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メモ代わり。ジャンルも気まぐれ

セブンルール 新井見枝香 三省堂書店神保町本店 新井賞 

最強の書店員

私 すごくもの売るのうまいんで、それが楽しいんです
「いかに思わぬ本を買わせてやろう」じゃないけど
「偉そうに新井賞とか言って、何様のつもりだ」とかすごいあるんだけど
どんどん炎上してくれって思いますけどね
それだけ気になってくれるっていうことだから

本が好きという気持ちもあるけど、ものを売るのが好きというのが多いかもね。
人の心理、ものを買いたくなる心理、見てて面白かった

探してるものはそう遠くはないのかもしれない

探してるものはそう遠くはないのかもしれない

本谷有希子:何回かお会いして、彼女がおすすめした本は売れるって
私も編集者から教えてもらって
若林:本って面白いのが無数にあるから、どういうふうに面白いか
誰かが言ってくれると手に取りやすい、みたいな
やっぱ、売り場所を決めるのが書店員。平積みのここに置くとか。
本棚に入るのと平積みで置くのは全然違うじゃないですか。
YOU:嫌われたらOUTですね(笑)

買いたくなるような感じに(売り場が)なってるかどうか
斜めに置くと手に取りたくなるんですよ
綺麗に置いたほうがいっぱい入るんだけど、たとえ一面を抜いてでも斜めだと
「お なんだこれ」取りたくなる

最後の一冊になると売れないんですよ。”居酒屋のからあげ”みたいな話
補充します。

(本部の人に「本部の仕事してくれ」って言われない?)
それは、やれてます。それをおろそかにして、こっちやったら絶対怒られちゃうんで
ものすごい勢いでやってます。朝とか。
売り場にいるときはほとんど遊んでる感覚なので、サボってるような気もしてる(笑)

POPに感想は書かない

※この本の紹介には食品サンプル(私物)を使ったり

恋するハンバーグ 佃 はじめ食堂

恋するハンバーグ 佃 はじめ食堂

POPに「田中雪乃は確定死刑囚です」
イノセント・デイズ (新潮文庫)

イノセント・デイズ (新潮文庫)

泣くのかとか、怒りを感じるのかとかは読む人の勝手なので
そこを絶対言わないように。読んだ感想は皆違う。つかみだけを書く。
絶対泣ける!とか、そういうアホみたいなことは言わない
だってよく「10回泣けました」みたいな小説読んで、わたし絶対10回も泣けないので
損した気になるというか、私楽しめてないんじゃないだろうかって思っちゃう。

今まで売れてたかどうかは気にしないで仕掛ける
例えば相場英雄「震える牛」あまりにもおもしろかったから
小学館に「100冊ください」言ったら「正気ですか?」
でもすごい有楽町で売れて

震える牛 (小学館文庫)

震える牛 (小学館文庫)

芥川賞直木賞と同時に新井賞を発表

第1回。自分で読んでてすごい面白かった。直木賞候補だったけど獲らなかった。
上の方のすごいものなのに逆に残念な本になるのは本当に嫌なので
芥川賞・新井賞・直木賞って並べたくて作った
その時の直木賞より売れた。

男ともだち (文春文庫)

男ともだち (文春文庫)

第2回「イノセント・デイズ」早見和真
第3回「朝が来る」辻村深月
第4回「坂の途中の家」角田光代
第5回「やがて海へと届く」彩瀬まる
第6回「獏の耳たぶ」芦沢央

第7回新井賞「砂上」桜木紫乃
人はなんで小説を書くのか、なぜ私たちは小説を読むのか。答えがこの小説に。
今まで読んできた小説のすべての価値が変わるくらい。

砂上

砂上

毎日本を買って帰る

本代がアルバイト代を超えたときは「自分は一体何をやってるのか」
(毎日買っても)読みきれない。数え切れない。

残高は気にしない

量もすごい食べるし
お金を使ってるという感覚がない から。楽しんでるっていう
お金を使ったっていう記憶がないから、気づくと無いみたいな
自分がいくら何に使ったって、知らないので。実はいくら給料もらってるかも知らない
給料明細も見ないんですよ。いいんですよ別に。そんな持ってたって、ね
貯金持ってたって。明日どうなるかわかんないし

※これバブル期の自分だわ。一人だからできること。刹那的な頃に戻りたい。

本は雪崩が起きたら捨てる

スゲー捨てましたよ。だからって残ってるものが厳選かというとそうではない。
雪崩落ちなかっただけ。

※読んですぐ売りに行くのが若林正恭カズレーザー。ムム、情熱大陸みたいな番組かと思ったら
比較的どうでもいいルールを言い出したな後半。

会社に縛られない

自分の本の出版イベントを「大盛堂書店」でやった。

イベントをほかの会社でやったり、別の本屋で本を買ったり
「会社のために」みたいなことは考えない?

うん。でも最初の頃は自分のことを真人間にしてくれたから恩義を感じていたけど
途中から、会社のために働いてんじゃない気持ちになってきたので
会社に縛られたくない。どっかで自分の好きな本が売れてくれればいいなあと。
フリーの書店員じゃないけど、フリーで本を売る人。
あとは好きにしてくれという感覚かなぁ。超感じ悪いなぁそれ。

売り場仕事をやり続ける

人事異動で、本店の売り場に戻れることに。

自分で勝ち取った感じがする。異動してすぐ戻りたいって偉い人みんなに言ってたし
売場に行ってなんかやってるな、
新井が仕掛けてた本がすごいランキングにあったなと思ってもらえるようアピールしたんですよ
1年間かけてやりました。

社員なって短いのに本部に異動できるなんてすごいねなんて言うけど
今そんなこと言ってる場合じゃないんです、出版業界は。
一から育てようとか、若い人の今後をじゃなく、今なんとかしなきゃって言ってる時に
この私を本部へ?って。正気とは思えない、こんなひどい仕打ちはないって思ったんですその時は。
大泣きしてもう。

最後よかった。

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