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【感想・まとめ】海原純子 スーパーウーマン症候群とは。

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生い立ち、経歴

父は町医者。
広島で二次被爆した父は体が弱かったため、小さい頃から「親がいつまで生きてるかわからないから、自分でできる仕事をやってほしい」と言われていた。お嬢様育ちに見えると言われてきたので「あらら~」

子供時代はガキ大将で「女大統領」の異名を持つ。小5の時、母の希望で私立の女子校に転校。これまでとは違う品行方正な雰囲気に戸惑い、自分を異質な存在だと感じるように。転校生の海原さんを周囲は受け入れてくれなかった。クラスの中で一番小さい。すごく背が低かったんで「あなたって上からプレスされたみたいね」 と言われて。上からポーンと押さえつけられたというか、そんなにみっともなく見えるのかなって、ショックだとか孤独感が非常に強かった。

本が一番の友達。

かわいげはなくとも大丈夫なものは何か、と考えた時、医師 薬剤師 弁護士とか。医学部薬学部がいいかなと。

19歳、東京慈恵医科大入学。卒業後は大学病院の内科助手。病理学の研究。

25歳で結婚。心や体に悩みを持つ女性達と接するうち、働く女性が気軽に行ける病院が少ないことに気づき、31歳で専用クリニックを南青山に開業。

クリニックへの思い

当時は「内科なのか、婦人科だかわかんないですね」最初は月に一人か二人しか患者さんが来なかった。看護婦さんがひとりいたんですけど、給料払うのに私が当直にバイトに行って、そのお金を...マンションのワンルームからスタートしました。

大企業で働く女性は検診があるけど、そうじゃない人はまだまだ婦人科に行くのは抵抗があった時代。女性の悩みは、科別でやってると「貧血は内科で子宮筋腫は婦人科」になってしまう。そうするとそこから漏れる人が出てくるわけで、両方話聞かないとダメだなって。何かできないかしら、どんな悩みでも相談して、という思いから
クリニックを始めた。

40代で帯状疱疹に。

昼は大学病院、夕方からクリニック、主婦業も。
同性から「あなたは仕事ばっかりしてるから、家のことは何もできないよね」それがすごく悔しいというか、嫌だなって。そのうち夫の実家が阪神淡路大震災で被災。いい妻を目指すうち、帯状疱疹に。

食事ができない状態が何日も続く。右側の顔面神経麻痺が起きていた。歯の治療に行くと、型が合わない。顔も頭も痛くなる。噛もうと思うと、違うとこ噛んじゃったり。ストレスと緊張でかかっていたと判明。

治る過程で体重が10キロ増。顔の皮もむけたり。症状を薬で押さえ込んで仕事をしていた。

辛くても辛いとか、悲しくても悲しいとは言わなかった。愚痴を言うのは嫌いですから。10年間ぐらいお昼をちゃんと食べたこともなかったし、夜もちゃんと眠れなかった。3回流産して出産を諦めた。

周りの期待に応えようとして、自分の人生がおろそかになっていた

スーパーウーマン症候群とは

http://kokoroyamai.net/superwoman/entry71.html
http://kokoroyamai.net/superwoman/entry158.html

60代でジャズに挑戦。
海原純子「Moonlight in Vermont」-Junko Umihara- - YouTube

英語勉強してみたいとか、イタリア語やってみたいとか、いろいろあったかも。でもそれで食べていけないとかね、忙しくてそんな時間ないって捨てちゃったことを、ひとつ拾い出して、今の人生の中に豊かな形で、贅沢に加えるんです。

心の人間ドック

日本医科大学健診医療センターで、週1回ストレス検診。
・受診者が心理テスト・問診票に記入→分析→ストレスに対する気づきや対処方法などを個別解説(心理テストは個別に使われる。学校の中でのコミュニケーション、職業適性など)ストレス予防の健診として立ち上げたのは初めて。

変なもの食べて、お腹が痛くなることがある。そうじゃなくて心の問題がある。「いやだな」「この人会いたくないな」で痛くなることがあるんですね。ですから身体の症状が出ても、体自体だけ治療するのではダメな、治らない病気っていろいろあるんですがそれを「心身症」って言うんです。心の問題に照らし合わせながら、その方の背景を見て治療していくのが心療内科

男性の方だと、家族を次々に亡くしたりしてしまって心配だから、自分の今の状況を知って、どうやればストレスにならずに済むか、とか。

こころとからだは、つながっている。

目を閉じて、レモンを思い浮かべてください。ナイフを取り出して、切って絞る。唾が出ますよね。「梅干」でも(つばが)出ます。体と心はつながっているから身体の症状は心のサインなんです。

人生案内でおなじみ。

寄せられる投稿は、人間関係の悩みが多い。

人とどう関わり、どういうふうに距離感を保つかが心地よく生きていくための大事なポイントかもしれない。

頑張ろうと思っても頑張れない時ってあるよね。そういうスタンスが、病気になってよくわかった。
完璧を目指すのはいい。だけど結果として、できないですからそういう時はSOSのサインを出すのが大事。

そういや産後の状態が思わしくない時に、脳外科と産婦人科と内科を行ったり来たりしたことがあって。病院嫌いを正当化しちゃいけないけどちょっと心がアレな時って
最初にどこにかかったらいいか、わからない時がある。内科から紹介状もらって、二度手間三度手間になるしね。

ami-go45.hatenablog.com