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人生案内メモ、文字起こし、感想。

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ミュージックポートレイト くるり 岸田繁×又吉直樹

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又吉直樹

遠藤賢司 カレーライス
岸田:子供の頃のイメージがしにくい
又吉:一人だけ顔のイメージが出来上がってる。自分では今と同じ感覚でおったつもりなんですが、変な奴と思われてて。ラジオで日曜の午後に「フォークソングスト20」みたいの聞いてて、言葉も「痛いだろうね」とか

THE BOOM からたち野道
子供の僕には感じたことのない歌詞の世界観。ひめゆりの塔見に行ってすごい怖かった記憶と結びついてその背景に何があったか。割と言葉に引っ張られて何回も聞いてしまう。映像が頭の中で回る。


ザ・ブーム からたち野道

MOTHER 奥田民生
小学校の時に寛平さんとめだかさんが戦うの、あれ何回見ても笑ってしまって。そっからダウンタウンさんとか千原兄弟さんとか見て芸人になりたい気持ちが強くなって。みんな練習しんどいけどサッカー社会人でやろうとか、自分ひとりだけ芸人なりたいとか監督なんて思うやろかと。上京したら親にあまり会われへんやろと、母親の出身の奄美大島に一緒に行って。別に突き放すでも頑張れというでもなく、併走してくれる距離がありがたかった。

東京 くるり
NSCでコンビ「線香花火」結成。想像していた以上にうまくいかなかった。いろんな先輩に「気持ち悪い奴がおる」指さされてバイトの面接も「君声小さいね」落とされたりして、どえらい選択を自分でしてしまった。勝手にサッカーやめて上京したけど何でも思ってたのと違いすぎて、ひとり井の頭公園で爆笑したことがある

明日はどっちだ 真心ブラザーズ
2003年コンビ解散。未来ないわ、やりたいことなくなった。自分のやりたい事はその相方がおらんことなったら永遠に無理やなって。(綾部に声掛けられた時は)合わんのやないかなって。コンビ名も揉めたんですよ。

迷いを振り切った曲。俺とはタイプが違うけどなんか惹かれるなって。迷いの外にある中立な言葉をコンビ名にするしかないなって「ピース」に。ふたりとも「めっちゃダサいコンビ名やな」

Jack Nicholson/Bloodthirsty butchers
下積み7年。どう考えても売れる予兆がない。表現の場が劇場やったから、竜宮城というか(笑)先輩芸人が主催するロックフェスで僕らあまりウケなくて。でも吉村さんが「お前ら絶対変えんなよ!」言ってくれて。お客さんどんなん好きかとか考えるんですけど、根本は変えない。

オールドルーキー 竹原ピストル
※「アメトーーク 気にしすぎ芸人」VTR。
テレビに出たら「明るくできてない」感じなんやろなと。テレビ、最初どうしたらええかわからんで。器用にやり方も変えられんで。走り始め続けることってどういうことなんやろと。前を向いて戦うことの大切さを教えてもらった。

IGGY POP FANCLUB ナンバーガール
批判が気にならんようになるぐらい書きたくなった。書くときに実際にその場所行って景色見て思い出すこといっぱいある。改めてその時聴いてたやつ、むっちゃ聞いたんですよ。曲にいろんな記憶が保存されてた、というか。

ぼくのお日さま ハンバートハンバート
みんな2作目を気にしてくれるんですけど。タクシーの運転手とか。今の自分とも子供の頃の自分とも重なる曲。自由自在に表現できる感じがあまりない。頭の中でイメージが完成しようと思ってるのに結局伝わらへんなと。もしかしたら地獄が待ってるかもしれんし、成長したなって言ってもらえるかもしれん。
※「サワコの朝」で、かけてなかったかな。

太陽のブルース くるり
人生の最期に聴きたい曲。死ぬとわかってんのやったら梨を食べたい。あまり重い物が胃の中にあるまま死にたくない。大事なこと忘れんように紙切れに書いとこって、僕の作業に近い。

岸田繁

スコットジョプリン ザ・エンターティナー
岸田:バッタとかいろんな種類集めました。
又吉:セミは7日で死ぬと聞いて、逃がすようになりました(笑)
岸田:普段かかってたのが重い目のクラシック。 たまにこれがかかるとヤッター!って
   
TM NETWORK 1974(16光年の訪問者)
小学校高学年でバンドブームが来て。なんか恥ずかしいて。シンセめっちゃ好きなんですよ。こんなん言ったら怒られるけど歌詞飛ばして間奏だけ聴いてた(笑)歌歌ってへんかったんですけど歌詞書くのは中学生で好きになって。最初に書いたのは「government」誰にも見られんようにずっと持ってたんやけど、ある日机の周りにめっちゃ人だかりできてて(笑)「ポエム書いてたんやな」って

レッドツェッペリン GOOD TIMES BAD TIMES   
とりあえずバンドやればモテるかもしれへんと。「お前TMネットワークやなくてこれ聞け」一瞬でロックの恥ずかしい世界にドボーン行った。ロックにバーンって打ちのめされたときは、かなり鏡の前にいる率が高かったです(笑)

The Jon SpencerBlues EXprosion BELLBOTTOMS
又吉:大学時代音楽が占めてた割合は
岸田:60%ぐらい。20%バイト。バンドはお金かかるから。うちのサークルて全員この曲。大学生活を140字で述べよ言うたらだいたいこの曲。

1996年くるり結成。

くるり 東京(インディーズVer)
歌詞なくてええんちゃうか思って。ギャーとかでええやんって。ある日ふと力が抜けて。その頃付き合ってた女の子がいて。携帯代払えんかったから止められてて。その子やなくてその前に付き合ってた女の子に電話したくなって。


くるり 東京 インディーズ盤「もしもし」ver

PYRAMID SONG  Radiohead
バンドってやりたいことができない。複数の人間がいるから違う着地点に行くんですよね。集中してやってても、これから先を考える余裕がない。レディオヘッドってロックやない音楽の要素を取り入れてて

又吉:ライブ行った時にピアの入るところでトムヨークが止めて。3回ぐらいやってようやく始まったことがあった。
岸田:レディオヘッド、ワガママやけど楽しいなと思い始めて。

交響曲第39番 (3楽章) モーツァルト
活動10年目ぐらいで自分が思ってるよりも大きいんじゃないかと思い始めて。よう考えたら年間5日ぐらいしか休んでへん時があって。気持ちがふっと落ちるときにやめとうなる時があったんですよ。

日本を離れ、ウィーンで出会った曲が運命を変えた

今まで聞いてた曲は音楽やないと。一番衝撃を受けた。疲れて不感症なってる時に一番心を動かされた。大富豪やってて革命が起きた(笑)みたいな。最初苦労したんですけど段々違う考え方ができてきて
音の長さや楽器の響きなど全然違う捉え方ができて。でも歌詞ができひん(笑)そしたら「できてる音を通訳すればええんや」教えてくれて

できたのが「JUBILEE」※菅野美穂チオビタのCMやん。このアレンジすごい。

帰ってきたヨッパライ ザ・フォーク・クルセダーズ
よくよく考えて一番京都っぽい空気誰かな、と。東京という街に反抗してるわけじゃないですけど、こんな事やっていいんだ、て。尻叩かれてる感じがして頑張ろうって思いました。

琥珀色の街、上海蟹の朝 くるり
本格的なHIPHOPに挑戦。今過渡期なんですけど、無理して攻めた曲。びっくりさせたい。想像してへんかったこと。こんなおっきい器に梅干し一つとか(笑)


くるり - 琥珀色の街、上海蟹の朝 / Quruli - Amber Colored City, The Morning of The Shanghai Crab (Short ver.)

おぼろ月夜
人生の最期に聴きたい曲。すごい好きな理由が無に近いぐらい。こんな曲作れたらやめるかもしれない。何の感情もないけどひとつの景色が見える。生みの苦しみを語ってるの面白かった