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【人生案内】食事に興味がない 最相葉月さんおすすめ 辰巳芳子「あなたのために」

20代女性教員 食事に興味ない(抜粋

実家にいた頃は、深く考えずに母の作ってくれた料理を食べていました。家族一緒に食べる時間に意味があったと思っています。

一人暮らしを始めて5年たちますが、一人で食事に向かう気力が持てず、つらいです(中略)

自炊したいのですが、何を作ればいいのかわかりません。適当にインスタント麵を口にする日は良い方で、何も食べてなかったりヨーグルトで済ませたりすることも。外食にも前向きになれません。毎日違うメニューを用意してくれていた母を尊敬するばかりです。

きちんと食事をして健康的でありたい。食事を楽しみたい。私には高すぎる目標ですか

お察し申し上げます

相談者は息子と同じ年ごろ。かれも一人暮らしで相談者と同じ食生活。

教員、もし小学校中学校勤務なら、まともな食事は給食だけ?異動、学級編成、行事あり。お察し申し上げます。

にんげんだもの。余裕がないと食事は楽しめない。教職という仕事柄「きちんと食事をして健康的でありたい」と表現しがち。「べき」論は自分を追いつめすぎてしまう。

最相葉月さんの回答(抜粋

そんなあなたにおすすめしたいのは、スープです。

嚥下に障害のあった晩年の父に、スープなら飲んでもらえそうだと思って工夫したことがあり、参考にしたのが料理家・辰巳芳子さんが病床の父親に作ったスープを紹介した本「あなたのために」でした。

炒った玄米やしいたけのスープ、根菜のけんちん汁もやさしい。豚のポトフは作り置きしておくと数日楽しめます。野菜のヘタや皮も細かく刻んでおけばおいしくいただける。

辰巳さんは「おつゆ 露」とは「露が降り、ものみな生き返るさま」と書いておられます。欲張らず、身近な野菜や肉から始めてみてください。

お母様への心づくしの料理へのお返しとして、いつの日か作って差し上げられるように。

※新玉ねぎの季節。市販の顆粒コンソメで煮て手軽に。