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【抜粋】SWITCH インタビュー 達人達 三浦大知×内村航平 人をひきつけるパフォーマンスとは

内村航平

三浦:すっごい素人みたいな質問していいですか
   ガンってなるじゃないですか、ここ(脇の下)痛くないですか?
内村:痛いです(笑)痛いですけど、パッドがある。
三浦:内村さんと鉄棒見てる感じがすごく贅沢
   もう友達みたいな感じ
内村:もう友達です。本当に。じゃないとできないです。
三浦:いつも一緒にいる感じですもんね。もうなんか呼吸って感じですね

人をひきつけるパフォーマンスとは

三浦:内村くんって呼んで大丈夫ですか
内村:はい。大丈夫です
三浦:内村くん頑張れみたいな。勝手にくん付けで、勝手に同世代で
   親近感覚えてたけど。僕も大ちゃんって呼んで。
内村:...僕は「三浦さん」で...

三浦:ああそうですか(笑)僕だけ君付けで
   僕の曲を聴いてくれてるってのがすごく嬉しかった。
内村:大学生の時かな、同級生が聴いてて「すごいハマってんだよね」みたいな
   ダンスもすごいって。youtubeで動画見たりして。
   歌って踊れるって、僕の中では一番無い感覚なんで。
   2つが完璧に合わさってるなっていうのがあって。

三浦:音楽との関わり方は、どういう時に聴くんですか?
内村:試合の前、練習に行く前に聞いてモチベーションを上げる
   練習中もかけて。家でリラックスするときにも聴いたりしてます。
   (「Turn Off The Light」の)MV見ながら聴いたり
   ダンスがすごいかっこよかったんで、
    モチベーションが上がったの憶えてます。
   その時の記憶がよみがえって、ぐっと上がる。

三浦:どこか作ったストーリーを歌ったりするんですけど
   アスリートって、もう生き様じゃないですか。ちょっとうらやましかったり。
   スポーツが人にもたらす感動に
   音楽が人にもたらす感動が、勝てる日が来るのかな?どっか憧れがある。
内村:それは逆ですね。僕なんかうらやましいです。
   歌って踊れる。僕は絶対出来ないことだからこそうらやましい。
   音楽は、自分のやってることでお客さんを集めて、
   そういうのが僕も欲しいなって
   僕たちは音楽にモチベーションを上げてもらってるし
   やる気を毎日頂いてるので、音楽に対しての感謝は
   アスリートみんな持ってると思います。

オリンピック

内村:特別ですね。いつもと違う力が働いたりしてしまう
   見てても感じるだろうし、難しさはすごく感じる。
   何回出場してても、オリンピックはやっぱり特別なもの。
   合わせるのが難しい大会。
三浦:やっぱりそうなんですね。言われてる「魔物」がどこかにいる。
内村:それも自分で作るものなのかな
   どれだけ特別感を出さずにできるかっていうところ。
   金メダルを取るにはそういう難しさが必要。

三浦:自分もその感覚がすごい好きなんですけど、
   いつも通りやられる方なんだなと。いつも通りをすごい大切にされる方。
   いつも通りをやることの重要性、競技においてはありますか?
内村:体操は特に。普段と違うことをやってしまうと競技につながらない。
   同じ時間に起きたりとかも、いつもどおりにしていくことで
   毎試合同じパフォーマンスができたりするんで、そこすごい気をつけて。

三浦:内村君の演技は、点数競技だと思うんですけど、そこに縛られてない。
   自分もすごいライブが好きなんで、瞬間に出るもの、
   そこにベストを尽くすのが好きだから、してる姿を見て勝手に重ねて。
   見てて励みになります
内村:審判がいて、それについて点数をつけてもらう
   競技としてはそうなんですけど、さらにその上を行くと
   お客さんが喜ぶ演技、感動させる演技ができれば自ずと点は出てくる。
   人に観せることをやるようになってからは、たぶん、
   三浦さんと同じ目線でできてるんじゃないか。
   そこに点数がつけられる。評価の対象が違うのはあると思うんですよ
   でもそこじゃないな
   人の心を感動させることは共通している。どう感動させるか。

三浦:内村君の中で、変換期はあったんですか?
   人の心を打つものが点数につながっていくきっかけ。
内村:2011年。その年って東日本大震災があったり
   日本が大変な時期に、日本で開催された世界選手権。
   東北のみなさんから、すごく感動しましたっていうお手紙を頂いたり
   ああこれか、っていう
   「あそこの演技のあそこがすごく良かったです」とか書かれてて
   毎大会ごとに、自分の最高の演技、人の心を打つ演技をしようって
   いうふうに変わってきました。

三浦:そこから美しい体操を追求するように...
内村:そうですね
三浦:内村君にとっての美しい体操ってどこなんですか?
内村:やっぱり着地なんですよね。誰が見ても終わりってわかるじゃないですか。
   そこで止めた瞬間、ワーっと盛り上がる。自分も周りも。
   着地一つで一体感が生まれる、感動が生まれる。
   有終の美って一番そこ。
三浦:ほんとにぶれないですよね
内村:ありがとうございます。

栄光のその先へ 内村航平語録―8年無敗の軌跡

栄光のその先へ 内村航平語録―8年無敗の軌跡

三浦大知

ソロデビュー直後のライブハウスで

まあ自分のことを見に来る人はゼロだなとか、また一からなんで
まあゼロだよなって思いながら立った瞬間に
あれ何人だったかな、5~6人だったと思うんですけど
「おかえり!」って言ってくれたんです
休業して5年間、自分の歌を待っててくれた人がいたんだって
ステージで感じた時に、自分はこれをやらなきゃいけないと
すごく感じて、その人たちに恩返しを
音楽でしなきゃいけないというのを感じた。
今でも結構思い出す。あれがあるから頑張れる。
三浦大知っていうソロアーティストとしては原点。

きっかけ

昭和仮面ライダーのオープニング映像のビデオが
うちにたまたまあって、それが好きで

(※注:奇しくもこの番組と同時間帯に放送されていたのは「あるある晩餐会」
 仮面ライダー特集。藤岡弘、と岡崎徹の再会シーンが流れていた)

覚えてないんですけど見ながら体を動かしていたのを
うちの母親が見てて「なんかこの子はダンスが好きなんかなあ」
それが6歳。水泳とかいろいろやったんですけど
ダンスだけは自ら楽しい楽しいっていくようになって
それが今日まで続いている。

内村:今何が楽しいって思います?

肉体表現で、自分の体を使っていろいろ表現すること。
当時は踊っている自分が楽しい
根底に有るものは今も変わらずだけど
知れば知るほど奥が見えない。体操もそうだと思います。
動いてない瞬間がダンス的に見えるものがあったりして
それがこの年になってわかる。
日々深まっていく感じがしますね

内村:楽しいことが日々続いてる感じ

そうですね、それは結構共通点なのかなって。
自分が好きなことをずっと続けてきたのは、ボクと内村くん一緒なのかな

内村:好きじゃないと続けられないですよね。

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