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NHK未解決事件 尼崎殺人死体遺棄事件 角田美代子 

半年で財産をくいつぶされ、妹が姉を監禁し、殺した。ふんだくられた総額はわかっているだけで2千万円。

逃げのびた父親の行方はわかっていなかった。現在はひっそりと暮しているが
「何も悪いことはしていない 罪になることもしていないのになぜ死なないといけなかったのか。やっぱりかわいそうやで。」

姉はHP制作会社に勤め、妹は県内有数の進学校に通っていた。母の借金を片付けるといって近づいてきたのが角田美代子たち。

概略は新聞テレビ週刊誌でおおよそわかっていた。特殊メイクすげええええ、烏丸せつこなりきりすぎ。
「あんたらのおかんの初代 どうしようもない女やで」に始まる鬼気迫る演技。余談だが昔はクラリオンガール。「哀しい気分でジョーク」にも出てたっけ。サウンドストリートもやってたし歌も出したよね。
烏丸せつこ JINX - YouTube

「初代が憎くなった。明はアホ」茉莉子さんはメモにそう書かされている。
1回でも逆らった者に対する恐ろしいまでの残虐性。
美代子の両親は中1で離婚。父と母の間を行き来して過ごす。23歳で結婚。入籍。子供はいない。「一緒にいるときは気の弱い女の子。京橋駅ではぐれて泣いていたこともある」元夫
20代半ばで離婚。尼崎でスナックを30代半ばまで経営。売春斡旋も。

門脇家(仮名)

何でそこまで惨めな思いをしたのかな。きっかけは葬儀での揉め事。(美代子49歳)
親戚のおばが亡くなり、葬儀の席で出会う。「喪主やっててなんでこんな段取りしかできんのか。お通夜でちゃんとした酒もない。ハルは角田家に来た嫁なのに、なんでか。葬式の金もお布施も用意しとらん。角田家はこんなけったいなことでけへんのや。常識や。ウチが立替といたる。お骨はどうするか決めよう。ええな」
暴力団とのつながりをちらつかせ、家庭の亀裂につけこんでいく。共通するのは「逆らったら逆らったなりのペナルティがある」「親の悪口を子供に吹き込んで憎むように仕向ける」

警察は民事不介入。事件や事故でないと動かない。
留置場で、後に入ってきた女性は息子殺し。「あの人アタマおかしいで、気をつけなあかんで」

とここまで書いて、被告は自殺しちゃってるし、数多くのサインを救うことができないまま。何度も逃亡を図っては連れ戻され、一度だけ逃亡に成功した茉莉子さんは
2年10か月ほど平穏な生活を送ることができたが免許の更新で見つかってしまう。逃げても逃げてもっていうのはオウムを連想させる。警察は「家出した人はみんなそんな感じや」と相手にしなかった。これ、免許センターの人もなあ・・・なんだかなあ・・・いまさら言っても遅いがな。
美代子は自殺の直前「おかしい」と独り言を繰り返していた。血縁関係のない、自分の作り上げた家族が崩壊していくのが耐えられなかった。
高村薫 同時代に生きる日本人として許しがたく情けない。別世界の話ではない。社会が残酷な犯罪を内包しながら回ってるという認識をまず持つこと
警察のミスと後悔ばかりがクローズアップ。