清川あさみ
人の思いに寄り添うために
清川:(打ち合わせを)してしまうと、コンセプトがとても優しいものになってしまうから
会ってその場で。夏木マリさんは生き方がずっと変わらない。
ひとつのオブジェ。生きる化石のような(笑)イメージがあったから
アンモナイトにして。歳を重ねることによる美しさ。
採集するからにはその人の個性を丸裸にして
一つ一つ標本箱に閉じ込める
永山:清川さんの作品は、女性が出てくることが多いんですけど
清川:興味の対象は女性。それはやっぱ女性だから
やっぱり複雑さがすごくないですか。体も変われば子供も生むし
感情も変わる。変化する生き物だと思う
女の人は女の人をまっすぐ厳しく見る。女だから採集できる
男性が採集すると、その人の理想の人になる。
私は理想ではなく現実をリアルにキャッチするので。
人間の裏側、劣等感コンプレックス、全て綺麗だと思ってて。
そういうのを採集してみんなに届けたくなる。
たまに街でナンパしたり(笑)

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コンプレックスを服に落とし込んでた時代、不思議な生物を見てるような気持ちになった。
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子供の頃は自分をなかなか表現できず
理想と現実のギャップ、同級生とのバランスの取り方が難しかったとか。
高校生から、コミュニケーションツールは服に。人と繋がれるようになった。
上京したその日にスカウトされ、読者モデルとしてスタート。
表に出続けるのはエネルギーのいること。
2016年、男の子を出産。自分の中でもう一つテーマが増えた。
永山祐子
建築家の生活
後半は建物探訪~建築設計事務所で
寝ないで必死にやるのは効率が良くない。朦朧として思考が止まる悪循環。
今のスタッフには土日もなるべく休んでもらえるようにと思ってて。
きちんとした生活をしないと子供を育てられないので。
でも仕事量はそんなに変わってなくて。
メタボビル
特殊な場所。幹線道路って高い建物が建つことができる
一歩入ってしまうと住宅街で、高い建物が建つことができない
ちょうど境界線に建っているビルだった。
ビルの建ち方そのものをデザインする。スケールが曖昧なビルを作ろうと思って。
曖昧な建ち方がテーマ
建築ってある意味暴力的な行為だと思っている
とてつもなく大きなスケールなものをいきなりある日突然街の中にドンと建てる
それがあることが街の人に良かったなと
思えるような状況を何らかの形で作りたい。

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