別館.net.amigo

別館.net.amigo

メモ代わり。ジャンルも気まぐれ

SWITCHインタビュー達人達 松井優征 暗殺教室×デザイナー 佐藤オオキ (抜粋)

佐藤:デザインと漫画って意外と近いところにある気がする。突飛なもの 飛躍しすぎるものには感情移入できない。「あ~わかる」ちょっと欠陥がある方が愛着がわく。

前半、松井優征のアトリエへ。

デザイン事務所より事務所っぽい。
松井:・・大きいですね。身長おいくつですか
佐藤:187センチ。デザインの役に全く立ってない(笑)全然印象と違う。もっと雑然としてるかと
松井:これでも片付けたほうなんです

暗殺教室」きっかけ

佐藤:どういったきっかけで?あの、設定ですね。
松井:最初だけは、ひらめきですね。デザインもそうだと思うんですけど。最初生徒が、ページをめくったら、一斉に起立して銃持ってたら面白くね?っていう・・
佐藤:その1枚の絵から?
松井:そうです。当然次の瞬間殺しちゃったら、全く意味がない。ずっと避け続けなければいけない。超スピードか超能力しかない。そんな教室が隣にあったら気になって授業にならない。あっという間にみんなに広まっちゃって大問題になる。どうすればいいか。離れの校舎にすればいい。離れの校舎にするには、落ちこぼれにすればいい。1番最初の絵さえできれば、あとは繋がっていく。ほぼほぼ一晩でできました(笑)アイデアとはそういうもんですね。よくある先生ものを王道パターンとして、クラスのやんちゃな仲の悪い奴が、回が進むごとにまとまっていくみたいな・・すっきりとわかりやすく、多少ベタでもいいからど真ん中を。暗殺はもちろんやっちゃいけないことだけど、  基本は弱いものが強いものを倒す戦略。
やってることは至極真っ当な教育漫画。

PTAとかに狙われる部類ではないから、そこを理解していただきたい(笑)少年漫画だと、よく先生が「勉強なんてしなくていいよ!遊ぼうぜ!」割と多かったりするけど、ちゃんと勉強を教えてくれる先生がいない。自分が中高の頃、何を求めてたかというと 楽しく成績を上げてくれたら、それが一番。そういう理想も入れて。

キャラづくりのコツ

佐藤:デザインで意識するのは、キャラが立っているデザインかどうか。
松井:へえ。たまにすごいとんがったフォルムがあったり、すごい決めゼリフがあったり、特殊能力とかをどう運用して、どうエンディングにたどり着けるかって言うと答えられない方が結構多くいる。運用法までちゃんと分かってないと、キャラクターとは言えない。
佐藤:アイディア作りっぱなしの人と、どうタッチポイントがあるか。この商品がその後どう進化していくのかっていうとこまで、考えるか考えないか。同じアイデアでも成長の仕方が違う。
松井:世界観がしっかりしてれば、キャラクターは勝手に動いてくれる。少年ジャンプだと、キャラを大事にして。この世界観だとここにこいつがいるという、必然があるんですよ。なよやかな女性を殺そうとしても罪な感じになっちゃうんで。だったらもう「こいつ殺してえ~」みたいな、なめくさったようなフォルムがいい。
佐藤:日常と非日常が混在してる漫画の面白さ
松井:ページが使えるってのがでかい。偶数ページは宝の山。2ページ目ででかいことができる。心に命じてたのが誰もお前の作品なんて見ていない基本的には連載漫画を先に読むから、読み飛ばされる前提で書いてた。なんじゃこれって足をとめさせたら。デビューからしばらくは、とにかく足を止めさせることを考えてた。
佐藤:面白いですね。ある意味広告的な考え方。コンマ何秒で買うか買わないかを判断させる。それに近い。

殺せんせーって、昔のたけしの被り物みてえな顔。それにしても松井センセの豪快な語りっぷり。Eテレで「殺す」「暗殺」「銃」がバンバン出てくる対談ていったい。

ボボボーボ・ボーボボ

佐藤:ひどいですね
松井:この方の下で、アシスタントを3年ほどやってまして
佐藤:失礼なことを言ってしまいました(爆笑)
松井:「頭おかしんじゃねーの」は、褒め言葉でいいと思います(笑)先生は、会話の中にも笑いを求めていらっしゃるんです。むちゃぶりをしても、何か答えないと。笑わせないと不機嫌になるんです。笑わすことができるんだっていうのが自信になりまして。・・公務員になりたかったんですよ。安定した考え方に憧れて。残念ながら自分は、社会の中で普通の社員としてやる才能がないのをひしひしと思い知り、漫画家になろうと。第1話から、始めることよりも終わらすことを考えてる。

まだ腹抱えて笑うところが多かったんだけど。再放送希望。

後半、佐藤オオキ 発想の転換

佐藤:会議中ですよね。いろいろ資料見せていただくんですけど、強み弱み、歴史などを聞いてるうちに、7つ8つアイデアが出てきて。その中で良さそうなものを2つ3つ持ち帰って立体化する。
松井:ボツ案、300どころじゃないですね。
佐藤:毎週2、3回プレゼンして4案5案出すから相当な数に。墓場で言えば相当膨大な数の墓が。プロジェクト数にすると、1日に30件ぐらいチェックする。社内ミーティングは7~8件ぐらい。1日20件ぐらいってとこですか。ルーティンワーク。毎日同じことを繰り返す。毎日犬の散歩、同じ蕎麦屋・・繰り返していくと微細な変化に気づく。相当つまらない人間だなと。
松井:佐藤さんの「プロフェッショナル」見てたらプライベートな場面がほとんどない。俺と同じ人種かって。プライベート廃人かって(笑)
佐藤:アイデアを一本釣りするのではない。感覚としては、自分は「エアコンのフィルター」みたいなもの。常に空気をこし続けてる。フィルター掃除をすると、たまに面白いアイデアが出たりする。さあ今日は面白いアイデア出すぞ、と思ってもなかなか見つからない。

プレゼンシーンは緊張感が伝わってくる。プロフェッショナル仕事の流儀 見てなかった・・

問題解決ラボ――「あったらいいな」をかたちにする「ひらめき」の技術

問題解決ラボ――「あったらいいな」をかたちにする「ひらめき」の技術

広告を非表示にする