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【人生案内】厳しく育てた息子がうつ病 海原純子先生の回答

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息子のうつ病の原因

親による言葉の暴力

70代男性
30代の息子がうつ病と言われました。私の言葉の暴力が原因と言われショック。
息子は気が弱く優しい性格。
立派な大人にするため、子供の頃は剣道、水泳を習わせ家庭教師をつけた。息子のためを思い、逆らうと叩いたり殴ったり厳しくしました。おかげで一流企業に勤めています。悪いことをしたとは思っていません。子は親に従い、妻は夫に従うべき

先日息子が「会社に行くのが辛い。休職したい」というので「うつ病など根性がたるんでいる」と言ったら、息子は
もう追い詰めないで。母さんにも同じことをしないで欲しい」本人のための助言を言葉の暴力だと思われるのが理解できない。家族への接し方が間違っていたとは思いません。専門の方に助言を頂きたい。

命あって運が良かった

このような暴君に対し、これまで耐え忍んできた妻子。35年前だったら金属バットでフルスイングされる案件※殺人を奨励しているわけじゃありません、念のため。
神奈川金属バット両親殺害事件 - Wikipedia
どの年代の親でも「気の持ちよう」が口癖の人がいる。いじめられて不登校気味になったとき、かつて仕事がうまくいかなくなってうつ状態になった時、うちの親も「勝手病だ」「根性がない」と叱りつけた。
勝手病(かってびょう、かってやまい)とは、嫌な心の癖、自分中心であること
根性本来の意味は「その人が生来持っている性質」
根性論 - Wikipedia 根性論 - Wikipedia

父も弱って入院生活が長くなったせいかもともと持っている性格の悪い部分を、露呈させてしまう日々。なので立場が逆転し、母、自分、妹から叱られている。

前日の人生案内では20年前、母から「どうしてあんなバカ大学にしたの」と言われたことを今も許せない。母は勉強嫌いの中卒のくせに、って内容だった。増田明美さんは「お母さんのコンプレックスが言わせた言葉。あなたの方が成熟している」と回答。

いずれにせよ欠点のあるひとりの人間。子にとって、反面教師でもあり、許せない存在なのは確か。

海原純子先生の回答

大いに疑問

就職先だけを見れば間違ってないでしょう。しかし、自分の望む生き方を選び人生に満足しているかという点で
大いに疑問がある。一流企業に勤めるだけが立派な大人ではない。

ご自分の価値観を子や妻に押し付けるのは間違いで、相手の人生を否定することになりますよ。あなたの奴隷ではなく、自分の価値観に従って人生を選ぶひとりの人間です。

ご自分の価値観を認めてもらえず、反論すると叩かれ殴られたらどうなさいますか?息子さんがうつになるのも理解できます。どれだけ我慢し続けてきたか想像してください。休息が不可欠です。今回の病気は、安心して自分の人生の方向を考える機会になる。

一方あなたは、一流企業に勤めていなくても、人生に充実感を持ち社会参加している人と関わったり、自分と違う価値観の人の意見を聞く機会を作ることを勧めます。

長年固執してきた価値観を変えるのは難しい。
※2020.12.1 2年に1回爆発したようにアクセスが来る。