ビタニャ
出会い、きっかけ
2005年の8月に子猫の状態で来たんです。その年に生まれたんだろうと。太ってた。たぶん脂肪をためてたんでしょうね。ものすごく太ってました。そのわりにうろちょろしてた。箱を作って。そこに出入りするようにしてた。ある日交通事故にあって、それをきっかけにして、完全にうちの猫に。
僕の部屋の窓から出入りしてたんですよ。猫というのは、完全に、撒かず刈らず。種もまかず、実ったものを自分で刈ることもせず。あ~、なんて気楽でいいんだろう。猫になりたいなあと思ったのは初めて。
※ねこをおんぶして遊んでる。両方かわいい。
戦闘妖精雪風
ぼくは、ハヤカワでデビューして、これが一番最初。
狐と踊れ〔新版〕
40年続くシリーズ
僕の関心は、雪風という、今でいうAI、言ってみりゃコンピューターを擬人化したくない。人間とは違う存在なのにさ、人間には理解できない考え方をしてるだろうという思いが根底にある。それを人間の言葉で書くんだから、どうやっていいかわからない。基本的に、言葉にできないことを書こうとしているわけだから、自分でもとんでもないことをやってる気がするんだよ。プロットは基本たてません。だから大変。ぼくは、物語を書きたいわけじゃないと、ときどき思うんだ。もうひとつの世界を、ライブで作っていきたい感じがある。どうなるかわからないから書ける。プロットを立てたらわかっちゃうんで。
中島梓さんが僕の応募原稿を見て「神林長平はストーリーテラーではない。シチュエーションテラーだろう。つまり状況を作る作家なんだ」と。的確な神林評をして。本当にその通りだと思ってます。物語を作るのは本当に苦手なので。シチュエーションを作るのは、それしかできないし、それが好き。
それでも猫になりたい
朗読・三上博史(抜粋
基本的にはさみしがり屋だ。
老猫になったビタは、起きてこないと不安なのか、大きな声で鳴くようになった。腎不全を患っているのも、原因の一つだろう。その鳴き声がまた、聴く者を不安にさせる。不穏な鳴き声で、しかもこちらが目を覚ますまで鳴き続けるから、飼い主は寝不足に悩まされている...
記憶の中の三上博史がいつまでもカレーを食べてたり、スキーやってたり。
原田知世さんと三上さん - YouTube