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趣味どきっ 恋する百人一首 #5  女の分かれ道 セレブ妻 道綱母

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恋の反面教師


なげきつつひとり寝る夜の明くる間は いかに久しき ものとかは知る 右大将道綱母

通ってこなかった夫を嘆く、強い恨みが出てる歌。ミニドラマで現代に置き換えると

陽炎の命が短いように 女の命も短い。そのことに気づいたのは妊娠直後だった。

今回、冒頭で少し流れたのは大貫妙子坂本龍一「TANGO」

Taeko Onuki & Ryuichi Sakamoto - 2. Tango

乾いた道を転がる太陽・・ではじまる。

2曲目は「夏色の服

Taeko Onuki & Ryuichi Sakamoto - 5. 夏色の服 Natsuiro no Fuku

なんだか東海テレビの昼ドラみたい。愛は永遠ぢゃない。

離婚する気がないならうまくやりすごす。どうせ愛なんて冷める・・すごく割り切ってる山口先生。

右大将道綱母

権力者藤原兼家の第二夫人。蜻蛉日記の作者。夫は浮気相手のもとに行ってしまい、腹を立てて贈った歌。プライドが高く独占欲が強い。一夫多妻制の時代に一途さを求めた女。

やっちゃいけないエピソード

ベタですね。彼女は全部やった。

  • 浮気相手を偵察する
  • 夫の誘いに素直になれない
  • 気を引くために家出をする

コミュニケーションも肉体的にも素直になれない。七夕に会おうと言っても

天の川 七日をちぎる心あらば 星あひばかりの影を見よとや

「牽牛と淑女が会おうというなら1年にいっぺんの逢瀬で我慢しろとでもおっしゃるの?」などとまともにぶつけてしまう。甘えでもあるわけ。夫と床に入ってでも身を固くして朝までいた。指一本も触らせなかった。

大久保:不器用で生きづらい人だったんだ。

山口:尼さんになっちゃおうって、最終的に兼家が強引に彼女を車に乗せて、無理矢理「帰る!」あらゆることに彼女は対抗しますからね。最後まで一緒にいた。忘れられない女。兼家が道綱の家で重病になっちゃったとき「何一つ思い出になるようなこと、してあげなかったね」道綱母はそれを聞いてホロホロ泣くのね。 家に帰って回復の見込みができたとき、並み居る女性の中で一番に快気祝に呼んだのが、道綱母だったわけ。道綱母が正妻になるかもしれない一番の幸せな時期だった。

恋愛均衡説

自分の資産価値を前提にした物々交換。妻と夫の資産価値は大体同じと考えるが道綱母は、夫の資産価値よりも数段高く自分を評価したため、常に夫に対して不満を抱いてしまった。これが道綱母の不幸な結婚生活の原因を作ってしまった。

森川:自己評価を下げることが大事。美しさは年々衰えてゆく。道綱母を反面教師とするならば、結婚生活は感謝を忘れないこと。結婚生活が長くなると感謝を忘れてしまう。毎朝起きるとそれまでをリセットし「ありがとう」ということが大事。

山口:愛さえ満たされてたらそんなことは思わない。あたし最初、彼女のこと大嫌いだったの。なんてわがままな女だと。最後まで一夫一妻制のようなことを要求した。そんな彼女が好きになりましたね。

う~・・男の側から見たアドバイスと女の側から共感するのとどちらがしっくりくるかな?