恐ろしい夢を毎晩のように
毎晩のように恐ろしい夢を見て、妻に起こされる状態が何年も続いています。
人に追いかけられたり、怪人に首を絞められたり、高い屋根の上から落ちそうになったり、水が押し寄せてきたり、こんな夢ばかりです。
寝る前に楽しいことを考えたり、酒を少し多めに飲んだりといろいろ試みてはいますが全く効果がありません。
楽しい夢を見た記憶はほとんどなく、寝ることが怖くさえなります。
定年退職して５年目。現役時代は仕事一筋。仕事はもとより、人間関係でも苦労が絶えませんでした。人に恨まれることも多々あったと、今は反省しています。
現在は楽しく過ごしています。健康にも恵まれ家庭も円満。
子供のような相談だとは思いますが悪夢の原因と対処法がわかれば教えてください。
子供だけじゃないんだな
小学校低学年の子と話していると線路に落ちたり、お化けに追いかけられたりする夢の話をよく聞く。子供達は夢と創作の境界が曖昧だから自分が（夢の中の）お化けに負けるなんてオチは、絶対語らない。いつも戦って勝つ。（中には逆の子もいるかも知れないけどね）おとなになって殺人犯が、被害者が夢に出てきて怖いから自首した、という話もあるし。
高いところから落ちる夢は背が伸びる。成長期によく見る夢だと聞いたことがある。夢の中で何かに追いかけられても、逃げ切ると夢が叶うと昔読んだ夢占いの本に書いてあった。
怖いというより精神的にキツい夢なら年数回見る。何度も遅刻したり、電車やバスに間に合わなかったり、念入りにチェックしたはずなのに大事なものを忘れたり、突然親や上司に激しく叱責されたり、いきなり大ゲンカから始まる夢だったり。頻度はそう多くないが、記憶にしっかり残っている。
長く続く悪夢障害ならば深刻。
海原純子先生の回答
毎晩のように悪夢を見るとは辛いですね。お手紙を拝見していくつか気になったこと。
まず、加齢によって睡眠の質が低下すること。アルコールは睡眠の質を低下させること。アルコールは深い眠りをカットして、浅くしてしまいます。夢はいわゆるレム睡眠という浅い眠りで、おもに見るもの。
あなたの場合、加齢による生理現象がきっかけで、睡眠の質が低下したところに、お酒を飲むことで更に眠りが浅くなり、悪夢を見る不安や、夢と昔のこととの関わりを気にすることで悪循環に陥った可能性も考えられます。
睡眠時無呼吸症候群の有無等もチェックする必要があります。冬場は加湿器などで寝室環境を快適に。
いい眠りを得るために、体を動かす機会も多くなさってください。夕方の散歩、ストレッチがお薦めです。
過去のことと夢を結びつけるのはやめて、不安を無くすことを心がけてみては。
はしご酒、深酒の後にむちゃくちゃな夢を見る。
