チック症
脳内の神経伝達物質が、過剰に作用することが病態の一つだとされる。
症状
何回も強くまばたきをする
顔を強くしかめる
鼻鳴らしや突如甲高い声を出す。
つま先を摺って歩く
気になったものを手当たり次第触る
気づいたら触る
十字のように手を動かすのがやめられない運動性チック
首を振る、体を叩く
椅子に座った状態で激しく飛び跳ねる音声チック
同じ単語を意に反し何回も繰り返す
突然大声を出す
汚い言葉を言うトゥレット症候群
運動性、音声いくつもの症状が慢性的に出てしまう。
チックをする子にはわけがある―トゥレット症候群の正しい理解と対応のために (子育てと健康シリーズ)
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チックとトゥレット症候群がよくわかる本 (健康ライブラリーイラスト版)
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いつ現れるのか
堀川充さんの場合、初めて奇妙な感覚に気づいたのは5歳。
地面やみそ汁の具、走っている車など触ると落ち着く。
触るのを我慢すると舌打ちが止まらなくなる。
病院でチックと言われるが
昭和46年頃、病気ではなく癖だとする医師が多かった。
無意識のうちに始まるため、叱られると一度は止めるが
またやってしまう。
スポーツや音楽、読書など集中している時は出ない。
集中が途切れると電車内などで突然奇声が出る。
運転中は出ないが、赤信号で停止すると後頭部を打ち付けたり
奇声をあげたりする。
叱責を受けると暴力を振るってしまうことも。
後頭部や肘を何度も打ち付ける。太ももを激しく叩きあざができる。
指を掴んで左右に折り曲げる。エスカレートして折ってしまう。(自傷行為)
唇の周りを舐め、赤くかさぶたになりただれる。
※口の周りが舐めすぎて赤かったり奇声を上げたり 瞬きの激しい子は、
子供の頃から現在に至るまで、確かにいた。
あくまでも自分の周囲は、女の子よりも男の子に多かった。
チックの悪循環
注意する→子供の不安や緊張感が高まる→症状が増える→保護者が不安になる→保護者焦る(また注意するに戻る)
暖かい無視がいちばん。
注意しすぎると症状が悪化する可能性が高くなる。
3歳から10歳までの子どもに多い
発症頻度は小児期10~24%
95%は一過性のもので自然に消える。
でも堀川さんの場合は、28歳の時、結婚を意識した相手と別れた。
2000年にネットで検索して、治療ができる病院を見つけた。
薬で軽減したそう。
あ、ツイッターもフェイスブックもあるんだ。
海外では重度のトゥレット症候群を
脳深部刺激療法で治療。手術。
電極を脳の深部に埋め込み、微弱の電流を持続的に流し
薬物治療でコントロール困難な症状の軽減を図る。
脳を傷つけてしまうリスクもある。国内ではトゥレット症候群の患者には例がない。
パーキンソン病の患者にはある。