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ネコメンタリー猫も、杓子も。福澤徹三とくう「一匹の猫から」

2023.1.18放送

映像化について

侠飯(おとこめし)

とりあえず遊ぶもの、コンテンツがあふれているので。なんでもいいから話題がないと、誰ももう手に取らないですよ。怖い本書いてみたり警察小説書いてみたり、やくざ本書いたり。やっぱちょっとした入り口でね、若い人が活字に親しむきっかけができればなっていう感じ。

最近は若向けのほうになるべくシフトするようにしてるんですけどね。なんか1アイディア、簡単そうで意外と難しくはあるんですけど「侠飯」みたいになるべく1アイディアで出せると、映像化にはすごくなりやすい。場面から場面で、カットで切っていった方がシナリオにはなりやすい。読んでる方も映像が浮かんでくるような感じになってくるので。その分文芸的な雰囲気がどんどん落ちていくわけですけども。その分若い人向けに書いてるので、メッセージというか、少し力になるような言葉を伝えたいな

くう

ほぼ確信犯

犬みたいに純粋な目で見てないですもんね。コイツ何してんだ、っていうのだけはチェックしてる。どっちが飼ってんだかよくわからない。明らかに観察してる風ですもんね。なんか、複雑な感情がこもった眼で見てくるから、ちょっとドキッとするところがある。聞いてないようで人の話聞いてる。分かってるし。やればもっといろんなことできそうけどね(笑)彼自身、用件が発生しない限りは来ないです。

一匹の猫から

先代の猫「しろ」

くうは、初めて抱っこしたとき、文字通り、借りてきた猫のようにおとなしかった。

オスなのにつつましやかな雰囲気で、いかにも従順そうだった。

ところが、くうは、猫をかぶっていた。抱っこは30秒が限度で、ブラッシングは大嫌い。水遊びはしても風呂は拒否する。声をかけても、ご飯とおやつ以外は動こうとせず、大儀そうにしっぽをひょいッと上げる。そのくせ、トイレで大きい方をしたときは、早く片付けろと催促に来る。

今から12年ほど前、当時住んでいたマンションの庭に、白黒のオス猫がやってきた。
鍵しっぽの太ったノラで、やけに愛想がいい。それにつられて食べ物をやると、毎日顔を見せるようになった。

そのマンションはまあまあ広い庭のわりに、犬猫を飼うのは禁止だったので、室内に入れなかった。

しかし、凍えつくような真冬になっても、白黒は朝から晩まで庭にいて
「今日も、冷えますなぁ」という顔をする。

さすがに気の毒だから、即席の小屋を作ったら、すぐさまそこに住み着いた。模様は白黒だけど、白い毛が多いから「しろ」と名付けた。

しろは、飼い犬のように小屋で暮らしていたが、ある時キジトラの雌猫を連れてきた。キジトラは鬼嫁のような性格で、わたしたち夫婦にはまったくなつかず、しろに与えたエサを横取りした上に、小屋も奪った※人はいいんで、怒ったことはない

宿なしになったしろに、私は新たな小屋を作った。

キジトラが小屋にこもる日が多くなり、嫌な予感を覚えていたら、やがて、5匹の子猫を生んだ。猫たちはよい飼い主に恵まれた...

北九州市在住だったのか。どうりで見慣れた船が通ると思ったら