昔の時代劇や映画、アニメをCATVで見終わると、時々こんな字幕が登場する。
「不適切な表現がありますが、一部の手直しにとどめてあります」
または
「作者の意図を尊重し、そのまま放送しました」
どこが?なんの台詞が?「ご了承下さい」って、誰に断ってるの?
別にぼーっと視聴していたのではないが、どの部分がそれに当たるのか、全く解らない作品が多い。聞き逃した悔しさも、不謹慎ながらある。
70年代の「遠山の金さん」、「いなかっぺ大将」の手直しはひどい。まるで百恵さんの「美・サイレント」サビ部分状態だ。
のちにこれらの番組には放送禁止用語があることを知った。
しかし明らかに「まずい」と思われる単語は、実際のところ少ないのではないか。
逆に「適切」な表現も含まれてはいまいか。職業なんかは、特にそう感じるのだが。ちなみに「百姓」を知らない小学生が増えている。学芸会の役決めで、「ひゃくしょう」が台本にあり、なんと、教師も説明できずに困惑したらしい。
民主党の例のブログで、どえらい反響があった。
自分も読んだが、不謹慎ながらそのおびただしいコメント数がうらやましかった。コメントだけでもスクロールするのが大変だ。日本新記録ではないか。しかしあれは落ち着いて前後を読むと、書いた人の表現力が少々稚拙なだけであって、目くじらたてることではない・・・と言っては、こんどはこちらにコメントが来そうだ。
でも被災された方々の感情を思うと、非常に複雑だ。やはり気をつけて表現するべきだ。