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【抜粋】BS12 ザ・カセットテープ・ミュージック #7 佐野元春

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アンジェリーナ(1980)

テーマパーク的名曲

マ:3分間4分間の中にディズニーランドのアトラクション性があって
しかも歌い出しですよ。
シャンデリアの街で眠れずに♪トランジスタラジオでブガル~♪
ス:1個の四分音符で、ってのは今までなかった。80年代みなこういう譜割と申しましょうか
歌い方は、佐野元春が編み出した。
マ:そうですねぇ。当時は「ありえねぇ」だったんです
ス:だれかの車が来るまで闇にくるまってる
マ:耳心地が斬新でしたよ
ス:音符に日本語をのせるのが非常にテクニカルで斬新

COMPLICATION SHAKEDOWN(1984

ス:これは説明が必要ですね。何が起きているんだろう
マ:厳密に言うと一番最初に佐野元春さんを知ったきっかけが「No Damage」
ベスト盤みたいなのを聴いてガッツリやられた。
発売したあとで佐野さんは、自分のアルバムや勉強のためにNYに行った。
次のニューアルバムがとにかくどんなものが送られてくるんだろうと
出てきたのがこの「VISITORS」というアルバム
ス:A面1曲目にこの曲
マ:針乗っけたら待てど暮らせどメロディが出てこない。
ようやく出てきたと思ったらどう反応していいかわからない
なにかの間違いだと思って何回も針を落として聞きなおすけど
これ全然ピンと来ないですね(笑)

ス:アルバム全体にそうですよね
マ:高いゼニ出して買ったつもりだったんですけど、これ、ドブに捨てた??(笑)
これ元春さん違うぞ。ホントに聴くのやめちゃったんですよ。
ただのちのち、今聴くと非常に発見もあって。ヒップホップ的なアプローチ。
佐野さんはメロディのセンスも卓越した人ですけど、言葉に対する意識もあって。
アーバンライフの提示として、日本国内だけじゃなく、ニューヨークの風みたいなものを勝手に送り込まれた
最新のクラブカルチャーの空気感とかは当時の僕の頭では理解できなかった。
今にもちゃんと繋がってる仕事を「VISITORS」でやってるんじゃないか。
佐野元春「コンプリケイション・シェイクダウン」(LIVEフルバージョン) - YouTube

Rock'nRoll Night (1982)

ス:こりゃ安心できますね(拍手)遠くサンフランシスコで仕事が見つかりました
マ:友達の一人は♪
ス:手紙もなく行方もわかりません
マ:友達の一人は幸せなウェディング
ス:一児の父親です。様々な人生。安心できますよね。
アルバム「SOMEDAY」からね
マ:解読不能なんですよ、元春さんの言ってることが。
ロッキングチェアから転がり頭を灰皿にぶつけてライ麦畑でついに迷子とか
何言ってんだろって。むしろ面白い音楽、だけどかっこいいんですよ。
こんな詞だったらわかうr。やるせなさ感とかビンビンに伝わった。
アンジェリーナのビート感とは違って、
ブルーススプリングスティーンはわからないけど
佐野元春の翻訳したあの形の方がよくわかるんですよ。
後々間違った解釈、出典があってパクりがちだとなるんですけど
すごく素敵だなとのちのち気づく。
彼の翻訳するものを通していろいろ見てきたと実感する。

スターダスト・キッズ(1981)

マ:なんて素敵な音楽だろう。なんか分かんねぇけどかっこいいぞ
ス:まよなっかの扉に足をかけて♪
80年代エピック・ソニー系列が必ず使った「タカラッタタタタ♪」(笑)
マ:シンコペーション。大滝さんとか達郎さんとかも大好きな、
スイートなロックンロールの影響がこの曲に入ってるじゃないですか。
ちゃんと新解釈も加わった
ス:ものの本によるとサックスにもこだわったと。
初期のライブで伊藤銀次さんがサックスやってて、ハードロックに弾くと
「銀次やめてくれ」(笑)サックスを主体とした音楽をやりたかったんだと
マ:浜省的な解釈もあると思うんですよね
ス:日本人ブルーススプリングスティーン
マ:尾崎豊さんとかも共通のディレクターがやってるんですよね
ス:佐野元春尾崎豊、浜省。にせスプリングスティーン
マ:それぞれが解釈がちょっと違うんですよね
ス:その中で佐野さんはビリージョエルとか、ちょっと手数が多いんですよね
一番バリエーションがある

Individualisuts (1986)

マ:インタナショナリストって曲があって。
そもそもスタイルカウンシルは「Cafe Bleu」ってアルバムがあるんですね
佐野さんは「カフェボヘミア」ってアルバム出して
ス:全身どっぷりスタイル・カウンシル
マ:だから急にイギリスの方に渡ったんですね、意識が(笑)
ス:ニューヨークから世界一周
マ:そのへんから佐野さんの手癖がだんだんわかってくる(笑)
だってリアルタイムなんだもん。俺こんなんですけど、ポールウェラーに憧れて
一時期トレンチコートを高校生の分際で着てる。変態みたいな感じ
ベスパに乗れねぇからチャリンコ乗ってたんですけど(笑)
ポールウェラーがやってたユニットがスタイル・カウンシル
それが元になってるっていうか、同時多発といっていい
佐野さんはすごくシンパみたいな感じだったと言っていいと思う

佐野元春 29歳 「カフェボヘミアで夢を」 - YouTube
※このLP持ってたんだがライブにも行ったんだが

NIGHT LIFE(1981)

おじさんが泣ける曲

マ:僕はまたちょっと...水のトラブルが発生しそうな曲
まれに詞がちゃんと聞こえて来る瞬間があるんです。
当時中学生でしたけど

彼女のパパちょっと厳しすぎる 久しぶりのウイークエンド
寄り添っていたいのに 時計を気にしながら...

で「タクシーで11時まで」でちょっと気持ちが離れるんですよ(笑)
タクったことねぇし中学生(笑)止まっちゃうの。
家に帰るってことだろ?これは俺の中ではあるあるなんですよ。当時付き合ってた女の子がいましたよ。リアルなものがあるから重ねることができたんですよ。
ウイスキーソーダにインスタントラブ」これちょっとわかんね

ファンキーマンマ クラップユアハンド

うちのお母さんは確かにアレサ・フランクリン的な顔立ちしてたけどいきなり週末にクラップハンドしてるお母さんじゃなかったから、ちょっとよくわかんないですよね
でもコントロールできないクレイジーナイトってあるよねって、この週末感が田舎の僕でもばっちり。日本家屋にカーペット敷いて、和室を洋間にしたような曲

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