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SWITCHインタビュー達人達 本木雅弘×真鍋大度 テクノロジーをエンタメにするコツ

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オープニング

役者も表現者の端くれであるならば
最先端の表現をしている方とお会いして、刺激をいただきたい。
表現したいという欲求の源にあるものは、きっと同じなんじゃないか。

まだ昭和天皇が抜けきってないな。それとも地なのか

小学校2年生の引き算で挫折している私としては、理解できるかどうか・・

ま、待てモッくん。もうすぐ50歳だろシブがき隊。シブ楽器隊。

前半 テクノロジーで見せる

ドローンのパーツを作ってた真鍋さん。
2014年の紅白、Perfumeのステージにも使われたドローン。
あらかじめダンサーがドローンを持って踊り、その動きを記録。
ドローンを最大限エンタメに利用。


【HD】Perfume Performance Cannes Lions International ...

真鍋:最先端の技術を常に使いたい感じでもないんですけど
   まだあまり価値観が決まってないものとか、
   果たしてこれは人間にとって使ったほうがいいものなのかどうかを
   考えるきっかけとして自分で作って試してみる。
   ドローン、世間的には悪いイメージもついてると思うんですよ。
本木:はっきり言って、のぞきの道具みたいな(笑)
   そんな高いところまで見えてしまうんですか?って・・
真鍋:悪い使い方をするほうが簡単だと思うんですよ、テクノロジーって。
本木:どちらかというと、凶器に近いイメージ。そういう恐怖感。
真鍋:ありますね
本木:ワタシはローテクな人間なので・・
   機械=ボタンのようなものが存在するじゃないですか。
   それ一つ押すことを躊躇する世代なんですよ(笑)
   でも今スイッチだらけじゃないですか。恐怖と共に受け付けられないタイプ。
真鍋:僕らはよく「悪い夢」って言うんですけど、悪い使い方とか
   人が嫌がる使い方を考えるのはすごく簡単なので。
   悪い夢を見るんじゃなくて、いい夢を生み出そうと。
本木:別の使い方を考えようと 
真鍋:そうですね。組み合わせの妙みたいのが多分あると思う。
   ドローンにスポットライトを使う。カメラにつける以外は発想がなかった。 
   スポットライトを付ける事で自由になる。
   深い専門意識があるのがベストなんですが
   少しでも領域に突っ込んで
本木:いい意味で目線のずれた発想が生まれる。


【インタビュー】Rhizomatiks 真鍋大度 - YouTube

真鍋:ぼくカメラ撮られるの得意じゃないんですよ。
   「笑って」と言われても「笑えるわけないよな」
   カメラマンは人じゃないほうがいいのかなと思って、ロボットのカメラマン。
   その人に合った声のかけ方をするソフトを作ったり・・
本木:上手くおだてておだててくれるような
真鍋:そうそう。今って個人情報で、その人がどういう人か知ろうと思ったら、スマートフォンに入ってる情報をまるっと頂きたいんだとか、TwitterInstagram、SNSをわっともらってきて、この人はどんなことが好きかと。僕は結構自分の分析をするのが好き。自分の知らないことをプログラムが発見してくれるんで。8年ぐらいブログを書いてたことがあったんですけど、口癖を抽出すると最後に「~の巻」みたいのがあったり。語尾に「~の巻」(笑)
本木:ここは便利にならないっていうの、何かあります?
真鍋:やっぱ、感情をどうやってデータにするかがすごく大事になってくる気がして。「アマゾンでこういう本を買ってる人はこういう本を買ってます」っておすすめはあるんですけど「この本を泣きながら読んだ人はこの本も泣きながら読んでます」がわかるとさらにリコメンデーション、おすすめ。それをずっと溜め込んでいくと「この人はこれを見た時に嬉しい」   「夕陽を見たときに悲しくなる」となっていくと、その人の分身がより良い精度で作れる。

(リタッチしても)最終的に生身の人間だけは入れ替えられない。パフォーマンスだけは最後まで残る。

後半

沈黙する群集 天空の蜂

人工知能(ワトソン)による映画鑑賞。
分析した結果「天空の蜂」に一番近い映画は「ゴジラ」??

本木:原発の是非を問うだけの作品ではないけれども、重たいテーマ。幅広い世代に見て欲しい。 子供たちには怪獣映画を見る感覚で見て欲しい、10数年後にその子供たちが、昔見た映画として初めて隠れていたテーマを理解する流れもいいなと。   ゴジラサウンドトラックをかけながら脚本を書いたって。
真鍋:20年以上前に書かれた本ですよね

本木:そういう意味では、まさに「予言の書」本の中に「沈黙する群集」って言葉が出てくるんですね。それは自分の意思を示さない、仮面をつけた。原発は人類に微笑むこともあれば、牙を剥くこともある。微笑みだけを求めるのは傲慢である。きちんと自分の意思を持って、立ち位置をはっきりさせて何を選択するのか意思表示しなければならないと、問うてるわけですね。震災の時に「生きるってなんだろう」ということを突きつけられたわけですね。それで自分の中の価値観の再構築を求められたような気がした。 

本木雅弘はバリバリの文系。