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SWITCHインタビュー達人達 岡田准一×五嶋龍

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岡田准一

静かで穏やかなんだけど、情を秘めた人
初めて共演した時から老成したような感じ。
自己管理って大変だと思うけど、武術のたしなむ方特有の本当の強さがある(中谷美紀

台本を深く水面下で理解している。(宮藤官九郎
カッコいい人。カリスマがある。(←五嶋龍。1年前ラジオで共演)


五嶋:音楽、エンターティメント、武術・・いろんな話を聞こうと思って1年待った。
岡田:話したいと言ってくれてうれしかった。
五嶋:黒田官兵衛、なんで選ばれたんですか
岡田:僕も渋い!と思った。今の時代は支える人たち、その戦いに対してどうしようとしたか、周りがどう動いたのかを知らないと人は興味を持たない。それが黒田官兵衛
五嶋:彼のどういうところが素敵なのか

岡田:変わった時代。黒田官兵衛は挫折を繰り返しながらどう成長し変わっていくのか。日本の歴史は、何かに生かされている感覚が強い。例えば家や場所、加盟を守るためを第一に考えて行動する。大きくなれば国や土地を、自分が死んでも守らなければならない。大きな流れや場所であったり家柄に感謝をしながら生かされている。日本はそういうのがすごく強い。・・答えになったかな? 

岡田:(大河は)現場づくりも必要。時代物はかつらをつけるから、頭が大きくなる。昔の人をやるときは思っているよりも大きく演じないと軽くなる。ちゃんとお芝居をすることも時代劇には必要。でっちり。お尻を出す時の位置も重要。「姿勢を直しなさい」と言われるけれど、それは骨盤のちょっとした位置。時代物を残していかなければならない役割に居る。
五嶋:(衣装を観て)つま先が出てるのがすごく面白い。
岡田:膝が伸びている感覚がほとんどない。※昔の人間の体の動きに合わせて作られている。肩が上がらないように。甲冑の重さは10キロ以上。五嶋サンも着るなり。骨盤に乗せてしっかり着るのが昔の人に近いとか。甲冑を通して打ち込む「巻き打ち」も披露。
岡田:見た目 甲冑 セット。ものがあるから時代を映せる。頭で想像する以上に心の動きが、現場に入ると明確に分かる。無心にならないと形では勝てない。
※スタントマンではなくすべて自分自身で演じた「SP」
「自分がやることで攻められる部分がある。僕がやることで、監督が撮りたい角度で撮れる。けがをしない体づくり」
体づくりはジークンドーやカリを取り入れた。西洋はひねる動き、武術はしっかり立つこと。体を使うのが求められる職業だから。
見せる技術とやる技術は全然違う。
画面のサイズで芝居も変わってくる。

師と仰ぐ人に出会い、絶対自分が頭の上がらない先生に会うのも大事。

五嶋龍

空手三段。

岡田:一音一音に確信を持っていて意思がある。立ち姿が地面から水を吸い上げているよう。
五嶋:自分の体を使って一杯のホールに届けるには、重心の使い方が大事。地についてないとバランスが悪くなり音も薄っぺらになる。下半身、体全体の使い方。神経、意識、重心。丹田を上に持ってくるカッコつけてるわけではなく、体の理にかなっていると思う。

旋律をまるで会話するようにやり取りする。優れた演奏家は早熟。五嶋龍のコンサートデビューは7歳。

五嶋:技術をショーケースするもの。
岡田:僕はいまだにチェロとかコントラバスがやりたい。できるおじいちゃんになりたい。結婚するならチェロやってる人、安定感があるような感じ。

五嶋:バイオリン、精神が不安定なダメンズばかりですよ(笑)7歳の時、コンサートの前に水鉄砲カメラマンに向けたのは覚えてる。挫折はありますね。ないひとはいないんじゃないですか。中学の終わり。自分の意志を持ったことがなくて。バイオリンを始めること自体は自分の意志だったけど、それからがむしゃらとは違うけど無心でやってて、14歳でアルバム出した時に「これでいいのかな」と。自分で作曲してないものがほとんどだし。コピー人間のようだと思ったことがあった。

五嶋:バイオリンの音色は人間の声に一番近いのではないか。

子供のうちからデビューすること

五嶋:天才だけでは生きていけなくなる。神童が神童ではなくなる。
岡田:周りの意思で仕事を初めて、自分のあり方を思うのに時間がかかり、悩みだした。人気だけではなく、安心される役者になるために10倍20倍頑張ってきた。
五嶋:20歳ぐらいになって、バイオリニストは小さいマーケットにごまんといるんだ。勝ち抜くためにはどうしたらいいのかと、アメリカで初めて思った。勝負するって大変だと。それが喜びなんだって。前進することが僕の一番の喜び。そのプロセスが求めるもの。

いつかバンドも組みたいしDJもやりたいし宇宙にも行きたい、って五嶋サン・・・w生のバイオリン演奏を至近距離で聞くと、そりゃ感激して泣きそうになるわな・・
私事ですが、今日は誕生日。3億円事件、円谷幸吉の自殺、メキシコ五輪の年に生まれました。1月4日の締めくくりがこの番組で良かったです。最後、ふたりでセッションやってたし。ちょこっとだけど。


暮らしに響きを 五嶋龍初登場編 - YouTube

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