別館.net.amigo

人生案内メモ、文字起こし、感想。

当ブログではアフィリエイト広告を利用しています

SWITCHインタビュー達人達 小山薫堂×佐藤可士和 くまモンとユニクロ

当ブログではアフィリエイト広告を利用しています

 小山薫堂(←くまモンの生みの親)

(事務所に)入る度ワクワクするため千人目になると飾り物の動物が設置されている。
千人目になった人は写真撮影も。
行き詰った人のための発想スペースとか、無駄で遊ぶことで発想の刺激になる。
くまモンはサプライズ戦略
ロゴをデザイナーにお願いした時、ついてきたくまモン
キャラクターでやっていこうというのはなかったが、面白いので県庁にお願いし、
自分たちの感覚で使うようになった。横串となっていろんな部署が使っていった。

ぼくは何もしません
きっかけ、チャンスを作って皆さんの道筋は作るけど、県庁の人なり県民が
本気にならないと、僕がいなくなったときに困るし”
一人ひとりのささやかな功績を見つけてほめてあげるのが大切。
目立ってるとこだけに拍手をするのではなく
そこまで気づいてくれたんだ、ってところに拍手をしないと伝わらない。

kumamoto surprise film 「くまもとで、まってる。」 - YouTube
 ひとりでも多くの共感者が出た時成功する。
ある意味宗教、教祖。
プレゼンはバランス。
強引にねじ込もうとするプレゼンと、
相手が身を乗り出して聞きたくなるプレゼンは違う。
「北風と太陽」ですね。


番組つくりは作ったものに感動してくれたり笑ってくれたり、そこにモチベーションがあるわけですね。キャンペーンをやる、プランディングも、自分のやったことによって
其の人がよくなる.。何をして幸せにするかの違い。喜ばせ方の違いがやっている仕事の違い。

ボクの企画の原点は自分の誕生会。ボクと同じ6月23日生まれの男の子が同じクラスにいた。しかも彼の家のお母さんもウチの母親も美容師。ライバルなんですよ。友達はどっちかの誕生会に行かなきゃいけない。やっぱり彼よりたくさん人を集めたい、よりいいプレゼントをもらいたい。こっちに来て欲しいと企画したのが誕生会。メインディッシュは近くのとんかつやサンのカツカレー。

根底にあるのは慮る(おもんばかる)
思い図ることが全ての原点。
企画とはサービス、サービスとは思いやり。
もったいない精神が発想の源
貧乏性なんです。
この世にあるものにはなんらかの使命がある。
それを100%全うしないまま、消えていくのはもったいない。
何か有効活用できないか、もっと良くならないかな。
物はぜんぜん捨てられない・・

もの一つ一つに感情移入するんですよ。
北京でパンツを買った。
パンツを見ると、作ってた工場のおばさんがいるんだと
勝手にパンツ君の人生を考える。
自分は中国で生まれ中国で死ぬのかと思ってたら
ある日知らない日本人に変われボクに履かれ・・・
結局LAで捨てました。
北京で生まれ日本人に買われアメリカで死ぬw

どうやったらもったいなくなるか。
思いつかなければ自分じゃない人、
或いは宇宙人がこれを見たらどう思うんだろう、何に使うか。
最近京都の料亭を引き継いだ、買った。思い切ってますよね。
江戸時代から代々続いたが跡継ぎがなく、伝統を守りたいと
経営を引き継いだ。(画面上は「下鴨茶寮」に見えた)
料亭の中にあるもったいないものを教えてください
うまく活用できてないもの、
川沿いの場所にエアコンの室外機を置くのはもったいない。
発見し改善していく。
お米は大陸から伝わってきた。漢字もそう。
この国の人の上手なところは、何かを自分流に変えること。
「和」って「和(あ)える」と書くでしょう。
違うものと和えて自分のものにするのをこの料亭の魅力にしたい。
武田双雲をゲストに招いて、味わいを書で表すイベント。
イデアは化学反応。
摩擦が起きて火花が散って爆発する。
僕は何もせず、やりたい人が何かやる。
その人の体質を改善してあげて、その人が何かに気づく。
そのお手伝いができたらいい。


佐藤可士和

基本は手ぶら(歴8年)

整理とデザインが理解でき、特化した結果。
現状、メモもとらない。一番大事なことだけ覚えて帰る。
手ぶらになると世界が変わる。自由になって何でもできる気がする。

小山サンとは対照的。
雑種の犬の集まり×アフガンハーフの集まり(←小山サン)
事務所もコンセントは机の中。天井には何もない。
壁は全て収納。
見せる収納から見せない収納に。よく使わない物は共用に。
情報の整理にも応用。
「君、几帳面?」


パッケージがセブン&アイホールディングスのマークや
セブンプレミアムのマークなどが混在しているためロゴを一本化。
発表と震災が重なったため
一発で変わる事にならなかった。
ひとつづつリニューアルすると(先にやったものの)
売り上げがバーンってのびる。半期で過去最高利益。
パッケージが広告化してくる。

整理はエンターティメント

小学校3年生の時、クラスにガキ大将がいた。けんかが強く、勉強できなくて、きたなくて。その子の家に行ったら、コドモ部屋がバシッと整理されてた。机の上に教科書とノートがピシッと並んで。鉛筆が長い順にびしっと並べられてる。けんかは強いけどいろんなことできなさそうな奴がやってた。家帰ってやりましたよ。そのまんま今につながる。ガキ大将がいなかったら、こうはなってなかった。あなたが日本のデザイン界を変えたって言ってない。名前も覚えてない。


ホンダ ステップワゴン CM 1997 Honda Step Wagon Commercial ...

柳井正はなぜ佐藤さんを選んだか

自分たちの思いは自分で見えない。
見えるようにしてくれる能力を信頼してる。
世界に通用するための表現方法を含め提供してもらえる
彼は理解力、物事の本質をつかむ力が圧倒的に強い。
感謝とか美意識の部分できっちりしないと気がすまない。
彼が整理術の本を書いているけど、基本的なことは(自分と)
似ていると思います。
気が合わないと突然ニューヨークでやってくれといわれて
「YES」とは言わないでしょ。

ユニクロをどうやって立ち上げたか
どこへ向かって行くかを柳井さんに聞いた。
それを「問診」と呼ぶんですが、すごい重要で。
クライアントがやりたかったことを実現する。
すごい経営者はすごい面白いことを考えてる。
それを純化した状態で見せられること。答えは相手の中に最初からある。
だからアイディアが出ない不安はない。
つかめないとしたらよっぽど合わない。
プロジェクトのジャッジのできる人と仕事をする。
誰がジャッジしてるかわからないっての、会社員時代死ぬほど味わってる。
誰のために何をしているか、大きくなればなるほどわからない。
頭を抱えたのは今治での仕事。最初は無理だと思った。
今治は瀕死の重症。マーケティングの予算もなく。
タオルのことも考えたことがなく、全てのファクターが遠かった。
「タオルを使ってみてください」
シャワー浴びて、実際使ってクオリティのよさにびっくりした。
品質の良さを軸にブランディングできたらいいと思った。
ないものを外から付加することではなく、元々あるものを磨く。
「5秒ルール」
ユニクロにしてもそうだけど、日本を世界にプレゼンテーションする仕事。