少子化ジャーナリスト
専業主夫の実態
まだ11万人だけど
※11万人の夫が妻の扶養に入っている。
久米:小島慶子さんも僕の知り合いなんですが、身の回りに戸籍上の夫が全部を引き受けてるのが、彼女を含め3人います。
白河:分かります。この業界の周りは(主夫が)多いです。
久米:僕の周りに3人ってことは11万人ってのは法的な数字だから、籍を入れないとかいう人たちを数字に入れたら、倍になると思いました。
白河:もっといると思いますね
久米:すごいことが書いてあるんですが、これだけ聞くと暴論のように聞こえるんですが
女性の管理職を3割増やすなら、男性の家庭進出も3割増やすべし
久米:政府は、女性管理職を3割増やすのなら、そういう女性をサポートする人を考えなきゃ管理職は務まらないというのは正論だと読みました
白河:はい。
久米:11万じゃ到底足んないですね
白河:「秘密結社主夫の友」の顧問をしてるんです。やってる活動がまさに3割の活動なんです。そこのスローガンなんです。去年は小島慶子さんが「主夫に理解ある女性」として、主夫の友アワードを受賞されました。応援してくれる女性として。あと西島秀俊さん、柔軟剤のCMでエプロンをして主夫で出てるんですね。本人は来てらっしゃらないので看板で表彰させていただきました。男が家事をするって当たり前だよねってのを広める活動の一つ。もう一つはお見合い。主夫志望男子と働き女子のための婚活ワークショップ。
秘密結社主夫の友 活動内容
秘密結社「主夫の友」-NPO法人ファザーリング・ジャパン非公認組織-
大手小町
久米:妻の扶養に入ってるのは11万人しかいないけど、男の扶養家族の妻は600万人いました。これはアンフェア。
白河:主夫と言っても扶養家族だけじゃなくて、主たる責任を持って、家事育児をする男はみんな主夫。兼業の人もいますし、中には「僕は社長だけど主夫宣言」もいるんですよ
久米:マメに家事をやるということですね
白河:そう。「家事を主とする」のが重要で。お手伝いして「やってるぜ」の方がいっぱいいらっしゃる。それは女性にとってはすごい腹が立つ。もっと「主たる責任をもって自分ごととして、する人」
女の人って、女子大生とかもそうですけど、自分は「年収1千万円の男と結婚して専業主婦になりたい」って平気でいうのに「俺、年収1千万円の女と結婚して養ってもらいたい」っていう男性を絶対に許さない。これ、不公平ですよね。自分がそれを公言するなら、男性にも許せよと思います。そしてもしそれを男性に許せないんだったら、自分が公言することも疑ったほうがいいと思うんですよ。
小島慶子 「専業主夫になりたい男たち」より
久米:男はちょっとやると「やってるぜ」って顔をするんですよ(笑)小島慶子はこの発言を持って、寛大だということで受賞されたんですよね。
白河:男のプライドが一番の問題。乗り越えたところに感動がある。最初は苦しくて、スーツを着て家事をしていた。スーツ着て買い物行くと、なんとなく途中で寄りましたって雰囲気が出るから、そこが男のメンツなんですけど
久米:わかる
白河:彼はそこをパンっと超えて、奥さんも頑張って、サラリーマン時代の年収を抜いちゃったと。この女性の健康とかに一生懸命気をつけてサポートした方がいいに違いないとある日突然気がついて。「プライドは一文(いちもん)にもならない」
久米:僕はこの本でホントかなと思ったのは「専業主夫に育てられた子供は、皆活発でイキイキしてる」どういうことなんでしょうね?
白河:専業主夫だけじゃなくて、能動的に育児に関わるとどうなるか、という感じ。お母さんがメインで関わってるお宅が多いじゃないですか。でも関わる人が多ければ多いほどいいのが育児。お父さんも関わるのがいい、お父さんだけじゃなくて地域の人も、仲間とかがもっと関わるといい。大勢の人が関われば関わるほど子供の社会性が上がる。もっと大勢の人が子育てをするイメージ。いわゆる「父親不在家庭」ってあるじゃないですか。女性なので外でハードに働いていても、帰ったら子供がワーッと 「ママー」ってくるし、産んだのは強いと皆さんおっしゃってました。だからママはママで存在感もしっかりあって、女性も夜遅くまで飲んで帰って、というのはないですね。できるだけ早く切り上げて子供や夫、家族と過ごしたいと思ってる人が多い。全くの逆転、父親不在家庭の逆にはならないですね。そこはすごく安心してるみたいです。
主夫とヒモの違い
久米:女性の最大の問題は何ですか
白河:ふたりの合意によるものならいいんですけど例えば夫が「夢を追ってある日突然仕事を辞めた」「家事をやめて夢を追うから」って言った割には夢が実現しないし、やってくれるんだけど釈然としない、自分が子育て大変で辛くてどうしようって時に手伝ってくれないでいきなり「おれ、夢追うから仕事やめる」
久米:最近多い「俺、起業しようと思うんだ」「ITの会社作ろうと思うんだ」フリーになって家にいるけど一歩も前に進まない・・かなりあるって言ってましたけど
白河:主夫として機能してくれればいいんですけど、そうでもない人は困りますよね。ヒモというのは女のパンツの1枚も洗わない男。それでも養ってもらってるので。
久米:さすがですねヒモっていうのは
白河:主たる責任を持って家事をやるのが主夫。
女性が主夫を手に入れる時に気をつけること
おごらない
奢りすぎるとヒモになる
タニマチにならない
デートは居酒屋でもファミレスでも二人で楽しめる所に行く
いくらでもいいから稼いでもらう
感謝と尊敬を
プライドを傷つけない
3回褒める
柔軟な男の人を主夫に育てていく
人生案内 2016.11.19でも
「夫が趣味を生業に 生活費払わず」があり
趣味に月々15万円使い、多い時はひと月に10日以上欠勤。
趣味を極めるため、SEをやめて勝手に住宅を借り家を出てった。
生活費を一切入れず、妻が車を手放す事態に発展。
弁護士の土肥幸代先生は、一度話し合い
これから先、生活を共にできないのなら離婚を選択肢の一つにと回答。
こりゃヒモ以前に酷い話。
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今回番組ではあくまでも「主夫」について。
ami-go45.hatenablog.com
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主夫について諸々の感想はお持ちでしょう。ネットやデータは氷山の一角。参考意見の一つとして読むのが一番。できない約束はするな。
togetter.com
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