歌のジャンルは3つ
失恋ソングが多い理由
悲しい歌
幸せな歌
自分に向けた歌
いしわたり:演歌のような悲しい歌が日本には多い。
※全体の45%を悲しい失恋ソングが占める
ZOPP:楽しい時は外に出かけ、悲しいときは内にこもって制作する。自然の流れなのかなという気はしますね。
心に刺さる失恋ソングBSET10
10-7位
7位 オリビアを聴きながら(’78)杏里50代男性から多くの支持。杏里のデビュー曲。
8位 メトロノーム(’15)米津玄師 10代から共感の声
9位 女々しくて(’09)ゴールデンボンバーノリが人気。
10位 プラネタリウム(’05)大塚愛女子の切なさが伝わる。20~30代に支持される
オリビアを聴きながら
い:サビ頭の1行の当たり前すぎる歌詞。みんなが思うことを言葉にするってあんまりなかった。塩をしょっぱいというようなもの。1度聞けば覚えてしまう。耳から入って脳で処理するまで0.2~0.3秒かかるらしいんですよ。スマホの予測変換機能みたいに話の流れで次はこう言う言葉が来ると、脳がスタンバイしてるんですよ。歌詞も一緒で、次に来る言葉がシンプルであればあるほど、どんどん第一候補でつなげてくる。頭に焼き付くのも速い。誰も言ったことがなかった場合、強さに変わる。
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プラネタリウム
zopp:華やかなのに儚い。失恋ソング最高のキーワードは「花火」それだけを捉えると華やかだけど、一瞬で刹那的。ひと夏の恋は短いじゃないですか。自分の見たものと失恋をした時の喪失感が花火が消えた時に似ている。プラネタリウムもそうなんですけど、サビまでとってる。
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似た曲として「打上花火」
失恋ソングによく使われるのはほかに「雨」
村上:ザザぶりやん
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6-1位
6位 会いたくて 会いたくて(’10)西野カナ
5位 元気を出して(’87)竹内まりや失恋した友達に聞かせたい ※30年前か。聞かせてくれんでも自発的に聞いたわい
4位 さよなら(’79)オフコース50代男性:私たちの時代の定番ソング ※ええええっ(同世代)確かによく聴いたものだが定番かいな
3位 366日(’08)HYせつない
2位 もう恋なんてしない(’92)槇原敬之あるあるが詰まってる
1位 M プリンセスプリンセス(’88)
会いたくて 会いたくて
い:会いたいソングの中でも究極のキャッチー。サビ頭の「震える」大事なのは何を書かないか。
「今日は記念日 本当だったら二人過ごしていたかな」勝手に聞き手が想像するけど何をしたかは書いてない。書かないことによって書いてる。全ては説明しない。行間を書くテクニック。「愛を込めて花束を」もそう。「大げさだけど受け取って♪」この先がどうなるかを想像できる。
※演歌だったら吉幾三の「雪国」サビにある。逢いたくて逢いたくて震える唇♪があるけど。
366日
zopp タイトルの妙。366日ってどういう意味だと思います?365日じゃ足りないぐらいあなたに会いたい。閏年の人と恋をしたのかな、別れたのかなというダブルミーニングを持たせる。サビ頭にタイトル、サビ最後に伝えたいメッセージを入れる。
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妻が夫の浮気を疑う場合 内心に怒り、笑って尋問。(夫は)笑って素直になる(ダブルバインド)
おかしくないんだけど「おかしいでしょう?」
作詞の基本的な構成
5mの描写 主人公の手の届く範囲
0m 主人公の心理
100m 空や海など手の届かない感情
もう恋なんてしないは完璧な作り。
時代による変化
近年は失恋ソングが減少。落ち込む自分よりもSNSで目を反らすことが増えてきた。
70年代は四畳半フォーク。80年代は聖子ちゃんなど失恋もエンターティメント。90年代は岡本真夜など自作自演が増える。00年代はaiko、Mr.Childrenなどパーソナルな描写。現代は検索できるので全てが並列。時代のワード、時代感も重要視。
11位以下20位まで知りたいでござるよ