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【人生案内】独居の母 距離感が難しい 鷲田清一さんの回答が腑に落ちる。

父が亡くなり一人暮らしの母

ケンカになってしまう

近くに住む私は生活面で手助けしようと努力していますが、ケンカになってしまいます。母は運転ができず、買い物や通院のたびにタクシーを使うと出費がかさむと思います。
記憶があやふやになっていることもあり、心配でたまりません。

しかし、母と一緒にいるとストレスを感じてしまいます。小さい頃からしつけと言って物差しで叩かれ、足蹴にされました。辛い思い出です。今も私といるとストレスが溜まり、会いたくないようです。

しばらく距離を置こうと思っていますが、育ててもらったことに感謝もしており、知らんぷりをしていることに罪悪感もあります。毎日、連絡しようかと迷い、傷つくことは分かっているので、思いとどまります。普通に母と関われない自分をどうしたら許せるでしょう

相談者に近い悩みを抱えて

うちの母も運転ができない。父は長く入院生活を送っており母一人暮らし。が、まだバスやタクシーを使って買い物や通院、趣味の集いなどで平日に時折外出する元気はある。
問題は何も予定のない日。我々姉妹は仕事が多いが、父の見舞い以外にも出かけたがるのだ。仕事やその他の用事を理由に断ると泣くようになった。相談者と同じく、知らんぷりに罪悪感を感じてしまう。「毎日電話して」「頼むね」といわれる言葉の重さ。ちょっと前の相談に夫と子供3人の世話に疲れる兼業主婦の悩みが載っていた。
うちの場合、やっと子供の世話が終わったと思ったらこれだ(大学なんで金銭的な援助はまだ残っているが家からは出た坊主)
てか父も危ない危ないって、何度家族が病院に呼び出されば気が済むねん。いや父が今後どうなるかわからないから、母も情緒不安定になってんだけどさ。そして自分も昔言えなかったことをふと思い出して、母にあたってしまうことがある。いま、力関係は自分の方が強い。※2019.8 父が亡くなって半年が過ぎた

相談者は一人っ子だろうか。ほかのきょうだいの存在が書かれてないからおそらくそうなのだろう。自分のようにきょうだいがいれば負担も分け合える。

鷲田清一さんの回答(抜粋)

今しばらくこれまでの距離を保ちましょう

幼い頃の辛い思い出が心にわだかまったまま。お母さんの方は何事も自分流で行きたいと思っている。ふたりの関係はこれまでずっと、一定の距離を置くことでなんとか成り立ってきました。お母さんが独り暮らしとなり、いろいろ心配なことが増えて、こまめに訪ねるうち、また二人の距離が縮まり、いざこざや行き違いにストレスを溜めるようになった。「もやもや」がふたたび「ぎすぎす」へと、こうじてきたわけですね。

お母さんにはこれから見守りと手助けがいる。でもその役を一人で背負えば、ふたりの間は出口なしになってしまう...心配でしょうが今しばらくこれまでの距離を保ちましょう。それは決して無情ではありません。そもそも人は別の一人をそっくり面倒見るようにはできていないからです。お母さんも「別の一人」です
みんなが寄ってたかってお世話するものと思い定め、今のうちにいろんな福祉サービスの仕組みを勉強し、窓口ともよく相談しておくことです。<<

>そもそも人は別の一人をそっくり面倒見るようにはできていない。お母さんも「別の一人」

救われた。腑に落ちた。お世話を嫌がるプライドも強く持ってたり、行政の窓口がすぐ動くわけでもないので、さしあたっては、まず、包括支援センターから。

無情だったら相談はしないよね。

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