朝井リョウ
本が苦手な人にもと、さくらももこの三部作を勧めてた。でもそれ活字が超苦手な小学生向けなんじゃ..本を読み終える成功体験、たいのおかしらで得られるんだろか。
恩田陸「蜜蜂と遠雷」
悔しいけれど面白かった一冊。私の中で2016年度のベストワン。あるピアノコンテストが題材。まあ素晴らしい点がたくさんありまして、私たちには分からない単語、文化が
すごいたくさん出てくるんですけども、読めるんですよとても自然に。情報の出し方がとても考えられていて、わからない言葉が出てきてもその周辺の単語がきちんと説明されてたりするから、変に注釈とかつけなくても、ピアノの難しい世界が読んでくうちに分かる。コンクールの話なので、ピアノを弾くシーンがとにかくたくさん出てくる。それって書き手からしたら難しいじゃないですか。どう伝えていいか。何度も同じようなシーンが出てくるから、書き分けるのが難しい。たぶん、計20回以上出てくるピアノを弾くシーンの手触りが全部違って、ああ天才だなって(笑)読みながら思ってしまう。もう死にたくなっちゃう。どうしよう。これで直木賞取ると思う。
追記:2017.1.19 その予言通り直木賞。
村田沙耶香
J.M・クッツェー「イエスの幼子時代」
ノーベル賞作家。主人公の少年が自分なりの読み方をする姿に感銘。単語の読み方もすごく自由。敬語とかも自由に覚えていて、自分もそういう風に自由に読んでもらえたら。
作家が楽譜を書いていて、読者はそれを演奏する演奏家だって私の大好きな人がおっしゃってくれた。私はそれが真実だと思います。
綿矢りさ
カミラ・レックパリ「氷姫」
本が苦手な人にも。スティーブンキングが昔エッセイに小説には「ガッチャ虫」がいて、人を掴むとどんなに長くてもたくさん読む、みたいなことを書いてて。確かにそれが宿ってるのと宿ってない小説があるなと思って。これは宿ってるから自動的に読める。続きが読みたくて仕方がない。