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SWITCHインタビュー達人達 桂由美×IKKO 美のツボ(抜粋)

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互いの印象

桂:後ろを向かない、前向き。女の本当の魅力を引き出すのが上手。

IKKO:発想の原点が素晴らしい。

ウエディングドレス

バックスタイルにこだわる

桂:キリスト教の挙式が多い。(全体の6割)列席する人は後ろ姿しか見ていない。ブーケは前に持っている。後ろは何もない。
IKKO:出来ちゃった婚とか
桂:マタニティドレスは作らないことにしてる。さりげない、目立たないもの。デザインであって、マタニティのために作らない。 
IKKO:先生のドレスは遠くから見てもインパクトがある。近くで見ても高級感と美しさ。
桂:着物のお引きずりの感じをやってみたかった。

IKKO:花嫁さんのデコルテって重要ですね。
桂:場内を歩いているときは360度。デザインチェックするとき「斜めにこんなもんついてたらダメよ」とか、ハワイみたいな海辺は昼間の光で見ているし、ガーデンウエディングとホテルのシャンデリアは全く違う。

東尾理子は屋外だから光沢感のあるミカド(季節によってオーガンジー小林麻央はホテルなのでスパンコールなどが美しさを引き立てる。
挨拶回りで動くことを考え、取り外しのできるドレーンに。芸能人の結婚式の衣装は眺めていて目の保養になる。

桂:昔はスパンコールを1個ずつ手縫いにしていたの。今は機械。


桂由美デザインの芸能人が着たウェディングドレス写真 - YouTube

2014年紅白歌合戦水森かおりの衣装もこの人のデザイン。小林幸子よりもゲージツ。てか、あちらは種類が違う。
水森:内面から輝ける自信を、着させていただくことによって得られる。

水森かおり 伊勢めぐり - YouTube

IKKO:先生可愛いのよね~。本業のドレスの話をするときは目が一瞬鋭くなる。その話からずれるとおちゃめで可愛い
桂:万年少女ってあだ名が付いてるの(笑)
IKKO:先生の中にガーリッシュな部分があるから。色地にしても選び方にしても、ガーリッシュを失ってはならない。
桂:程よいロマンチシズム。甘ったるくなりすぎてもいけない。

悩み

二の腕をカバーするコツ。

ひとつは隠しちゃう。肩のところにポイントを置くことで袖の方に目が行く。Vラインの衿でクラシックな印象に。

小顔に見せるには

頭を小さく見せると顔が大きく見える。花をつけるかティアラを付けるか。顔の幅が広い人は上を広くしないといけない。頭の上を少し膨らませる。小さいティアラは顔が大きく見えるので、大きめを。

IKKO:ブライダルを職業として割り切ってやってる人多い。割り切ってやられちゃうとすごい気分悪い。

桂:お嫁さんが自分の妹だと思ってやってる。一生に一度だから失敗は許されない。もう今やなんにもない。仕事以外は。しょうがないから眠るけれども。睡眠、食事、お風呂。プライベートはそれだけ。5キロ減らしなさいって言われてるんだけど。プールで水に浸ってるといいアイディア思いつく。

ローマ法王の衣装

着物を着なくなって帯が売れなくなった。ずっと指導していろんな織物やってきた。パリのオートクチュールに使ってもらったほうがいいって言うけど、その頃は経済的に世界に羽ばたく余裕がなく。

「この織物ってローマ法王に一番似合うんだけど」熱心なクリスチャンに話したら「法王庁に話してみます」
ローマ法王はもともと演劇をやってて「結構衣装にうるさいですよ、贈呈は受けるけど着るか着ないかは保証できない。」
たまたまテレビ見てたらぱっと出たんですよ「あっ、私の衣装!」電話かかってきて「きれいでしたよ」
朝日に光り輝いていて。運が良かったとも言える。情熱は人を動かす。

IKKO

一髪、二化粧、三衣装

というのかな。言葉があるんですね。女の人はいい髪結いさんは絶対手放さない。自分の顔型にあった髪型を作ってくれる人はそんなにいない。絶対IKKOさんじゃないと。IKKOさんの御一行が来るときは、タクシーがギュウギュウ詰めになってる。おしぼり製造機を持ってる時もありました。ご本人が女優だったらどんなふうにして欲しいかということを全部している感じでした。
綺麗な位置を全部教えてくれる。全部お出来になる突き抜けた方。

IKKOも着物の時のヘアメイクは後ろにこだわってる。ただのシニヨンではない。

住み込み時代

「5年は絶対我慢しろ、かじりついてでも我慢しろ」「働いてないと食べる資格はない」雑誌の世界に飛び込んだのは27歳。見せる世界に飛び込みたくて。

自分でも無理なことは一つ「モード一色、ファッション一色」は無理。小さい頃から女優が大好きなので、婦人誌を極めることが一番の近道だと思った。

女優さんのポーズ

松尾嘉代さん、斜め座りで手をつくポーズが1時間あったんですよ。手をついてると思ったら何ミリか浮いてた「手を着くと力が入る。力が抜いたように見せるため」
高橋恵子さんが楽屋を出て舞台に上がるまでの間、柳腰で歩く。見惚れてしまう瞬間があった。できるようになるまで何十回も見て自分のものにしてしまおうと。美しさにはキレと間が重要。

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