米倉斉加年
中学生の頃、体育館で米倉さんの舞台鑑賞会があった。
「おとなになれなかった弟たちに」が刊行されるより前だったと記憶している。
正確なタイトルも内容もおぼろげだが、朗読劇だった。
長年ニビシのCMに出てたし。
これはモランボンだが。(1分30秒辺り)
'78-93 食品CM集vol.1 調味料 - YouTube
近年もっとも印象深かったのは「ちりとてちん」の正太郎ちゃん。
BSで再放送されていた。出勤前に必ず見ていた。
「喜代美、ぎょうさん笑え、一回きりの人生や。ぎょうさんわろた方がええ」
思い出すたびに泣きそうになる台詞だ。
深田恭子の「サイレント・プア」も出てたし、映画では今年公開の「小さいおうち」が最後なんか。
つい最近NHKニュースでも戦争体験を語っていたはずなのに。
この頃は「戦争体験を語るのはもういい」などと言う人もいて、なんだか時代が変わっちゃったな。
語れる世代も70代以上になったし、説教臭さを感じて嫌なのかもしれない。近代史の一つとして語り継いで欲しい。おっと話がそれた。
曽根中生
米倉さんと同じ日(2014.8.26)、76歳で死去。ロマンポルノ作品が多いが「嗚呼!花の応援団」「博多っ子純情」(光石研主演)は観た。歌丸師匠や作者の長谷川法世もちょろっと登場。
映画『博多っ子純情』初DVD化予告篇 光石研デビュー作 監 督:曽根中生 DIGレーベ ...
TULIPの歌詞も映画の中に登場する。
TULIP 博多っ子純情 1977 ((( 擬似STEREO ))) - YouTube
福岡県人及びゆかりのある人たちにとっては
米倉さんは福岡県出身だし(県立福岡中央高校バスケ部キャプテン)亡くなったのも福岡市内。
曾根中生監督といえば、博多っ子純情を思い浮かべるわけで。
追記:光石研のデビュー作は曽根中生監督 2019.1.20
ami-go45.hatenablog.com
死因を公表しない、或いは葬儀が済んでから
「亡くなっていたことが分かった」と表現する場合が増えている。
※新聞発表では載ってなかったが、お昼のニュースでは
米倉さんの死因は腹部大動脈瘤破裂。ホテルで倒れられたのだそうです。
ここで言うことじゃないが敢えて。
広島土砂災害で、一般人の葬儀中継を流すニュースには違和感を覚えた。
見たくなかったのに見てしまった罪悪感もまとわりついた。
あれは流す必要があったのだろうか。
ラジオも、(その段階では行方不明だった)野球部員の家の前で取材していたが
何とも言えない、文字通り土足でズカズカと踏み込む感じ。
今、静かに送ってあげたいと願う人のほうが多いと思うのよ。
もしも自分の家族の葬儀に、いきなり来た見も知らぬ人がたくさんカメラ向けてたら
変な感じしないかい?
なんかもやっとするんだな。
有名人の葬儀も然り。