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【抜粋・感想】SWITCH インタビュー達人達 サンドウィッチマン×うえやまとち 笑顔のレシピ爆笑のツボ

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サンドウイッチマン、クッキングパパを語る

伊達:母が買っていた「クッキングパパ」最初の頃。1巻から。基本的に母は漫画本読まなかったんですけど、唯一この「クッキングパパ」だけは読んでいたんですね。レシピ見ながら、母がお赤飯を作ったりしていたので、あ、ちゃんと、料理の作れるような漫画なんだと。入りは母親からなんです。
富澤:なんでお母さんは料理本じゃなくてこれを買ったんだろうね。
伊達:わかんないんだよね。それはちょっと聞いてみないと(笑)うちの母ちゃんに質問しなくていいよ。めくった時に必ず「料理って楽しいんですよー!」って第1行目に書いてある。全巻そうなんですよ。ほんとに料理が好きなんですね。うえやま先生きっと。なんでまた料理がそんなに好きなのかを聞きたい。
富澤:毎週じゃないですか。そしてそれを仕事にした時に本当に楽しいんですか?
伊達:いぃや、そりゃ楽しいだろ(笑)楽しいですよ。
富澤:苦しくなってませんか?って
伊達:楽しいですよそりゃ。俺はそれはあまり聞きたくないな~好きだから。「そりゃ大変ですよ」ってことも聞きたくない(笑)すごく教育本にもなってる。うち娘がいるので。どう育てれば、ずっと父親が好かれるのか?娘に。そういうのも僕はクッキングパパから学習してます。
富澤:「女の子になったよ」っていう・・
伊達:あったなぁ。みゆきがね
富澤:あれでね、俺は赤飯を作るんだと思ったよ。そしたら、フォカッチャ作った(笑)
伊達:もう作ってるし赤飯は
富澤:多分そういうことなんだろうね。フォカッチャ俺も作んないと。娘が女の子になったよと言ったら僕もフォカッチャ作ります。

福岡の海沿いのアトリエで

新人はまずレシピページを担当。途中段階の絵をいかに上手に描けるか。1361品のレシピメモ圧巻。サイン入り貰ってたね。
2016年3月現在
こち亀198巻、ゴルゴ13 179巻、クッキングパパ135巻。ミナミの帝王も135巻。前は本当にギリギリ、綱渡りみたいな締め切りだった。

漫画のストーリーより料理が先

料理が出来上がってから、それに合うストーリーを考える。年に一度は登場するカレーだけでも45種類。水を使わないカレーは、キャンプに水を忘れてきた設定に。鯨カレーは鯨を懐かしがるじいさん世代に。フィッシュヘッドカレーは東南アジア旅行のお土産。料理が決まれば登場人物が決まり、物語は広まっていく。

パパが料理を作る理由

富澤:どのぐらい先まで料理は決めてるんですか?
うえやま:まぁ、1つか2つですね。
伊達・富澤:そんあもんなんですか?
うえやま:いろんなもん試してますけど、はっきり決まっているのは二つぐらいですね。
伊達:それはもう三十何年間ずーっとそういう感じで
うえやま:追いつ追われつな感じですよ。

伊達:料理漫画だと戦うのはよくありますけど
うえやま:もういいじゃん!っていう(笑)なんかそういう感じ。事件をどんどん起こしていかないと、ではなくて、事件ないのでいいじゃん、そういうのを作ってみたいなと。僕はキャラクターに対して神様じゃないですか。どうとでもできるわけ。そんなに不幸ばっかりそいつに、ね、悲しい目ひどい目に遭わせず、幸せな目に合わせてやってもいいじゃないかって。

伊達:なるほどね。
うえやま:大体漫画って事件が起こる。戦わなきゃいけない。誰か死んで犯人が、とかそういうマイナスな要因があって解決して元に戻るんじゃなくて、そっから幸せになって幸せになって終わる、そういう馬鹿な漫画があってもいいじゃないかって。今日は天気がいいんで外でバーベキューしたら楽しかった、おわりっ!みたいな(笑)そういう漫画があってもいいじゃないかって。最初の頃は事件起こしたほうが楽とも考えたけど。描きながら「わかってもらえるかいな」って。わかってもらえてよかった。始めは「なんで男なのに料理しなきゃいけないの?」説明がいる時代だった。最初の担当は「単身赴任している、奥さんが病弱って設定にしたら?一般的な納得はそっちのほうがくるよね~」って言うから「いや、俺が描きたいのはただ料理好きで、毎食毎食作る男の話がいい」って言ったら「じゃ、それでいきましょう」日曜日にサラリーマンが趣味で料理をバーン!みんな呼んで     俺がすごい料理を作った、じゃなくて、日常の料理を毎日作る設定にしたかった。男と女が決まったパターンじゃなくてもいいんじゃない?稼いでくるのが偉いのか?そういうことでも描いていきたかった。

伊達:読者の意見って影響されるんですか?
うえやま:うん。最初の頃、ちょっと危なかった。夢ちゃんと荒岩くんが。5、6巻の頃ですね。読者の人から来たんです「不倫するんじゃないか」

マンネリとの闘い

読者が思っているのを軽くちょっと裏切りながら、たまにとんでもない裏切りもしますけどね。もう、マンネリですよ、間違いなく。
500回、ちょうど10年の時そろそろかなと思ったことも。虹子さんがちょっと育児ノイローぜになる話、それだけは描きたかった。味知が東京に行く話、あれでまだ描けると思った。吹っ切れたのは800回。そんなに迷ってないです

900回は誰もしゃべらずに1話終わる。

感想

きょうの料理、元祖おにぎらずの回は見た。海苔は張りを持たせて包むべし、具は何を入れてもOK、とかね。
今回録画してて、宿泊先のホテルで見た。夜見るとお腹すいちゃっていけねぇ。

クッキングパパ おにぎらず (講談社プラチナコミックス)

大字・字・ばさら駐在所 4 (モーニングKC)