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メモ代わり。ジャンルも気まぐれ

団塊スタイル いつまでも”未来の自分”で~横尾忠則 80歳~猫、三島由紀夫の話など

猫は特別な存在

作品のつもりで猫を描いてるわけじゃないんですよ
2年前に15年飼ってたタマっていう猫が死んだんですよね
やっぱりその猫をいつも思い出したい
猫に対する鎮魂歌、レクイエム、オマージュでもある。
死んだ猫に会いたいと思った時にその日は猫の絵を描いたりする。
猫はアーティストのかがみみたいなもの。
わがまま 気まま 妥協することはない
どんな場合も常に虎視眈々と遊ぶことを考えてますよね。
猫の性質は、アーティストが持っていないといけない性格だと思うんですよね。
だから僕の先生でもあるわけです。
僕の性格が飽きっぽいからしょうがない。
午前中描いてたスタイルの作品と、午後はガラっと違うものを描くことが多い。
そのほうが僕にとっては健康なんですよね。
毎日同じような絵を描くのは、僕にとって非常に疲れる。

アトリエには未完成の作品が多い

描いた状態で放置しておくわけですよ。
それである時、その絵ともう一度出会うわけですよ。
その時に「あれ?もう描けてるじゃないか」と感じることもあるんですよ
そういう意味で、だから絵は不思議で面白いんですね。

創作の原点とは

描くことはちょっぴり苦しいですけど
楽しいほうが多いですよね
描いていない方がむしろ疲れるし、しんどいっていうのかな。
だから絵を描き始めるとそういうものが解消してしまう。
創作の原点は遊びに繋がるものじゃないかと思うんですよね。
大義名分があって、そのためにやらなきゃいけないものではなく
描いてること自体が目的で。
なにかのためにやるというのは、創作にはならないんですよね。

兵庫県西脇市出身。子供の頃、反物に描かれていた女性をモチーフにする。
背景を黒(からグレーにぼかす)にするつもりが、絵の具を選んでるうちに忘れてしまい
こげ茶にしてしまってた。
これはこれでいいのかなと。そんなんの連続。

  • なかなか仕事するまでがごそごそ長いですよね

勿体つけてますよね。3ヶ月で百数十点描いたこともありますけど体調崩しましてね。
猫になりたいですよね(笑)アーティストの見本ですよね
そんな迷惑かけてないと思いますけど(笑)
妥協してしまうと敗北ですよね。
年齢的な事を考えると、最後は郷里に戻っていくんですよ。
十代の体験の中からでしか浮かばないというか
十代は僕にとっての想像力の宝庫でもあるし
原点でもある。大人になれないんですよね。

横尾忠則 千夜一夜日記

横尾忠則 千夜一夜日記

略歴

両親に溺愛されてわがままに育つ
高校生の頃、戸籍係のアルバイトをしていて
自分は父の弟の子、養子であることを知った。
その頃から自己主張をしなくなる。
進路は切手収集が趣味だったので郵便局を希望したが、美術教師に油絵を勧められる。
描き始めた作品は多くの展覧会で入賞。
教師に東京の美術学校を目指せと助言されるが、受験前夜
「学費や生活費をバイトで稼ぐ考えは甘い、受験せず故郷へ帰れ」などと言われ
郷里に帰って神戸新聞社のグラィックデザイナーに。
一つ年上の女性と結婚し、自分の中の野獣が再び目覚める
28歳で独立。精神世界に傾倒。
ピカソは自分の思いに忠実に従っている、自分はどうなのかと思い始め
1982年画家宣言。そこから20年間苦しむ。
絵は僕に合ってないんじゃないかという不安が襲うように。
引っ込みがつかないということもあって、やるようになった。

三島由紀夫

狂気の存在にならないと僕の求めてる世界には到達しない。
三島由紀夫さんとは短い交流しかないんですよ
僕から電話したらちょうど割腹自殺のリハーサルをやってる時で。
僕は足を悪くして入院していたことを、雑誌の連載に書いたら
高倉健浅丘ルリ子が見舞いに来たって書いてるけど、俺だって言ったんだよ
 俺の名前はどこにも出てないじゃないか」言われましてね
三島さんの名前を書きたかったんですけど書けなかったんですよ
だんだん政治に意欲的な方向に行かれるのを感じてましたから
三島さんとは距離を置くべきだと思っていた。
非常に失礼だとは思って、書かなかったら
亡くなる3日前に「俺の名前が載ってない」

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ムー一族」の頃、個展で母が似顔絵付きのサインをいただいたことがある。
ご本人目の前にいらっしゃった、あれから40年。
日曜美術館で作品をゆっくり見てみたい

追記 久米書店Midnight にて

2017.1.13放送

骨折したらしい。30年治りませんよと医者に言われたそうな。
なんだかよくわかりません(笑)

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