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【感想・抜粋】ETV特集 辞書を編む人たち

北原白秋:辞書は引くものに限っていない 辞書は読むものだ 良い辞書は最高の読み物だ   

五木寛之:私に関する限り、一ページに一回はほう、とか、あっ、とか、叫び声を漏らさずには読み通せないのである。 

林立夫:山も河も空も都会も田舎も、皆辞書の中の言葉でしか言い現わし得ない。すべてが辞書の中にある。 

「激おこ」なんて言葉は辞書に載せたらいかん。個人的にそう思う。必ずしも新語に迎合する必要はない。「長く使われる語であること」が基準なら。言葉は常に変化し、ともに生まれ変わり変化するのが辞書の宿命だとしても。言葉に取り残されてはいけないとしても。「激おこ」なんてさ、「流行語辞典」を別に作れば十分じゃないか。

大辞林

初版は1988年。

企画が持ち上がったのは1960年。
三省堂は一度倒産している。初版100万部を超える大ベストセラー。現在の売れ行きは全盛期の20分の1。収録語数23万8千語(第三版)。語数としては最大。なのにネットで登録している人は数十万人。大辞林第四版を出すか、或いはどの語を載せるか会議するくだりは「プロジェクトX」のよう。

大辞林 第三版

大辞林 第三版

誤って使われている語

× 押しも押されぬ
○ 押しも押されもせぬ

× 取り付く暇もない
○ 取り付く島がない
× 的を得る
○ 的を射る
× 天下の宝刀
○ 伝家の宝刀 

落とし込む

・落として中に入れる
・自分の中で抽象的な思考にとどまっているものを
 具体的な計画や案として実現する。
 「新しい発想を新事業計画の中に落とし込む」 

がんばる【頑張る】

あることを成し遂げようと、困難に耐え努力する。
自分の意見を強く押し通す、我を張る。
ある場所を占めて動こうとしない。

もる【盛る】
過剰に化粧をしたり、トップにボリュームを持たせた髪型をしたり、他人の目を引くようなファッションをすること。自分をより魅力的に見せるために演出すること。
・過剰に演出すること「話を盛る」

なぜ紙が薄いのか。載せる語がどんどん増えていったため。

確かにネットで検索する方が速いし金もかからないが、めくって見つける楽しみも捨てがたい。

ところで「大辞林」初版200円てのが無造作に置いてあるのを元編集長が見つける場面、偶然にしては出来過ぎてないか?そう思ったのは自分だけ?実はその複雑なシーンが頭から離れないまま番組終了となった。

月曜から夜ふかし 白(村上)、新明解国語辞典を読む。: .net.amigo