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NHK 変人の正論 福澤諭吉=齋藤孝、坂上忍 

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親友なんていらない!人間は所詮ウジ虫だ!!
福澤諭吉ツイッターやったら、そんな風に呟いたであろうと推測したわけですね。
裏が金スマだったけど、こっち見ました。

坂上:(諭吉の扮装をした齋藤孝に)昨日か一昨日、たけしさんとTVでてたじゃない?福澤諭吉さんなんですか?
山里:そういう事なんですね
齋藤:私のことをご存知ない?
坂上:いやいや、名前ぐらいは知ってますよ
齋藤:名前ぐらい、ですか。随分売れた本も書いたんですけど。まず獣身、獣の身をなしてから人心、ひとのこころを養えと
坂上:何言ってんのこの人
山里:先生に「何言ってんのこの人」って...

福爺自伝

先ず獣身を成して後に人心を養え

齋藤:ご自身では毒舌、毒を吐いているというご自覚は?
坂上:いや、まったくないですね。毒舌ってのはメディアが作った言葉。僕は40過ぎた時に「正直でいよう」と。だから福澤さんは「もう少しお芝居を勉強したほうがいい」
齋藤:この方は正直ですね
山里:一言で僕らの全てを終わらせる。
齋藤:このように私が無理に無理を重ねたところをズバッと突いてくる。

親友はいるのか、または暗殺について。

坂上:友達ってのは”結果論”。そういうのいないでしょ?
山里:なんで決めつけるんですか。
齋藤:私の友の考えと一致しますね。共に学び合う、ハリのある関係こそが友情である。
坂上:あ、もう、正しいと思います。
齋藤:私の嫌いなものは暗殺です。当時気に食わない奴は斬ると。現代において暗殺に類することはありますか?

坂上:いきなり暗殺の質問で俺は戸惑っている。逆に言うと暗殺っていうより、黙殺はあると思う。たとえば若い新入社員が使えない、言われたことしかできない。クビにはなかなかできないみたいな。黙殺しかない。それがいちばんかわいそうなこと。うちの社員には「俺と付き合ったら、俺がお前を切ることはない。ただお前はお前で自分の仕事を探さなきゃいけない。探せないなら同じことをずーっと言い続けるからな。そしたらホントに具合悪い毎日になるよ」だから具合悪い人いっぱいいます。

山里:聞いたところによると坂上さんのドライバー、常に子鹿のように震えていると。
坂上優しくするだけが優しさではない。
齋藤:自分の中のルールとして、決めた時期があるんですね。みんなが優しいのは、嫌われたくないという心の小ささ
坂上:小さいと捉えるのか、みんなで仕事を回すにはそのほうが楽と捉えるのか、会社の為を思ってのことなのか。僕にはわからない。そういう方々がいっぱいいらっしゃったら、僕みたいのがいてバランス取れるのか。
山里:面と向かっている人たちは坂上さんの真意を汲み取ってくれるから、受け入れるかもしれないが。例えばテレビを見て、坂上さんの非常に厳しいシーンを見たときに「この人はなんてひどいことをするんだ、信じられない」真意の分かってない批判に対する怖さは?

坂上:ないです。批判があるから共感があると思う。僕中庸路線は取らない男なんで。自分の経験値からこうだと思うものに対して、内心はブレたりしてるんですけど、動きはブレずにやっていく。共感する人は少なく、批判が大多数だったとしても、やり続けていけばちょっとづつ動いていくものだと思う。全員に好かれるようにしなさいって無理だもん。自分の考えを曲げてまで、交際を求めない。

齋藤:自立する覚悟を決めた時に、初めて自分の足で立てる。坂上さんは自分の足で立ってる気がしますね。

坂上:すごい嬉しいですね(といいつつ握手をためらう)

諭吉はsocietyを人間(じんかん)交際と訳した。学びによって自立せよ。

仕事論にも通じるしネットの使い方にも触れてて、テーマが広範囲に渡る。友達は必要かってことに帰結する。莫逆の友は必要ない。

後半

池田清彦

サイエンティストで成功した人は、最初変だって言われたんだよね。
真理は幻想。凡人は一つが正しければもう一つは間違ってるって言うけど、それは違う。全ては仮説。

僕の友達で社会的に成功してる人って、世間をナメた奴ばっかなんだよね。社会で面白いことやってる。

ことあるごとに、言っていい事と悪い事ってあるでしょ、と言いますね。そんなこと言う奴はアホや。 言っていい事と悪い事なんてねぇんだよ、なぜ悪いかってのを論理的に言うこと。お前の言ってることは失礼だってただ言われても、うるせぇコノヤローって。50年100年経ったら言ってることがわかる。僕が最初に出した本はまだ絶版になってないし。

信の世界に偽詐(ぎさ)多く、疑の世界に真理多し 「学問のすヽめ」

【まとめ】NHK ファミリーヒストリー 坂上忍 父との断絶 - 別館.net.amigo