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メモ代わり。ジャンルも気まぐれ

【感想付き】ザ・カセットテープ・ミュージック #4 井上陽水  飾りじゃないのよ涙は

長い坂の絵のフレーム(1998)

仙人的な緑の血が通っているのか

マキタ:少年時代って、言ってみればある程度年をとったおじさんが
    少年時代のことを思い浮かべるみたいな歌だと思うなら、
    これは、少年時代のおじさんがさらに年取って
    たぶん、もうゴールテープ間近みたいなところから
    自分の人生であるとか、自分の周りを通り過ぎていった人たちとか
    あるいはもっと歴史とか時代とかをですね
    フレームなんて言ってますけども、自分で走馬灯のように絵を刻んで
    まるで絵コンテを切っていくような感じでですね
    作り上げられてるような歌なんですよ。ね

時々はデパートで孤独な人のふりをして
満ち足りた人の思い上がりを眺めて

鈴木:すごい詞ですよね
マキタ:毒気を含んだ歌詞で、陽水さんらしい
鈴木:斜めから見てる感じの
マキタ:そうなんですよ。
    陽水さん、だいたい世の中に対してコミットしきらない
    関わりきらないところの視点を持ってると思うんですけど

鈴木:対象に対してどかーんとぶつかっていくのが吉田拓郎とすれば
   遠巻きに...
マキタ:そうそうそう、そうなんですよ
    超然としてるっていうか仙人的といいましょうか
    人間らしさというのか血が通っているのか通っていないのか
    赤い血ではなくて緑の血が通っている(笑) 
    地に足がついてるようで5センチぐらい足が浮いてる
鈴木:昔からこういう感じ

マキタ:僕もそんなに陽水マニアじゃないけど、聴き比べてみると
    老成していたのか、若々しさに欠けるのかもしれないし
    あるいは人間らしさに欠けるのかもしれない
    この歌は説教くさい感じなんだけども、それほど説教臭く聞こえないのが
    陽水さんらしいっていうのかな。
    経年変化で、年を取ってって「人生てさ~」てやると煙たいだろ?   

長い坂の絵のフレーム from NHK - YouTube
森山直太朗も好きだって言ってた。
ミュージックポートレイト 設楽統×森山直太朗(抜粋): .net.amigo

いっそセレナーデ(1984

独特な浮遊感

マキタ:陽水さんらしさは、コードのところですね
鈴木:Amで「あまいくちーづけー」のところの「ちー」のところですね
マキタ:Am7て言うんだこれ。「ちーづけー」のところにAm11
    ちーのところが
鈴木:ラドミ和音じゃなくてレ
マキタ:外れちゃってるところが
    「とおいおもいで」のところの独特な浮遊感
    スレスレの間違ってるのか間違ってないのかってところの変な響きによって
    「あまいくちーー」どこいったの?みたいな(笑)
    ケサランパサランかお前は。ふわふわしてる
鈴木:空中浮遊みたいな
マキタ:空中浮遊の存在感や歌の世界、歌詞の世界でも見られる浮遊感と
   音楽的にも浮遊感を演出している

鈴木:いっそセレナーデは第二次井上陽水
   ナインスとかイレブンの不協和音で形成されてる気がしますね。
マキタ:いわゆるテンションですね。こういう音楽的な仕掛けがあることで
    なんとなく妙な心持ちにさせてくれる曲。

16才の頃に流れていたCM

【懐かしいCM】 サントリー角 井上陽水 いっそセレナーデ - YouTube

少年時代(1990)

おじさんの為の曲

マキタ:いい曲ですし
    この曲は陽水さんを語る上で広い層に一番知られてる。
    でも陽水さんなめんなよって。
    フツーのいいおじさんみたいな感覚で始まってるわけ。
    イントロだけ聞いてると「ラジオ体操第一!」みたいな感じじゃないですか(笑)
    規則性とか、清く正しくみたいなことが全部詰まってんだけど
    途中で「夢はつまり~」から「あれあれ~」油断できない。
    しかも歌ってる内容が、おじさんが寝てる時に少年時代を思い浮かべたり
    でもあの頃には戻れない、諦観、あきらめ、そういうものが
    ふと襲って来る感じとか、おじさん、わかるんだよ!(笑)
    すっごいわかるんだよこれ!これを小学生が歌って、ってショックだったよ俺。
    わかるわけねえだろ!
    焼酎を喉潰れるまで飲んでからじゃないと分かんねえんだこんな歌。

鈴木:夏は過ぎ 風あざみ あれ造語らしいですね井上陽水の。
   小学生が一生懸命歌ってて
マキタ:新語ですよ、あれ。
    歌いたいメロディ、気持ちよさが彼の中にはっきりとあるんでしょうね

鈴木:もっと言えば伝えたいメッセージはあまりない、と。
マキタ:強いて言うと意思としてはとらわれたくない
鈴木:定義されたくない

映画 「少年時代」 予告編 - YouTube  
高倉健CM 健康家族 - YouTube

飾りじゃないのよ涙は(1984

中森明菜

マキタ:この曲はたまりませんね。半音のところとか
    「なーいたりーするのーは」
鈴木:半音だ
マキタ:何回も、多用するんですよ
鈴木:それに拍車をかける萩田光雄のたららららら
   何が出るかな何が出るかな(笑)
マキタ:車乗ってるとき後ろから追いかけられてるみたいな
    パラリラパラリラ、暴走族、スリルとサスペンス感が
    不安を増幅させていきながら、ストレートな所に向かう気持ち良さ
    絵が狭かったのがぱっと広がる感じがするんですよね
    きりきり舞いのコーナリング、曲がって曲がって...
    「飾りじゃないのよ涙は」ブワー(笑)ストレート!シャーって感じ

鈴木:松田聖子さんでいえば「ハートのイヤリング」の頃ですからね
マキタ:聖子さんと明菜さんのデッドヒートがある。
    だんだん聖子さんの人気落ち着いて、逃げる中で、明菜さんがグッと来る

鈴木:翌年の1月10日のザ・ベストテンは、2位から4位を
   飾りじゃないのよ涙は、恋の予感、いっそセレナーデ。
   井上陽水2位3位4位。井上陽水時代が来るんですよね  

   
飾りじゃないのよ涙は 井上陽水 安全地帯 - YouTube

なんと懐かしい。リアルタイムで見たけど、またやってくんないかな...
飾りじゃないのよ涙は 井上陽水 中森明菜 玉置浩二 - YouTube

17才の頃レコードを買った。ワインレッドの心も飾りじゃないのよ涙はも収録
今も時々聴いてる

9.5カラット

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STARDUST RENDEZ-VOUS?井上陽水・安全地帯 LIVE at 神宮球場? [DVD]

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ワインレッドの心(1983)

安全地帯

鈴木:イントロがいいんですよね。遠くで鳴ってる
マキタ:イントロドンだったら絶対に一定の層が当てられる
    玉置浩二さんが作曲してるからコード進行に関しては。
    あえて言いましょう
    玉置浩二さんとのマリアージュ感がすごいんですよね
    詞の世界でも曰く言い難い凄いセンチメンタルな感情が歌われてる 
    でもなんか主観と客観が明確に歌われてるというより
    そのへんがぼやけてる
鈴木:退廃的なね
マキタ:退廃的、耽美的。1枚ベールがかかってる。詞のレベルも上手だし

1983年 サントリー「赤玉パンチ」CM ワインレッドの心 - YouTube

帰れない二人(1973)

井上陽水忌野清志郎

マキタ:イントロ部分がニール・ヤング
    清志郎さんの特性が出てんのかなあ
    陽水さんが歌ったら陽水さんらしい。
    名器二人っていうのかな。そっちの意味じゃねえぞ(笑)
    世の中に二つとして存在しない、楽器の名器
    のどの名器が混ざり合った金字塔の曲。
    
    
宮沢りえが好きな曲
【Eテレ】ミュージックポートレイト 宮沢りえ×野田秀樹: .net.amigo

感想

98年、徐々にカセット録音しなくなった頃のような。
カセットガールいらないと思うんだけどなぁ。プツっと流れが止まってしまう感。
もし、お二人の御意向ならしょうがないですね。
松田聖子はもう1週やると思ったな...
2週続けて同じアーティストじゃないこともあるんだ。
明菜特集やってくんないか、いつか。

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