり。テレビは巻き入りすぎてる。

郷　寡黙な方だったので、言葉で言うよりも、歌手として自分が何を目指さなければいけないのかっていうのを、曲を提供することで教えてくれたんじゃないかなというふうに思いますね。人に気づかされるんじゃなくて、自分自身で気づいていくのが。どんどんどんどん上に上がって行って、僕の中でも中身のある人間になっていくっていうことを教えてくれた人が筒美京平という方だと思います

20歳でレコ大大衆賞とったとき、号泣。新御三家のうち自分だけ取れなかった賞なので、どうしても欲しかった。

76年
郷ひろみあなたがいたから僕がいた (1976) 2

真心ブラザーズは太田裕美「木綿のハンカチーフ」ミッツたちは少年隊「君だけに」シシド・カフカはいしだあゆみの「ブルー・ライト・ヨコハマ」を歌った。

AOR歌謡というジャンルは初めて聞いた。何もかも懐かしい。懐かしすぎて作業用BGMには不向き。なんつったって１曲目から「渚のうわさ」である。一番最初は弘田三枝子（1967年）だが、自分が聴いていたのはヒストリーだ（1979年）子供の頃、母と一緒に聴いていたラジオから流れていた曲ばかり。あの曲もこの曲も筒美京平作品。もちろん「よろしく哀愁」も収録。「抱きしめてTONIGHT」だってあるぞ。