序盤トークより
小田:生放送(出演)はほとんど記憶にないですね
阿部:(調べましたら)スタジオライブはこのスタジオで、ということで
小田:還暦と同じようなもんだろと思ってたけど、なんか違うな。数字からくる6と7のイメージの違いもあるし。70になるということが自分の中で上手くシンクロできない。認めるにしてもなかなかイメージがわかない。
阿部:単なる通過点とは言う人もいますが
小田:いやいや、通過点とは思えない。(周りの70歳は)みんな老けたな~愛おしいな、と。人に見られる職業なので気が張ってたり、服とか。
阿部:歳を重ねることとアーティストの関係、得られるもの失うことは
小田:得られるものの方がちょっとだけ多い気がする。妥協というんじゃないけど、力んですごくいいものを求める気持ちが薄らいじゃってるのかしらんけど。しっちゃ気になって探さんでも
簡単に言うと完璧を求めすぎないようになってる。完璧なんて程遠いんだけど、若い頃はそういう気持ちがありましたね。体力的にできなくなったというのもあらぁね。君はまぁ、若いけど(笑)だらだら10時間やればいいんじゃないの。スタッフが見たらなんていうかしらんけど。
阿部:2017年、まだ早いけど今年を振り返って
小田:ツアーのない年だった。ご当地紀行をやってたからそれもやらなくちゃっていうの、それでもやっぱり集中力持久力体力を総動員しないと簡単には乗り切れないから、お客さんの前でニコニコするにはそれなりの準備をしないとできないから
阿部:思い込もうとしてた?
小田:昔はニコニコなんて全然テーマになってないからね
阿部:変わりましたね
小田:昔はかけらもなかったもんね。職人というより突き放してた。冷たくしてるつもりはなかったけどね
小さな風景
オープニングナンバー
※フルコーラス放送は初めて。←NHKFMは昔から安定のフルコーラス放送
前にもこのドラマ(遺留捜査)で書いてるから、同じで行こうと。同じテーマに乗っかって書くの、大変なんですよね。必ず毎週いなくなっちゃうの?時々は生き残ると、またちょっと違うんだけど
阿部:一つ一つ短いフレーズで、というのが印象的ですね。
クリスマスの約束2017について
千葉だし、遠くだし、終電近くなって。大慌てで速くなっちゃって「これ後でリテイクするね」って。昔のヒットチャートって映画音楽が半分くらいだった。そんなことをヒントにしながら...楽しみに。(出演者は)みんな(僕に)怒られるんじゃないかって印象が強くて、警戒してますね。怒らないのにね。
眠れぬ夜/僕の贈りもの
ふかわりょう:私の主成分は小田和正さんの歌でできている。(「哀しいくらい」をリクエスト)確かに1曲だけ選べって酷よ。小田:当時(82年)は”哀”にこだわってまして。今は「悲」かな。
「僕の贈りもの」高校の音楽の教科書にも採用←ええっ知らんかった。検索すると2009年頃のものが
高校教科書に・・・ | Wainnonioi
阿部:転調がありますよね
小田:1回聞いて覚えるような曲はすごく嫌だったの。そこに価値はないというか。
青木功
キャディ(1993年の番組)
和正の声は綺麗なんだけど、オフコースの曲の意味がよくわからないと思ってたところに「キャディやらせてください」何回か断ったのよ。やることいっぱいあるよ、って言って。最終的に僕が3位になったとき「ごめんな」って言ったら「気にしてません」って
和正!きみも70か!何年たったかわかんないけど早いな!お互い励ましあいながら生きていこう!
小田:どういう変化があったのか...
阿部:手で顔を覆われてましたけど?
曲:風の坂道
阿部:歌詞に「坂道」はないんですね
小田:(坂道とは)負荷ですよね。人生の。切実じゃないけど。
渡部篤郎
映画「緑の街」
映画で歌わなきゃいけなくなって、随分レコーディングやったんですけど苦しくて。ああいう苦しみは30年やってるんですけど、一度もないですね。結構な時間だったと思いますが。
小田:あいつは面白いやつでね。周りとは摩擦があったけど俺とは気が合う。(歌うシーンは)あれはかわいそうだった。ハウンドドッグのコンサート会場借りて。
阿部:渡部さん用にキーは
小田:下げましたよ。俺の役だけど
曲は「僕ら」(映画:最初の恋、初めての恋 主題歌)
津川雅彦
※体調を崩されていて、手紙でのメッセージ紹介
一流以上の神経の持ち主。
「小田さん、テスト何回ぐらいでいけますか」と聞くのは相当なプロ根性。
露天風呂で4時間以上話した。僕が70の時は相当元気でした。
あと20年いけます。ますます元気で
阿部:のぼせませんでした?
小田:出たり入ったりだったから
阿部:どんなことをお話されたんですか
小田:日本の映画界、音楽のこと。大文化論。あがりましょうか、という感じじゃなかった。
※2018年死去
武田鉄矢
緑の日々をリクエスト(本人PV出演)
小学校唱歌のような、硬い表現の中に歌の真髄がある。小田さんはトップグループ。私は第3集団。正岡子規のような人。写実さ。
小田:映画「幸せの黄色いハンカチ」終えて、次の日にコンサートがあるとき山田洋次監督のところから来て、話をしたわけさ。面白おかしく。俺は一人輪を外れて、話を聞いてなかったのが気になってたらしくて
阿部:自分の話を聞いて欲しかったって(笑)
小田:俺はなんとなく背中で話を聞いてた。ま、本人からしか出ない話だけど。で、映画の話があって(←RONINかな?)ありがたいな、と。ああやって、一級の俳優になって、ニーズもあって、すごいですよね。海援隊は...1位が大都会、2位贈る言葉、3位異邦人で。
清水ミチコがユーミンの真似をしつつ「Yes、No」をリクエスト。
阿部:よくこのタイトルになったなと
小田:大変だったんですよ。絞り出してね。「若い広場」でね、石原伸晃とかも出てた。討論が終わるまでにタイトル出してもらえないかと。結局終わった時に出して。
ラブストーリーは突然に
柴門ふみ:対談で「ラブストーリーは突然に」男同士の友情の歌と小田さんに言われて驚いた。
小田:そんなこと言ったかな
阿部:柴門さんは、小田さんから見てどんな方?
柴門:恋する乙女のような
YES NOの続編のように書いて欲しいと言われ、力まずに書けた。いい曲を書いてやろうというのは、なかった。ごほうびが待ってるとは想像もせずに。
小田さんの先輩、建築家の藤森照信さんのリクエストは「さよなら」
小田さんの出演、第一部は16時過ぎまで
第2部登場は19時20分から
第二部
鈴木雅之
中学の頃「群衆の中で」ビデオクリップに心を奪われた。「私の願い」聴いたときにコラボレーションしたい、それが私の願いだと。佐藤竹善とは一緒にbackingしてる曲が多くて、中でも「Oh!Yeah!」リクエストします
小田:光栄ですね。ソロになって最初の仕事がマーチン。最初はずっと下向いてて。「こいつ、ほんとに一緒にやりたたいんかな」当時は(コラボが)水と油とか言われてて「女々しい曲が欲しい」と言われて、まだ女々しさを求めてるのかって。でも自分の力にする能力はすごいよね
別れの街/鈴木雅之
阿部アナが秋田放送局時代に行ったライブで小田さんが歌った
大竹しのぶは娘時代からLPを買うほどの大ファンで「たしかなこと」を。「自分の中で悲しみを乗り越えたときに聞くと、あたたかいものを感じる」
坂崎幸之助
別れの情景Ⅱ
大台に乗ったのが信じがたい。声だけじゃなくいろんな部分が衰えていく人が多いのに。ちゃんとアルバムを聴いたのが73年。小田さんの声は綺麗すぎて、その頃は流されちゃってた。拓郎さん、泉谷さんでしたから。でも僕らの中では大スターでしたね。こんなコーラスやりたいなとか。今も変わらず走ってらっしゃる。異常な古希でございます。
鈴木康博
ひとりで生きてゆければ
いつもヒット曲作ってるので、よくネタが尽きないなと、感心してみています。
最初の出会いは電車でイタズラしてる小田さんを見たと
鈴木:明るいですよ。冗談好きだし。人をひきつけるカリスマ性があった...しばらく会ってないのに、NHKさすがだな。いきなりインタビューで阿部さんに来ていただいて
阿部:よく受けていただいたなと
鈴木:名古屋のNHKに出た時も、小田から手紙もらってその借りに応えなくちゃと
阿部:鈴木さんからいろんなことを教わったと
鈴木:僕もいろいろ教わりました。音楽教育受けてないから。五線紙書いたり、合唱隊に入っていたりしたから。オフコース始めて、日の目見ない時でも素直に詞を書いてて驚きでしたね
阿部:ありふれた幸せに背を向ける勇気が欲しい
鈴木:流石に阿部さんですね。これからどうなるかわからない中で、ああいう詞にできるのはすごいと
阿部:スタジオに居る小田さんにメッセージを
鈴木:僕はひとつ下で、まだ70になってない。まあ気を使うことはあるけど、お互いにアーティスト活動がんばりましょう。
小田:バンドの意思として書いてるけど、その詞で話し合ったこともないし、届いてたんだなと。40年以上前だし。本音を歌にした。若いし、こういうことになるんだね。別な気量もあれば(眠れぬ夜のように)ポップな歌にできたんだけど、背を向けるしかなかったんだよね
縁もゆかりも/鈴木康博
※スケジュール帳のメモ欄にダーッと走り書きした10ページ分を、曲が流れてる時など、合間合間にタイピングしてまとめました。会話はところどころ飛んでいます。
追記
「縁もゆかりも」深い。 奇跡の出会いが人生模様織り成し始める つなげていくから縁なのか 季節のたより交わし合いたい ありふれた言葉でも嬉しいよね ぬくもりが伝わる←名古屋での手紙のこととか思い出してしまう #zanmai #nhkfm #小田和正
— あみーご長嶋 (@amigonag) November 23, 2017
午前中をうまく使う。夜型は、ダメだな。10時前にできると。昼まで寝てるっちゅうことはないけど、一服しようと思うとすぐ昼になるから、イカンね。思い出多過ぎると、死んでゆく時に悲しいよね...かと言ってこれ以上思いで作ることもないけど、裏返しで寂しいな、と #zanmai #小田和正 #nhkfm
— あみーご長嶋 (@amigonag) November 23, 2017
追記 ENCORE
2019.11.4
てっきり2017年の再放送だと思い込んでぼんやり聞いてたら、なんか曲もゲストも雰囲気も違う。当然生放送であった。「愛を止めないで」さかいゆうバージョンが頭から離れない。いいなあ。年をとったせいかもしれないが「あした」もなかなか深い
「君が嘘をついた」そういえばなにゆえ、ひょうきんベストテン出演を選んだのかw
何がすごいって「緑の街」桜井和寿ライブバージョン(BankBand)まで流すサービス精神。感謝しかない。
いつかどこかで
八千草さんのこと、陰で「やっちー」って呼んでたんですよ。本人の前で絶対呼ばないでくださいね、って言われたりした。呼べば良かった.... #小田三昧 #zanmai #小田和正三昧
— あみーご長嶋 (@amigonag) November 4, 2019
くるりチームとボウリング大会をして、小田さんチームが勝った話など。
岸田:確か70過ぎてますよね。野外のライブで走り回る小田さんを見てると、叩き潰されたような気持ちになる。/「恋は大騒ぎ」斜め上から攻めて来て、さらっていくような感覚。小田さんが風通しのいいところで歌ってらっしゃるような。
宮根誠司が言葉にできない、弘兼憲史が僕の贈りもの、亀田誠治がこころは気紛れをsong is loveのバージョンで聴きたいとリクエスト。
盛岡駅、2020年開業130周年。新幹線発車メロディーが「ダイジョウブ」サビアレンジ。発案は駅長。
このたびは使わせていただきたいという思いに答えていただき、感謝の思いしかありません。
どうやって交渉していくものなのか全然分からず、自分で何度も手紙を書いてみたり、気に留めていただけるようにJRマークの封筒を使って送ってみたりしました。送るのもやめた手紙もいっぱいございます。この間、私の胸中とすれば全く穏やかではなくて、ダイジョウブな気持ちではありませんでした。そんなわたしですから、使っていいですよとご快諾の返事を頂戴したときは信じられませんでした。それと同時に小田さんをはじめ、ファンの皆様に恥ずかしいことはできないなあと強く思いました....盛岡駅をご利用なさる皆さんが、小田さん、そして盛岡を感じていただけるようなご当地メロディーにしようと決意をしたところです。
「どんど晴れ」盛岡市内をはじめいろんなところでロケをしていただきまして、我々岩手県民には馴染み深いドラマで...
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