川嶋あい
本当の両親じゃないって知ったのは、中学1年の時だったと思うんですけど
母から「書類を取ってきて」と言われて、家の金庫の中の書類を取って
別の欄とか見ちゃって、その中に自分の出生に関する欄があって
川嶋あいの「母親」欄に別の女の人の名前があって、これは何だ!と思って
もう衝撃的すぎて、そのまま母に「これはどういうこと?」と聞いた
母は多分、今思えば一生隠していたかったのかなあ
すんごい見たこともない悲しい顔をして
実はね、私が施設にいて、川嶋家に一生暮らし始めたのねって話をしてくれた
その時はパニックって感じで全然理解できなかった
今までお母さんって信じてきてたのに、お母さんじゃないの?
そういう思いが強かったんですけど
母が説明終わったあとに
「でも、あいは、お母さんの本当の娘やけんね」一言言ってくれたんですけど
その時は、でも...みたいな気持ちがあった後々振り返ってみると
母がどんな時でも強い愛情で私を見て育ててくれたってのがあって
必ず言葉に出してくれたりだとか
本当に私の事を守ってくれたり見てくれる人なんだなと宝物になった。血の繋がりよりも、今目の前にいる人、母親父親が
自分を渾身いっぱい抱きしめてくれたりするだけで
あぁ、養子だったのかもしれないけど関係ないなと思い始めた
時間が経つにつれて、
私にとっての母は、この母しかいないなという気持ちになりましたね。16の時にその母が亡くなったんですけど
ふとした時に母を見つめて、血の繋がりはないんだなって切なくなったりしてた
母が毎日明るく元気なテンションで接してくれて
養子て分かったあとからも全くテンションを変えずに
むしろ激しいんじゃないかと。止められない愛情を注いでくれた人
どうでもいいんじゃないかと自然に思えるようになってきたんですね自分ではあまり少しずつっていう実感はないですが
それまでも家族でしたし、今まで以上に母のことを思えたのかなあと思いますね。
今となっては(知ろうと知るまいと)どっちでも良かったかな
この人が私をどれだけ思って愛してくれてるのか
12~3歳にとっては一番必要なことだったので。
(24歳の人の映像のあとで)
親御さんにとっても子供さんにとっても
歩み寄りながら一つの家族になっていくのかな覚悟を持って子供と一緒に暮らさなきゃいけないことを考えると
難しいな、怖いなと思う。上手くやっていけるのか不安もありますが
育ててくれた母を考えると、同じように家族になっていけるという
希望もありますね。
乳児院から引き取られた経験を持つ視聴者から、養子縁組制度に反対するFAXも来た。
当の子供たちがどう思っているのか
#ねほりんぱほりん 思い出した
中井:自分は親になるものだって思ってたんですけど
ならない人生をこれからずっと生きるんだな、って思った時
養子縁組で親になるという選択を自分に課せられるか、すごく悩みますね
責任を負えない怖さがありますね
家庭のあり方、うまくいかなかった事例をもっとクロ現あたりで取り上げるといいな。
9時台の24歳の人みたいな経験談の他にもいろいろあるわけで
選択肢の一つとして考えるきっかけになったのでは
里親に対する偏見もなくしていくのが大事
“親子”になりたいのに・・・ ~里親・養子縁組の壁~ - NHK クローズアップ現代+
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