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メモ代わり。ジャンルも気まぐれ

久米書店 高橋源一郎 ぼくらの民主主義なんだぜ!(抜粋・感想)

連載中の「論壇時評」をまとめた一冊

久米:4年分。もう10万部売れたと。お目にかかったことがあると聞きしましたが
どんな方なんですか?
壇蜜:そうですね~。やさしい、するどい。
久米:きっと女にはね(笑)違うと思います。
   僕お目にかかったことないんです、たぶん。
壇蜜:今日も「たぶん」なんですか?
久米:みんな「たぶん」付きなんです僕。今日胸が大きいね
壇蜜:そういうブラなんです。
高橋:それセクハラだよね
壇蜜:いえ、いつもなんで。
高橋:ひどいです
久米:日常茶飯事なんで
壇蜜:たまに「パッドなんです」っていう時もあるんです(笑)
久米:これ、某朝日新聞社の。
高橋:そうですね、月に一本書いて。
久米:よくお引き受けになりましたね。
高橋:えっとね、引き受ける前にちょっと悩んだんです。
   「文芸時評」を朝日でやらしていただいたんで、あの時も大変だったんです。
   あの時は揉めてクビになった・・それはいいんですけど
久米:今のとこ絶対編集しませんからね
高橋:それはおいといて「論壇時評」は、作家ですし本職じゃないし
   大変だなと思って一度お断りしたんですが、やってくれと。
   やりたくない理由を色々言ってるうちに、そんなにやりたくない理由を言うのも
   変だなと。
   心理的に言うと「こんなに強く断るってことは何かひっかかってるんだろう」
   「これはもしかしたらやりたいんじゃないか」(笑)裏っ返し。

久米:タイトル「論壇時評」新聞でも書いてあるとちょっとね・・
高橋:読む気しないですよね
壇蜜:敷居が高いですよね。
高橋:僕も「論壇時評」読んでなかった(笑)読まないでしょう普通の人は

   小説を書くのと似た感覚が。小説ってのはお話を書くじゃないですか。
   でもこの「論壇時評」はやっぱ社会を舞台にして、
   いろんな人が出てくる群像劇みたいに
   それを書いてる感じがする。ノンフィクションにも近いんですけど、
   どっかで 日本社会を背景にした日本人の物語を書いてる気がする。
   長編連載小説。

ぼくらの民主主義なんだぜ

高橋:「論壇時評」なので、タイトルは後から付けたんですよ。
    小説は最初にタイトル決めるんで苦労しないんですけど、
    こういうのって後からタイトルつけるから結構苦労するんですよ。
    どうしようかなと思ってて自分で読み返してみたら、
    最初の3回ぐらいは民主主義のみの字も出てこない。
    途中で、フィンランドの核廃棄物処理施設のドキュメント
    「100000年後の安全」
    あれ書いた時に初めて民主主義って言葉を使ったんですね。
    あれは映画見られた方はわかると思うんですが
    反原発派の監督さんが核処理施設の責任者にインタビュー。施設の奥で。
    福島原発のドキュメンタリ作るって、日本で絶対ありえない。
    それを見た時にすごい、
    フィンランドには民主主義があるねって思って書いたのが1回目。
    3.11の後から始めて2011年の夏ぐらいだと思うんですけど
    日本がまだまだどうなるか分からない時に民主主義って言葉を使って
    すとんと落ちたっていうか。
    この言葉を使うと状況を説明できるかと思って
    何回かその言葉を使う回があったの。後ろに行くほど増えてきた。
    久米さんが言ってたSEALDsの人たちですね。
    2014年の段階のことも書いてる。読み返してみて3.11の後
    日本はまだ変化のさなかにある。民主主義という言葉を使おうと。

2015年11月

久米:今じゃないですか。夏の終わりから秋口は重要なポイントであったと
高橋:今年の初めにタイトルを考えた。夏から秋にかけて安保法制をめぐる問題が
   こんなにも大きく盛り上がるとは全く予想もせず。
   民主主義の問題が浮かび上がるとは全く思いもせずタイトルをつけた。
   全く不思議な気がしますね
久米:国会に大勢集まった時にね、僕ラジオで
   「大勢集まるのは結構だけど、君たち投票所へ行ったのか」て言ったんです。
   そしたら結構反論が来て面白かった
高橋:行ってますね彼らは。年齢からしていけない子もいるんですが
   SEALDsの諸君は選挙にも積極的だし、
   もともと何人かは投票運動やってたぐらいなんで
   僕なんかよりもずっと・・

しりあがり寿
クソ民主主義にバカの一票

高橋:新聞のタイトルは整理部がつけるんですね。何回かは希望が通ったんですけど
   勝手につけると整理部の仕事を奪っちゃう。
   「スローな民主主義にしてくれ」とか何回か希望通り。
   で、どうしてもこれにしてくれと
   「クソ民主主義にバカの一票」ってタイトルにしてくれって言ったら
   ダメだって整理部から来て。社内で大モメになったって。
   「見出しにクソはつけられない」って内規があるんですって。
久米:本も「ぼくらのクソ民主主義」だったら(笑)
高橋:勝手にタイトル変えないで欲しい(笑)


連載中から伊集院静川上弘美からも面白いと好意的な評判を得ていた。
マック赤坂が139ー140頁に出てくる。

久米宏マック赤坂と対談したことがある。
「ほんとにまともな人なんですよ、真摯なんですよ。
 勇気もあるんですよ。ふだんはビジネスマン。
 どの政治家よりもまともなんですよ」 


マック赤坂の東京都知事選挙政見演説 (大天使ヴァージョン ) - YouTube

映画「立候補」 [DVD]

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2020年オリンピック

久米:僕は元々オリンピック見ないんでね
高橋:前回も見てない
久米:日本人て馬鹿なんですよ。オリンピックとノーベル賞。この二つに異常に弱い。
高橋:好きな人は見ればいいし、ハロウィンにも行けばいい。
久米:8月にオリンピックやるの間違ってる。アスリートに失礼。
   健康の問題にも命にも関わる。
   めどまでに非正規社員なくすとかないのかな。
   せっかくオリンピックやるんなら何かを変えるとか。
   このご時世だから国会議員の任期を1年にするとか
   議員全員女性にするとか・・

日テレで朝日の書籍紹介して、挙句このような会話に。
ヒヤヒヤしながらも引き込まれてしまい、ほぼそのまま書いてみた。
全部見た人は様々な感想や批判、同意や反発があるだろう。

ほんとだ
育児はバクチよ。
   

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