笑福亭鶴光
ラジオパーソナリティの壁
ひとりしゃべり、しかも4時間の生放送は初めて。
一番最初、はがきも来ないでしょ。曲掛けとかやってて。ディレクターのこっち側の後ろから、亀渕昭信さん、プロデューサーがじっと見ててね。で、終わって、お疲れ様でした「う~ん...面白くないね」言うてることわかんないし、だいたいキミのDJ、セックスアピール足らんね」
セックスアピールってなんなん、思て。あ、セックスを、アピールすればええねや。こう柔軟に解釈したから、二週目から下ネタバンバン。未だにずーっとそれ
一週間に一万通来るようになったんですよ。せやから郵政省、儲けたやろな~
(下ネタへのバッシングとかはなかったんですか?)ないどこの騒ぎやあるかいな。終わると同時に電話鳴りっぱなしやで
「はいはい、そのような方向に..ありがとうございました」「申し訳ございません」何言うとるん?鶴光降ろせ、言うとるわ。
(学校では)「お前らオールナイトニッポン聞いとるらしいけど、聞くな、特に土曜の鶴光の」ラジオやって、一本のクレームも来んような放送やってどないすんねん。
みうらじゅんは童貞をこじらせてた高校生の頃からのリスナー。自分も小5の時に友だちが聴いてて、それから何年も聴いてた
福山雅治×小島慶子
福山:鶴光さんのオールナイトにっっポンが大好きだったんですね。30年ぐらい前。小学校6年。
小島:ああそうでしたよね。深夜放送はそのぐらいから。
福山:なので自分が唯一思春期の、眠れなくなってた自分が、下界とつながっているのはラジオだけ、って感じが良かった。で、深夜放送やるんだったら鶴光さん好きだから、エッチなこと言わなきゃいけないっていう強迫観念だったんです
小島:え(笑)そこがちょっとね(笑)
福山:間違ってる?
小島:刷り込みなんですよね。最初に見た親が鶴光さんだった
福山:そう、鳥です。鳥が目ぇ開いたら、エッチなこと言う鶴光さんだった。
エロは世界を救う
若い女の子に人気ある子が、エッチなこと継承してくれるのすごく嬉しいね
俺の場合女性ファンなんて一人もおらんかった
福山くんにしたって、ほとんど女性が多いでしょ?星野源さんもそうでしょ
女性がエロを受け入れてくれるようになった時代。
昔は鶴光のオールナイトニッポン、女の子が聴いてると変態扱いされた。下ネタはね、あんまり人を傷つけないと僕は思う
悪口ってなんか嫌やろ。
例えば酒飲んでて、あの上司はこうや、あいつはこうや言うてて
終わったあと自分が爽快にならんやろ?
エロだけは幸せになる。エロは世界を救う。これはもう僕の持論です
中島みゆき
1979.4.2 スタート
もしかしたら、いつかオールナイトニッポンで
中島みゆきを知った誰かからは
「深刻ぶってくらい歌を歌うあなたなんか作り物だ」と書いた葉書が
舞い込む日もあるのかも知れないから
あなたの言うところの「嘘」が、誰かにとっての「本当」かもしれなく、
誰かの言うところの「嘘」が私にとっての「本当」かもしれないから
実家に残してきちまった本
あくしゅ券大事に今も持ってる人ーいるかな?いるよね
87.3.31 最終回 降板の理由
※リアルタイムで聴いてた(当時19歳)
火曜日、大安吉日。
いろんなところで今日も聞いてくださってるでしょうか、あはははは
最終回ですよ。キンチョーしちゃうだははは アガっちゃったりして
中島みゆきのオールナイトニッポーン
(エンディングで降板の理由)
やっぱりあたし、要領よくないんだな~と思うんだけど、いくつものことを一緒にテキパキやりこなせないんだわ。で、それで、じーっと考えちゃって。この1日の、たった24時間ていうこの限られた時間ね、どうやったら配分できるだろうかなって、考えたんだよね。そしたらやっぱり、時間をね、惜しむことなく音楽に使いたいなあって、そう願ったんだよね。じゃあほんとに、いっぱいありがとう。中島みゆきは、今夜で、ディスクジョッキーを中退します。じゃ今から数えて10秒後に、あたしは音楽に走ります。10.9.8.7.6.5.4.3.2.1 こんばんは、中島みゆきです。
ビートたけし 1981.1.1~
元旦や餅で押し出す二年グソ
その頃すでに芸で漫才ブームを考えると、頭落ちになってて、勢いだけで、若い人のお笑いをとってるのは間違いない時代になってるし、楽屋オチが多くなったのも新ネタを作らなくなったのもわかってたし。まあ自分ではこれは終わりだということで。
飲み屋の感じがいいやと。根本的にやばいことは言わないけど、ある程度の下ネタとかくだらない話はバンバンやって構わないとは思ってた。よく深夜で、人情味あふれるミュージシャンだかよくわからないけど質問に親身になって答える姿が大っ嫌いだよね
どうせそんなこた思っちゃねぇくせに、そいつがくたばろうがなんしようが俺は正直に言うし、まぁ、いずれこういうのはいなくなると思うし。何年もやってりゃせいぜい俺なんかは5~6年やれば、あと何年かは続けられるのかなと
(やめ時について)
中高生にウケるくだらない話を、いい年のオヤジがいつまでもしてるわけにはいかない。自分なりに飽きてるからこれがやめどきだなと
(パーソナリティを務めたことはどんな経験だと思いますか?)
図々しい言い方だけど、ある瞬間、深夜の1,2時間は、自分の大統領演説のような感じがしたね。全員にいいこと言ってるという、インチキ独裁者。
森谷和郎(ディレクター)
これはとんでもない番組が始まったな、どうしようか、と。
(1回目は生でなく録音)当時放送できない部分がすごくありました。編集しまくって。1時間40分か45分ぐらいになって、足らなくなるわけですね。だから曲を1番から3番までやって、もう1回1番に戻ったり。
とにかくこの番組はですね、ナウい君たちの番組ではなく私の番組です
やっぱりパーソナリティーは自分のものをさらけ出すことですし、君たちのものではなく自分のものだ、自分が好きなように喋るんだという意思の表れ。それについては抵抗感も違和感もなかった。
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音源もっと流して欲しかったし、またやってよな。