別館.net.amigo

別館.net.amigo

メモ代わり。ジャンルも気まぐれ

久米書店 midnight ~夜の本の虫~ 元検事が明かす「口の割らせ方」 大澤孝征 /池波正太郎 食卓の情景

物騒なタイトル

久米:これ面白いんだよね~。売れてんのが梅田なんばシティさん。
   関西なんですよ。 
壇蜜:関西って・・全国で売られてますよね。
   なんとしてでも口を割らせたい人がいるんですね。
久米:おんどりゃ~って。ちょっとエプロン脱いでみてもらえる?
壇蜜:分かりました

口の割らせ方

久米:やっぱりお客様いらっしゃいますから。いいねぇ〜
   このご本はすごいですね。タイトルが「口の割らせ方」
   検事取り調べの時、結構服装に気を使うというお話を
   今日はポイントとかあるんですか?
大澤:(笑)取り調べですよ実際には。ごく真面目なふうに行こうかなと。
   真摯な態度で臨みたいと。基本的に取り調べられる人間としては真面目な態度で。
   というふうに受け取っていただければ。
久米:店員の壇です。こんな女どうですか
大澤:いいですね。目がキラキラして。「何したのどうしたの?」聞きたくなりますね
久米:今の検事の口調、幼稚園生に話しかけてる感じですよね
大澤:そうです。初めから「君はなんだ!」って言ったら話にならんのです。
   だいたい皆そういう印象で来てますから、警察で調べて検察庁に連れてこられて
   これからどうなるかって時に、落差が大きいですからね。
   「あぁ、この人には話していいかな」って気に
   とりあえずは、なってもらいたい。
久米:検事のご経験は10年未満なんですけどこれは
   「元検事が明かす口の割らせ方」もちろん弁護士の経験も含めての
   口の割らせ方なんですけど。

もしも久米店長だったら

大澤:やっぱりね、黙秘してなんにもしゃべんない奴が一番手ごわいです。
   だま~ってる奴、います。何を聞いても答えない。
   雑談にも応じない。
久米:本当のことを話させるにはどうすりゃいいんですかね?
大澤:やっぱり最終的には人間の力。取り調べてる人間の力。

久米:僕が逮捕されたとしますね、殺人だと生々しいので、詐欺で。
大澤:ありそうで
久米:僕は詐欺罪で捕まったんだけど、できれば隠したいんですよ。
   無実で何とか逃れたいわけですから「全くそんなことはしてません」
   「法律に反したことは一切してません」言い張るわけですね。
   嫌ですから、罪を認めるのは。どないします?僕72なんですけど。
大澤:久米さんお話好きでしょ?やってないということを言いたいわけだから
久米:パソコン100台買って、代金払わずに売っ払って逃げた
大澤:それだけでね、客観的に詐欺の立証可能なんだから
   あとは本人が認めるか認めないかの話。仮に否認し続けても
   買い入れた時期と、買うよと言ったこと、実際に全部売っちゃった事実だけでも
   詐欺の立証が可能なわけですよ
   だって誰が見たって金を払う意思がないとしか言い様がない。
久米:だから、友達がやったんですよ(笑)僕じゃなくて
   僕売ったってのも知らないんですよね。だいたい金受け取ってないし
大澤:こういうふうに喋っていただく方は、非常にやりやすいんです(笑)
   だって自ら墓穴を掘ってる。友達調べりゃいいんだから。 

こんなことで

ソープランドの女性店長が
かなりの額の覚せい剤を売買し逮捕されたエピソード

頑として口を割らない
バックには大暴力団の幹部がいたのだから。
ず~っと言わない彼女に、髪型がちょっと変えたなと思ったもんだから
「今日はどうしたの?機嫌がよさそうだね
 なんで髪型そういう風にしたの?好きなのかい?」聞いただけなんですよ
そしたらわっと泣き出して、認めたんです。どうにも理解できない。

壇蜜:わかります

えっ?

壇蜜:わかります。それはしゃべります。

女心はわからない。彼女の弁護人から「お前彼女に何をした」言われまして
苦情を言われたことがあります。女性ってそういうところがあるんですか。

壇蜜:あると思います。女性の髪型が変わったとか、雰囲気に関してストレートに言う男性は
   私は少ないと思います。大人になればなるほど。
   あまり見て欲しくない状況だったと思うんです。
   自分が完璧に見せられるような。
   多分疲れてるところを「機嫌が良さそうだ」とか少しポジティブに見てくれるのは
   嬉しいと思いますし、多分気付いてもらえない人生だったと思うんです。
   その一言は響くと思います。

※タイミングが重要だな。たまたまピタっとハマったんだろうし。

話せば分かる

意味合いが違ってて
人間のやってることに基本的に理解できないことはないだろう
理解できないのであれば、そいつを処罰することは多分難しいということに
繋がっていくんだと思うんです。
一見極悪非道な殺人を犯したとしても、理解ができると。
理解できなかったとすればそれはもう、心神喪失なりなんなりで
我々の理解を超えてしまえば、処罰の対象にならないって意味があるんですよ。
だから、我々検事はどんなことでも、理解できるはずだという信念でやってる。

久米:理由があって何かをすると
   子供は子供なりに窓に石を投げた理由があるはずだと

正当防衛、緊急避難のように自分が助かる道はほかにはない
選択の余地は全く無いという場合に、いくら理解できても処罰はできないと。

久米:裁判で有罪判決が出たとき、本人が深く納得して
   処罰を受ければ何も言うことはないと

そうですね。そうだと信じたい。本人が心から自分のしたことを話していれば
そういう形になるだろうと思います。 
   
※そうかな。無差別大量殺人などはどうなんだ・・
 最近このブログから何故か法律関係の本を買ってく人が増えた。
 無関係の記事が多いはずなのに。

元検事が明かす「口の割らせ方」(小学館新書)

元検事が明かす「口の割らせ方」(小学館新書)

1分劇場は池波正太郎

食卓の情景

初版は1973年

仕事は夜半から朝にかけてするが、その日の仕事がどうやら済み、寝しなにのむウイスキーほど、うまいものはない。
書けないで苦しんでいるときは、一口も飲まぬ。
しかし筆がのってきて、ぐんぐん書けているときは
古いベニーグッドマンのレコードをかけながら、
ぐいぐいとウイスキーを飲み、のみつつ書くことが一年に数度はある。
こういうとき、書けた原稿は、
自分のものとしてはたいてい、うまくいっている場合が多い。

いま歳のせいか衰えて、本も読めなくなってしまった父が、池波正太郎の作品をたくさん持っている。いつかもしものことがあったら、処分せずに形見分けで自分が持って帰りたい。

ということで、先週の繰り返しになりますが深夜向けにリニューアルしただけで久米書店は続行です。

広告を非表示にする